1989年4月21日。日本で、とあるゲーム機が発売されました。
その名は「ゲームボーイ」。
当時は、ファミコン等の家庭用ゲーム機全盛期時代。
その時代にはあまりなかった「ソフト交換式の携帯ゲーム機」として売り出されたのが、このゲームボーイでした。
発売元は、ゲーム界の巨人「任天堂」さんです。
(提供:Amazon)
元祖ゲームボーイは、白黒液晶ディスプレイを搭載したタイプ。
その後、カラー対応機種や小型軽量化機種などが続々と発売され、累計販売台数は1億1869万台に至っています。
これは、任天堂製ゲーム機で最も売れた「ニンテンドーDS」の1億5402万台に次ぐ数字。
めちゃくちゃ売れた大ヒット商品です。
www.nintendo.co.jp(2020/4/21閲覧)
(参考:Nintendo公式ページ「GAME BOY ハードウェア一覧」)
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この初代ゲームボーイですが…。
メチャクチャ売れたという「華々しい話」も多いのですが、他のゲーム機では聞いたことがない驚異の逸話を持つ商品です。
その逸話とは、「爆弾で攻撃されても壊れなかった」という話。
その「爆撃に耐えたゲームボーイ」の動画があります。
www.youtube.com(2020/4/21閲覧)
上記動画には、「焼け焦げたゲームボーイ」に関する、英語の解説プレートが映っています。そこには、以下の様な事情が書かれています。
◆このゲームボーイは、1990~1991年に中東で勃発した「湾岸戦争」の時のもの。
◆戦地の兵舎にゲームボーイが持ち込まれていたが、その兵舎が爆撃を受けた。
◆しかし、爆撃を受けてもゲームボーイは壊れず、普通に作動した。
本体の表面は焼け焦げ、グニャグニャに変形しています。
しかし、中身は無事。普通に「テトリス」が作動していますね。
任天堂製品は、その辺の戦闘車両よりも頑丈なのか…?
ちなみに、上記ゲームボーイ動画が撮影された場所は、アメリカ・ニューヨークにある任天堂直営店「Nintendo World Store」です。
www.nintendonyc.com(2020/4/21閲覧)
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ゲームボーイは、「未だに新作が発売されている、超有名シリーズの第一作」が多数発売されたことでも有名。
ちょっと名前を挙げただけでも、
『SaGa』
『スーパーロボット大戦』
『聖剣伝説』
『ドラゴンクエストモンスターズ』
『ポケットモンスター』
『星のカービィ』
『メダロット』
『ワリオ』
これくらいはあります。
(提供:Amazon)
また、「他機種からの移植作品」も多かったのですが、ゲームボーイの性能が低かった為、「移植というより、ゲームボーイのオリジナル作品になってしまった」というソフトも数多ありました。
その手のソフトはいくつかありますが…
筆者が驚いたのは『バイオハザード』の外伝作品が発売されていたことです。
(提供:Amazon)
『バイオハザード』の第一作は、元々「プレイステーション」で発売されたものです。
ゲームボーイの性能で、プレイステーションのゲームをそのまま移植というのは無理。
その為、大幅にゲーム内容が変わってしまい、ゲームボーイのオリジナル作品になってしまいました。
「襲ってくるゾンビを倒す」というホラーテイストは同じですが…バイオハザード愛好家の間では、賛否両論が激しい作品です。
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ちなみに、ゲームボーイにも「レトロゲームにありがちな話」があります。
それは、「ゲームボーイ用ソフトの中には、驚きのプレミア価格のついたソフトがある」という話です。
筆者の知る中で、最も高いソフトは『ファンタズム』というソフト。
これは、つい最近放送された「ゲームセンターCX」で、有野課長がプレイしていたゲームです。
(提供:Amazon)
この『ファンタズム』。
中古専門店やオークションでの相場は、最高で10万円前後です。
お家にレトロゲームが眠っている方は、一度『ファンタズム』を探してみてはいかがでしょうか?
状態次第で、結構なお値打ち品になるかも?
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