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【マンガの話】静かなる薬物犯罪

いつの世でも、薬物犯罪の話は無くなりません。

特に最近は、有名人が立て続けに逮捕されています。ワイドショー的なメディアは、その話題で持ち切り。お堅い報道番組でも、よく取り上げられています。

今しきりに騒がれているのは、「次は誰が捕まるのか?」という話。

www.news-postseven.com(2019/11/24)

 

この手の「次の逮捕者は?」的な話は、結局のところ噂話の域を出ないものばかり。疑惑の人物は全部イニシャル表記で、人物像も「どうとでも取れる特徴」を並べるだけ。

当事者や関係者は震えて読んでいるのかも知れませんが、そうでない一般人にとっては重要な話ではありません。

「ふ~ん、そうなの」程度で流すのが無難かと。

 

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薬物犯罪のニュースに触れる時、筆者の様な一般人が重視するべきは、

「次はどの有名人が捕まるのか?」

という点ではなく、

「自分も薬物犯罪に巻き込まれないか?」

というものだと考えます。

 

今や、「小学生が違法薬物事件に係わった」というニュースが出る時代。何時・何処で・誰が事件に巻き込まれるか、分かったモンじゃありません。

違法薬物を買うのは、有名人だけじゃないのです。

(参考:「大麻吸った」小6男児が衝撃の告白 京都府警、児相への通告検討  産経WEST

 

 

そんな「身近な薬物犯罪」について、淡々と描いた漫画作品があります。当記事では、その作品をご紹介します。

作品のタイトルは『マトリズム』です。

 

(提供:Neowing)

(著:鈴木マサカズ日本文芸社)

 

『マトリズム』は、「週刊漫画ゴラク」誌上で連載中の作品です。コミックスは、既刊8巻。

タイトルの由来は、麻薬取締官のあだ名「麻取(まとり)」から。その麻薬取締官を主要キャラとして、薬物犯罪を描く作品になっています。

 

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『マトリズム』の舞台は、現代の日本。

その特徴は、

「格闘や銃撃戦など、ド派手なアクション要素は無い」

「犯行の様子→地道な捜査→発覚して逮捕という、淡々とした流れ」

「特別な人間が薬物に手を出すワケではなく、普通の人でも手を出す」

という点を重視していることです。

 

特に3つ目の「誰でも薬物犯罪者になる」という点が目を引きます。

超有名俳優とか、反社会的勢力とか、そういった人々が逮捕されるエピソードは至極稀。捕まる者の大半は、ごく普通の人ばかり。例えば…

◆主婦

◆教師

◆スーパーの店員

こういう人々が違法薬物に手を出し、追いつめられる様子を描いています。

 

また、「薬物に係わった者が身近にいて、捜査に巻き込まれた者」を描いている場合もあり。例えば…

◆家族や同僚に薬物中毒者がいたが、気付かなかった。

◆家族に中毒者がいて逮捕され、残された者が世間からバッシングを受ける。

◆中毒者の家族が、違法薬物の存在に気付き、自首を促す。

こういった場面があります。

 

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筆者が『マトリズム』を読んで、最も印象に残った場面は、「麻薬取締官が、違法薬物を入手したものの・初めて使う前に逮捕された容疑者に対し、諭すように語りかけるシーン」です。

その時のセリフは、以下の様な感じ。

「違法薬物をやる者は、”自分には何も失うものがない”と思った後に、クスリに手を出す連中が多い」

「しかし、そんな連中が最後まで持っていたハズの”人間らしさ”まで奪うのが、違法薬物だ」

「お前は、手を出す直前で捕まった。それは幸運なことだ。本当の意味で全てを失う前に、止まることができたのだから」

 

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『マトリズム』で描かれる「薬物中毒の症状」は、ド派手なものではありません。

2018年に、刑事ドラマ『相棒』の中で問題視された「シャブ山シャブ子」みたいな凶行に出る中毒者は、劇中で描かれていません。

ただ、「静かに壊れていく」という、ヒンヤリした恐怖は多数描かれています。

 

多幸感を得られたとしても、それは最初だけ。薬物の使用量は増す一方で、快感よりも害の方が目立ってきます。

加えて、量だけでなく質も変わってきます。最初は”副作用が少ない”とされる薬物から入ったとしても、「次はもっと効き目の強い薬を」となり、泥沼にハマる一方へ。

 

『マトリズム』の中で言及された害は、

◆異様な喉の渇きや、空腹感の出現(突然に食欲が5~6倍になる等)

◆もの忘れが激しくなる、身なりや生活態度が著しく乱雑になる等、認知能力や判断力の低下

◆幻聴や幻覚が起こったり、「誰かが自分を狙っている」という根拠のない被害妄想の出現

こういった症状がどんどん進みますが、自分の力で薬物を止められず、遂にはオーバードーズ(過剰摂取)で死亡することもアリ。

 

違法薬物が、地味に体を蝕んでいく様子を描く『マトリズム』。

クスリの害を軽く考えている方にとっては、かなり怖い作品です。

派手さが控えめな分、他人事に感じられない。

 

違法薬物は、やっちゃダメ。

 

 

-----------------(記事了)-----------------

 

 

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