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【映画の話】『ランボー』は、筋肉映画ではなく「めっちゃ渋い映画」だった…

ヒット映画シリーズは数あれど、第一作を見れば「え?こんなのだっけ?」というものがあります。要は「続編とのギャップが大きい」という映画シリーズの話。

 

割と有名なのは、『ターミネーター』ですね。

大ヒットした『ターミネーター2』は、正義と悪のサイボーグが殴り合うという王道のアクション映画でした。が、第一作『ターミネーター』は、シュワルツェネッガー演じるターミネーターが悪役。主人公を殺す為に、ひたすら追いかけてくるという「ホラー映画」に近いものでした。『ターミネーター2』とのギャップが大きい。

 

こういう「一作目と二作目のギャップが大きい」作品といえば、思い浮かぶのがランボーシリーズです。

こちらは、シュワルツェネッガー氏と同じ筋肉キャラの「シルベスター・スタローン」氏が主役を張る人気シリーズ。

現在、最終作となる『ランボー ラスト・ブラッド』が公開中です。

gaga.ne.jp(2020/8/11閲覧)

 

ランボー』シリーズは、現在公開中の最新作を含めて、全五作。

過去作中で最もヒットしたのは、第二作『ランボー 怒りの脱出』でしょう。

ランボー:ファーストブラッド パートII (怒りの脱出) (字幕版)(提供:Amazon)

 

ランボー 怒りの脱出』は、「ベトナム戦争終了後も、戦地で捕らえられたままの状態でいる、アメリカ人捕虜を救出する」という、筋肉&アメリカ万歳映画です。

アクション要素強めで、「捕虜を助けるヒーロー」が主人公の娯楽作品に仕上がっています。

 

しかし、第一作は全然違う雰囲気です。ヒーロー性の欠片もなく、「精神を病んだ兵士」という、ダークな主人公が出てくる映画です。

ランボー (字幕版)(提供:Amazon)

 

ランボー』というのは、実は邦題。原題は『First Blood(ファースト・ブラッド)』です。

この「First Blood」という言葉。直訳すれば「最初の血」となります。これだけでは何の事やら意味不明ですが、意訳すると「最初の流血」となり、もっと深く読めば「先に戦いを仕掛けた方」となります。「先制攻撃」という見方も出来ます。

この題名、映画の内容と深い関わりがあります。

 

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ランボー』の内容をザックリ説明すると、以下の様なものになります。

 

 

▼物語の舞台は、1980年代のアメリカ。

アメリカの片田舎に、一人の成人男性がやって来た。彼の名は「ジョン・ランボー」。ベトナム戦争の帰還兵である。

ランボーがこの場所を訪れた理由は、「ベトナム時代の戦友に会う」というものだった。しかし、その戦友は既に亡くなっており、ランボーは目的を失ってしまう。

 

▼失意のランボーが田舎町を歩いていると、地域担当の保安官がやってきた。この保安官は、余所者に厳しい。ランボーの粗末な身なりを見て、「トラブルを起こす前に、さっさと去れ」と警告する。

▼その後、町を去ろうとしないランボーを見つけた保安官。ランボーを逮捕し、保安官事務所に連行。取り調べを行うが、「取り調べ」とは名ばかり。実際には「殴る蹴る」「水をぶっかける」等々、ランボーを痛めつけるものであった。

 

▼理不尽な扱いを受け、最初は耐えていたランボー。しかし、髭剃り用のカミソリを見た時、ベトナムで受けた拷問の様子がフラッシュバック。興奮したランボーは、保安官を薙ぎ倒し、事務所から脱出。近くの山に逃げ込んだ。

▼メンツを潰され怒る保安官。ランボーを追って山狩りを開始するも、返り討ちを喰らう羽目になる。それもそのハズ。ランボーは特殊部隊の勇士であり、ベトナム戦争で華々しい成果を出した手練れだったのだ。田舎の保安官が勝てる相手ではない。

▼この騒ぎは、州警察や州兵が出るレベルにまで拡大。ランボーの元上官である「トラウトマン大佐」までもが現地にやって来て、ランボーに投降を促す。

▼しかし、ランボー「先に手を出してきたのは、保安官だ」として投降を拒否。ここに「ランボーvs保安官・州警察・州軍」という構図が出来上がる。

 

▼この様子を見て、トラウトマン大佐は嘆き、酷く心配する。しかし、それはランボーに向けられたものではなかった。大佐は、ランボーの実力をよく知っている。大佐が心配したのは、保安官を始めとする「ランボーを追う側の者」であった。

そして、大佐の心配は、徐々に現実のものとなっていく。

 

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最後に、ひとつ余談を。

 

この『ランボー』ですが、あの自称クソアニメ『ポプテピピック』でパロディのネタにされたことがあります。

そのネタを象徴するのは、下記に示す「映像ソフトのパッケージ」です。

ポプテピピック TVスペシャル Blu-ray(提供:Amazon)

 

元ネタと並べてみましょう。

ランボー (字幕版)ポプテピピック TVスペシャル Blu-ray

 

清々しいくらい、『ポプテピピック』がパクってパロディにしています。

パッケージだけではなく、アニメ本編でも「映画そのままじゃん」と言わしめる、酷いパクリ忠実過ぎるパロディに仕上がっています。モトネタの雰囲気をブチ壊すのは、さすが『ポプテピピック』と言うべきですか…ねぇ。

 

ただ、パロディが出現するということは、「原作が有名である」ということの裏返し。

加えて、「元ネタが渋ければ渋いほど、茶化したパロディとの落差でウケる」という話にもなります。

 

ランボー』の渋さは、なかなかに奥の深い渋さ。見応えアリの名作です。

 

 

-----------------(記事了)-----------------

 

 

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