ポテトチップス。
説明不要の、超定番スナック菓子です。「オヤツ」や「酒のツマミ」にピッタリのお菓子。
ポテトチップス(以下「ポテチ」と表記)を製造している会社は多く、種類も様々。
定番の「塩味」「コンソメ味」を筆頭に、様々なフレーバーが発売されています。また、新フレーバーも盛んに開発・発表されています。
その流れは、今年も同じ。
2020年2月17日。
大手菓子メーカーの「カルビー」さんから、ポテチの新フレーバーが16種類・同時に発売されました。
いわゆる「ご当地の味」シリーズです。
www.calbee.co.jp(2020/2/25閲覧)
今回の新フレーバーは、以下の16種類。
◆北海道「鮭(さけ)とば味」
◆青森「焼きにんにく味」
◆宮城「仙台牛ステーキ味わさび仕立て」
◆新潟「笹だんご味」
◆茨城「焼きいもバター味」
◆千葉「丸大豆しょうゆ味」
◆神奈川「ニュータンタンメン味」
◆石川「能登のいしる味」
◆岐阜「五平餅風味」
◆奈良「きなこ雑煮味」
◆徳島「鯛だし香る鳴門のうず塩味」
◆香川「オリーブオイルと塩味」
◆熊本「からし蓮根味」
◆大分「中津からあげ味」
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筆者は関西人です。
近所の量販店に行ったところ、上記商品の中で「兵庫・いかなごのくぎ煮味」を発見し入手。食べてみました。
(提供:Amazon)
www.kobe-np.co.jp(2020/2/5)
食べた感想は…「美味い」。
甘辛出汁の中に生姜の風味が効いていて、純和風の味わい。
味のバランスも良く、濃すぎず・薄すぎずの絶妙な味。
この手の「変わった味のお菓子」は、かなりキワモノが混じっていることが多いのですが…。
「いかなごのくぎ煮味ポテチ」については、定番にして欲しいレベルです。
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ここで、念の為に解説を。
関西地域に馴染みの薄い方で、「いかなごのくぎ煮って何?」と思われる読者様がいるかも知れませんので、元ネタを紹介致します。
「いかなごのくぎ煮」は、「いかなご」という魚を材料にした佃煮の一種です。
甘辛い味で、ご飯のお供にピッタリ。関西のスーパーや量販店では、お馴染みの商品です。旅行客向けに、「関西のお土産」としても販売されています。
名前の由来は諸説ありますが、「仕上がったいかなごの姿が、釘に似ている」というものが有名です。
kugini.jp(2020/2/25閲覧)
「いかなご」は、全国各地で獲れますが、呼び名が違います。
関西でも「カマスゴ」と呼ぶ地方もアリ。関東では「小女子 (コウナゴ)」、九州北部などでは「カナギ」と呼ばれることもアリ。
この「いかなご」の稚魚(「シンコ」と呼ばれる)を、砂糖・醤油・酒などを混ぜた甘辛い出汁で煮込んだものが、「いかなごのくぎ煮」です。
イメージとしては「ちりめんじゃこ」に近いですが、手間をかけて煮込んでいる為、味は全く違います。
ご飯のお供に最適。
(提供:Amazon)
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なお、この「いかなごのくぎ煮味ポテチ」は、数量限定・期間限定の商品。
長くとも、3月下旬には終売予定とのこと。
かなり美味い商品の為、定番に昇格する可能性はある…と考えますが、それは発売元であるカルビーさん次第です。
今回の発売分だけで終わるかもしれません。
今はまだ在庫がありますので、興味のある方は是非食べてみて下さいませ。
インドアのお供にピッタリです。
------------(記事了)------------