ご存じの方も多いでしょうが、芸能界でまた不倫騒動が発生しています。
今回の中心人物は、お笑いコンビ「アンジャッシュ」の「渡部建」氏。
文春に不倫ネタをスッパ抜かれ、関係者は大わらわ。
bunshun.jp(2020/6/10)
今回の騒動で特徴的だったのは、「文春に取材を申し込まれた時点で、渡部氏が先手を打って雲隠れした」という点ですね。
記事が発表される前に、「自ら自粛を申し出る」という形で、様々な媒体への出演を中止しています。
渡部氏は売れっ子で、複数のテレビ・ラジオ番組や企業CMに登場していました。
また、グルメ関係にも強い方であり、お店紹介の仕事も多数やっていた為、関係店舗も多い。
その全てから距離を置くor置かれる状況になっていて、かなり不毛な展開へと移行しています。
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中でも気の毒なのは、お嫁さんの「佐々木希」氏と、相方の「児嶋一哉」氏です。
今回の不倫騒動で、お二方に非があったという話は出ていません。それでも、表に出てこない渡部氏に代わって、謝罪コメントを出していらっしゃいます。
自分がやったことではないのに…ねぇ。
また、お二人だけでなく、渡部氏が出演していたテレビ番組の共演者も「何とか番組への悪影響を減らそう」と考え、苦しい想いをされている模様。
身内を庇う為とはいえ、見ていて気の毒になりますね。
www.oricon.co.jp(2020/6/12)
mdpr.jp(2020/6/13)
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この手の不倫騒動は、今に始まったことではありません。過去に何度もありました。
週刊誌・ゴシップ紙が「どこかに不倫ネタはないか?」と嗅ぎまわり、探し出しては何度も記事になっています。
そして、発表後に大炎上。巨額の損害賠償・違約金をスポンサーに支払ったり、表舞台から消えたり等々、酷い目に遭う方が多い。
今更言うまでもない、周知の事実。
こういう炎上騒動は、もう起こってしまった以上、無かったことにはできません。
ただ、炎の勢いを小さくして、被害を減らすことは可能です。
いわゆる「火消し」というヤツです。
火消しを効果的に行うには、いくつもの重要ポイントがあります。
その中でも最重要とされるのは、「早い段階で、キッチリとした釈明会見をやること」です。
渡部氏の場合は、この点が全く達成されていない。それどころか、一番近しい被害者である嫁さんと相方さんに謝罪コメントを出させる形になっています。これは最も批判される形。火に油どころの話ではありません。
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恐らくは、週刊誌サイドも第二・第三のネタを用意しているハズ。
それらが出てくるまでに、ちゃんと釈明会見を開いた方がいい。
会見の場では、強烈なツッコミを喰らうでしょうが、どうせ喰らうなら早めにした方がいいでしょう。機会が後になればなるほど、ダメージに利息がつきますので。
炎上被害を小さくしたいのであれば、早々に行動するしかない。
渡部氏が、今どこにいるのか分かりませんし、何をやっているのかも分かりません。しかし、身内への傷を増やしたくなければ、表に出るしかないのでは?
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なお…この手の炎上騒動を見る度に考えることがあります。
それは「世間(一般人)の側が、炎上騒動に参加しないで済む方法はないのか?」ということ。
週刊誌やゴシップ紙が不倫騒動を報じるのは、「雑誌や新聞が売れるから」です。
他のメディアも同じ。視聴率が稼げるから、取り上げるのです。
ネタ元が不倫です。
配偶者がいるのに、他者と深い仲になるのは、現代日本で「道義的にまずいこと」です。
その為、週刊誌サイドに「取材するのはけしからん」とは言いにくい。
同じ理由で、世間も「問題となった人物」を叩き易い。
義憤から批判する人もいますが、鬱憤晴らしで乗っかる人もいるでしょう。
ただ、正面切って「あんた、鬱憤晴らしで叩いてない?」とも言いにくいし、言ったところでトボけられたら無意味です。それどころか、聞いた側が批判されるかも知れません。「周囲の者が可哀想なのに、批判してはいけないの?」「批判がダメって、アンタも不倫を擁護するの?」となってしまうので。
難しい問題です。
では、こういう「難しい空気」を生み出さない方法はあるのか?…といえば、無いことはない。
この手の「不倫炎上バッシング」を、世間がやらない様にするor起こる可能性を減らす方法は、あります。
その方法は…次回記事にて。
長くなるので、本日はここまでとさせてください。
--------------(記事了)--------------
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