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【違法薬物の話】黄泉沼へ沈む前に、立ち止まる勇気

ここ最近、違法薬物関連の話が多い。

「有名人が逮捕」との話もいくつか出ていますが、その中でも最も騒がしいのは、「沢尻エリカ」容疑者に関するニュースでしょう。

そんな沢尻容疑者に、新情報が追加されました。

www.sankei.com(2019/12/6)

合成麻薬MDMA」を所持したとして麻薬取締法違反容疑で女優の沢尻エリカ容疑者(33)=東京都目黒区碑文谷(ひもんや)=が逮捕された事件で、警視庁組織犯罪対策5課が自宅から合成麻薬「LSD」を押収していたことが6日、捜査関係者への取材で分かった。

東京地検は勾留期限の6日に起訴するか刑事処分を判断する。

 

捜査関係者によると、11月16日朝の家宅捜索時に紙片を発見し、鑑定の結果、紙片からLSDが検出された。

LSDを染み込ませた紙片を口に含んで使用するタイプとみられる。沢尻容疑者は、捜索で押収された粉末状のMDMAが入ったカプセル2個とともに所持を認めている。

 (https://www.sankei.com/affairs/news/191206/afr1912060004-n1.htmlより。改行・強調等は筆者によるもの。以下同)

 

LSD(エル・エス・ディ)は、強烈な幻覚作用のある麻薬の一種。勿論、日本では違法薬物に指定されています。

沢尻容疑者は、「MDMAだけではなく、大麻・コカイン・LSDも服用した」と供述していましたが、証拠が押さえられたとの報道は見当たらなかった。

今回、LSDの現物が押収されたとのこと。どんどん罪が重くなる方向に行っています。

 

勾留期限は本日・12月6日まで。今日中に動きがあり、またニュースになるでしょう。

(※12/6 18:00追記 沢尻容疑者は起訴されました。が、直後に弁護士から保釈請求が出て、地裁が保釈を決定しました)

 

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連日報道される、薬物犯罪の話と、違法薬物の怖さの話。

ネット・テレビ・ラジオ・出版物…様々なメディアを通して、多くの方が情報を伝えています。

 

その中で、筆者が特に関心を持った方が2名いらっしゃいます。

どちらも、身に染みて薬物・依存症の怖さをご存じの方です。

その方たちが語った言葉を当記事で紹介させて頂き、読者様が薬物を軽く考えない様にして貰えれば…と考えます。

 

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一人目は、「十枝晃太郎(とえだ・こうたろう)」氏。この方は、かつて重度の薬物依存症でした。が、今では薬物を絶ち、薬物依存症更生施設「館山ダルク」の代表を務めていらっしゃいます。

www.tateyamadarc.com(2019/12/6閲覧)

 

十枝氏によれば、

「”違法薬物は、自分には関係ない”と思う人が危ない。決して他人事ではない」

「最初は大麻などから手を付けるが、そのうちドンドン過激化してきて、より強い効果のあるものに手を出す」

「違法薬物に触れる、最初の一歩をどう止めるか? そこが最も重要」

とのこと。

当時の僕は普通の人の感覚と同じで、麻薬や覚せい剤などには全く興味がありませんでした。しいて言えば当時の自分にとって一番興味があったことといえば、異性のことでした。

 

まさか自分に麻薬の出会いがあるとは思ってもいませんでしたし、そんなものはテレビの中だけの話で実際にはありえないとさえも思いませんでした。それほど無関係な話でした。

 

おそらくですが、薬物に陥った経験のある人たちの入口は僕と同様ではなかったでしょうか。

遠い世界と思っていた薬物だったのに、意外と身近に落とし穴があるものなのです。それは現在でも同じでしょう。

 

その当時は情報も少なかったですし「クサは安全・タバコより害が少ない」「やめられなくなることは絶対にない」と、決まり文句のようにその友人は言っていましたが……。

今にして思えばそれに手を出す自分には、かなりの問題があったと思います。ですが、当時はそのことには気づきませんでした。

 

その後の人生の崩落などは少しも考えず、その場の流れのままパイプを回していました。

それが幕開けでした。僕の場合、海に行く時も踊りに行く時も、大麻が「なくてはならないもの」になるまでに時間はかかりませんでした。

(注:上記引用内で「クサ」とは、大麻のこと)(https://shuchi.php.co.jp/article/6964?p=1

 

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二人目は、漫画家の「西原理恵子(さいばら・りえこ)」氏。

西原氏は、『毎日かあさん』等の著書で知られた方ですが、最近はパートナーである整形外科医「高須克弥」氏との話でよく名前が出る方です。

(提供:Neowing)

(著:西原理恵子毎日新聞社)

 

西原氏は、お亡くなりになった前の旦那さんがアルコール依存症だった過去があり、患者家族としての経験をお持ちの方です。

その経験を、先日放送されたテレビ番組「ワイドナショー」の中で語っておられました。

www.fujitv.co.jp

 

番組内で西原氏が語った内容は、以下の様なもの。

 

薬物にしろアルコールにしろ、依存症は病気。「家族の愛情」なんてものでは絶対に治らない。医師など専門家の力を借りて、初めて治療ができる。

依存症患者が「本気で治療をやろう」と思う瞬間は、死を意識した時。患者仲間が次々と死んでいき、「次は自分の番かも…」と思った時に、初めて自ら更生施設に入る気になる。

 

◆昔、薬物製造に関わっていた人物に、取材を試みたことがある。その方が言うに、

「そもそも、法律で禁止されている薬物をやろうと思う時点で、遵法意識の欠けた変な人間だ。その人間が違法薬物をやれば、更に変人になって手が付けられない」

MDMAは、素人が作る薬物だ。いろいろゴチャ混ぜにして固めたものであり、何がどれだけ入っているか分からない。飲んだら死ぬかも知れない品であり、手を出すのは危険極まりない」

 

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十枝氏と西原氏の話を総合すると、

 

◆「ちょっとだけなら」という軽い気持ちで違法薬物に手を出す人が多いが、その油断が命取り。

◆違法薬物は、手を出したらアウト。「いつでも止められるから平気」というのは、全くアテにならない戯言。止めるどころか、エスカレートする一方。

 

◆依存症は病気。死ぬこともある。専門家でなければ治療できない。

◆違法薬物は、そもそも法の縛りを受けないものである為、品質保証は皆無。MDMAはその最たるもので、「素人が適当に作ったもの」「どれが毒か分からない」という劣悪な品。

 

こうなります。

経験者の言うことは、重みがありますよ。

 

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依存症患者の話を聞くと、「完治した」という言葉は出てきません。

「止め続けることに成功している」という表現は聞きます。

 

先に名前が出た十枝氏の著書プロフィールには、

「薬物を絶つ決心をして更生施設に入り、14年以上薬物を絶っている」

という表記があります。完全に治ったとは書いてありません。

つまり、「依存症になったが最後、常に薬物への誘惑があり、それと戦わなければならない」という意味になります。

 

同様のことは、今年逮捕された「田代まさし」容疑者も言っていました。

「依存症が治った」ではなく「今日も薬をやらないことに成功した」と考えるそうで。

 

 

違法薬物は、実は身近に潜んでいるもの。

依存症は、誰でもなり得るもの。

もし依存症になれば、一生誘惑と戦い続けねばならない。

…そう考えると、とても違法薬物に手を出す気になれません。

 

「手を出す前に、立ち止まること」が、その後の運命を分けます。

軽い気持ちで始めては駄目。

 

 

-----------------(記事了)-----------------

 

 

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