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手作り&裏読み&日替わりブログ

【仮面ライダーの話】侘寂(わびさび)ライダー・ゼロワン

本日、令和ライダーシリーズの1号作品『仮面ライダーゼロワン』が最終回を迎えました。

終了と同時に、劇場版のCMも解禁になったとのこと。

 

近年のライダー作品は、「大物俳優」や「有名芸能人」がゲスト出演する。これがお約束です。

今回の劇場版に出演するゲストは、『海猿』『悪の教典』『病室で念仏を唱えないでください』等々、多数の作品に出演されている「伊藤英明」氏です。

ネットは、早くもこの話題で盛り上がっています。

www.kamen-rider-official.com(2020/8/30閲覧)

eiga.com(2020/8/30)

 

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しかし、「令和初の、新作仮面ライダー」という触れ込みで始まった『仮面ライダーゼロワン』(以下『ゼロワン』と表記)ですが…。

振り返ってみれば、これまでに無い「大変なライダー」でした。

 

何せ、「新型コロナウイルス騒動」で大打撃を受けた作品です。

仮面ライダーシリーズは数あれど、疫病で撮影が中断したという作品は無かった。

特別編などを挟み、何とか放送終了まで途切れなく続きましたが、関係者の苦労は物凄かったハズ。お疲れ様です。

(これは、『ゼロワン』に限ったことではありませんね。2020年の作品は、皆同じ)

 

また、関係者の中に「相方がトイレでやらかしてしまい、変な気の遣われ方をした人」がいらっしゃいまして、何とも微妙な雰囲気に。

気を遣われた当人さんは、全く悪くないのに…ねぇ。

 

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舞台裏ではドタバタした『ゼロワン』でしたが、作品内容はかなり興味深いものでした。良作。

「AI(人工知能)との共存」という、扱い方次第で重くも面白くもなるテーマを、ライダーシリーズらしい終わり方でまとめて頂けたと思います。

 

 

「この話の、ここが良かった!」的な記事は、別の機会に書く事にして…。

筆者が『ゼロワン』で興味を惹かれた部分を述べさせて頂くと、ズバリ「ライダーのデザイン」です。平成シリーズから、根本的にモデルチェンジしたデザインだと考えています。

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(上画像:ゼロワンの基礎形態「ライジングホッパー」)

 

『仮面ライダー』といえば、やはりバッタです。

「バッタの脚力を用いて、キックを放つ」というコンセプトで作られたのが、初代の仮面ライダーでした。その為、後続作品のライダーも「バッタを連想させる要素」を持つことが、半ばお約束となっていました。

例えば、「緑色の外皮」「丸くて大きな目」「触覚っぽい角」「草食昆虫っぽい顎」といったデザインが多かった。

ただ、最近のライダーは、「キックが必殺技」という設定は色濃く残っているものの、バッタの要素が薄かった。平成作品でバッタ要素が濃かったのは、12作目の『仮面ライダーOOO(オーズ)』くらいではないでしょうか。

 

これは、「バッタを排除」したのではなく、「過去作品の二番煎じと言われない、オリジナリティ溢れる作品にしよう」という前向きな理由の帰結でしょう。

ただ、弊害として「シンプルさが損なわれること」が増えた感があります。

その弊害を、『ゼロワン』では感じませんでした。ハッキリと「バッタがモチーフ」であることが分かりましたし、デザインもシンプル。非常にスッキリしていて、気持ちよさすらあります。

 

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また、このシンプルさは、「各種フォーム(能力変化形態)」や「強化形態」のデザインにも表れています。

特に、最終強化形態の「ゼロツー」のデザインが秀逸。

仮面ライダーゼロワン RKF 仮面ライダーゼロツー(提供:Amazon)

(上画像:ゼロワンの最終強化形態「ゼロツー」)

 

基礎形態と強化形態を並べてみると分かりますが、どちらもシンプルなデザインです。しかし、強化形態の方が力強く感じるデザイン。赤色が効いていますね。

無駄がないのに、なぜか豪華に見えます。

S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーゼロワン 約150mm PVC&ABS製 塗装済み可動フィギュア仮面ライダーゼロワン RKF 仮面ライダーゼロツー
(提供:Amazon)

 

平成ライダーシリーズは、強化形態が「超豪華トッピング」になる場合が多く、シンプルさは少なめ。

それはそれで面白いのですが、どんどんインフレ化していった…ともいえます。そこにシンプルなデザインの「ゼロワン」が続く。これが効きます。

日本の美意識のひとつ「侘寂(わび・さび)」に通じるものがありますね。

 

ちなみに、「超豪華トッピング」の例として、前作『仮面ライダージオウ』の基礎&強化形態の画像を下記に。

S.H.フィギュアーツ 仮面ライダージオウ 約145mm PVC&ABS製 塗装済み可動フィギュア仮面ライダージオウ RKF ライダーアーマーシリーズ 仮面ライダーグランドジオウ(提供:Amazon)

(上画像:左がジオウの基礎形態。右が強化形態の「グランドジオウ」)

 

『仮面ライダージオウ』は、基本コンセプトが「平成最後のライダー祭り」的なものですので、豪華になった方がいい。

ただ、そういうシリーズばっかりでは視聴者が慣れてしまいます。豪華なライダーが多数出演するシリーズの合間に、シンプルさ重視の『ゼロワン』の登場。これがスパイスとして効いたと考えます。

 

 

偶には、「シンプル・イズ・ベスト」で。

 

 

-----------------(記事了)-----------------

 

 

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  • 発売日: 2020/06/27
  • メディア: おもちゃ&ホビー