makaran宝箱

時事ネタ・法律・エンタメなどなど、様々な話題を分かりやすく&面白く味付けしてお届け!

【韓国の話】「GSOMIA」のゴタゴタ話(前編) ここに至る経緯を、分かり易く解説

本日の夕方6時頃、ネットやテレビが一斉に速報・生中継映像を流したニュースがあります。

その内容は、「GSOMIA(ジーソミア)は、破棄しない。このまま継続する」という話です。

 

まだニュースが出たばかりで、情報が錯綜しています。

完全に落ち着くのは、まだ少し先のこと。

こういう時には、多くのメディア記事に触れることが重要になってきます。この際、できるだけ立場が相対するものをピックアップする方が効果的。

当記事では、犬猿の仲で有名な「朝日新聞」と「産経新聞」の記事等を参考に、筆者の意見を述べていきます。

www.asahi.com(2019/11/22)

www.sankei.com(2019/11/22)

 

筆者が語るポイントは、以下の5つ。

(1)そもそも、GSOMIA(ジーソミア)って何?

(2)GSOMIAの存在理由は?

(3)何故、ここまで揉めたのか?~発端

(4)何故、ここまで揉めたのか?~横滑り&カオス

(5)韓国が急に態度を変えた理由は?

 

------------------------------------------

 

(1)そもそも、「GSOMIA」って何?

「GSOMIA」を簡単に表現すれば、「軍事情報ネットワークの、取り扱いルール」です。

 

現代における戦闘は、「目視できる距離で戦う」といったものではありません。

数百~数千キロメートルも遠く離れた敵を、レーダーや人工衛星等を駆使して監視し、集めた情報をネットワークに乗せて瞬時に共有し、秒単位で迎撃行動に入る…というもの。

正確な情報が無いと、行動に移れません。

 

もっと言えば、その前段階の諜報戦からして重要。

どこに敵勢力が存在するとか、相手がどれくらいの装備を持っているかとか、敵勢力は普段どんな通信を交わしているか…等々の情報を得ているか・否かで、後の戦局に大きな影響が出ることになります。

これらの情報を供給するのにも、ネットワークが必要です。

 

f:id:tenamaka26:20191122203743j:plain

(イメージ画像https://www.pakutaso.com/20150218041f-16.html

 

ここまで大きなネットワークが存在すれば、その分だけ「情報が漏れやすい」となります。故に、「情報漏洩を防止する目的で、各種の管理方法をこうしましょう」と、国同士でルールを決めておくのです。

そのルールの名前が「GSOMIA」です。

 

GSOMIAがあれば、「この情報、流してもいいのかな? 悩むな…」という事態が減ります。そうすることで、情報を流す側の労力・人件費・機材などが大幅に削減されますし、情報の共有がスムーズにいきます。

以て、攻撃力・防御力が大幅にアップ。

 

逆にGSOMIAがないと、情報を流す・流さないに関し、イチイチ悩まなければなりません。情報を流す側の負担が激増し、情報共有がスムーズにいかなくなります。

攻撃力・防御力が激しくダウン。

 

日韓GSOMIAが破棄されてしまえば、大幅戦力ダウンとなり、情報を流すアメリカの負担も激増します。

とりあえず、今回は「GSOMIA破棄」とならない様子ですが、もし破棄されていれば、上記の様な不都合が生じていたハズ。

 

------------------------------------------

 

(2)GSOMIAの存在理由は?

 

GSOMIAは、軍事に関する話です。

しかも「協定」ですので、複数の国が・同じ相手を警戒している時に発生するもの。今回の大まかな図式は、「日本・アメリカ・韓国」VS「中国・ロシア・北朝鮮」です。

今現在の両陣営は、表立って殺し合っているワケではありません。が、兵器開発競争やサイバー空間の争いでは、常日頃から激しい火花を散らしています。

 

韓国と北朝鮮に限定すれば、もっと深刻。国際法的には戦争状態で、今は休戦中です。終戦したわけではありません。かなり不安定。

2010年には、ガチで韓国VS北朝鮮の局地砲撃戦が発生したこともあります。
www.jiji.com

この様な状況の為、GSOMIAを破棄するのは「自分で自分の首を絞める」という行為に等しい。何せ、情報のヤリトリをやり難くして、自陣営の対応能力を下げるワケですから。

 

加えて、最近の北朝鮮は「核ミサイルを撃てる」という状況。中国やロシアにも「迎撃不能とされる超高性能ミサイル」を開発したという話あり。

こういった兵器に対抗する為には、素早い情報共有が必要になってきます。その為に、GSOMIAが存在するのです。

 

------------------------------------------

 

(3)何故、ここまで揉めたのか?~発端

 

昔から、日韓では揉め事が絶えませんが…

今回の「GSOMIA騒動」が起こった切っ掛けには、韓国で判決が出た「徴用工裁判」の話があるでしょう。

www.sankei.com(2019/10/30)

徴用工裁判とは、「1945年に終わった第二次世界大戦(太平洋戦争)にて、日本国の為に労働したが、扱いが酷く、給料も払われていない」として、当時の朝鮮出身労働者達が起こした裁判。

この裁判における韓国の最高裁判決は「日本側に責任アリ。賠償を払え」というもの。そのターゲットになったのは、韓国内にある日本企業の財産です。

 

この話に関し、日本政府は

「1965年に日韓基本条約を結んでおり、その締結交渉の中で”韓国内で解決する”となっている」

「韓国が自国で解決すると言った約束があり、もう日本の関わる問題ではない。韓国内で揉めているのだから、韓国内で解決する話」

との立場。

 

もし、今、韓国側が日本企業の財産を差し押さえ&現金化したならば、揉め事のレベルが上がります。日本側から見れば「明確な条約違反」となり、国際問題として炎上する可能性が高い。

それを意識したのか否か、判決から1年経過しても現金化が行われていません。最新の情報では「2020年の2月に実施する」とのこと。

 

------------------------------------------

 

この判決が出た後。

「徴用工とは全くの別件」として、日本が以下の措置を決めます。

「日本から韓国へ行く輸出品で、兵器に転用できる危険なものに関し、韓国内での扱いが怪しいことが分かった」

「今までは輸出審査を緩くして優遇したが、怪しいと分かった以上、優遇せずに普通審査とする」

 

日本政府の腹の中は分かりませんが、理論上は「上記・輸出管理の話」と「徴用工判決」とは別の話。

危険物に関する韓国側の管理が甘いという点が問題視されているのであり、その問題を払拭すればいいだけの話なのに、韓国が動いて・日本が納得したという話は出ていません。

韓国の主張は「日本の対応は、徴用工判決に対する仕返し・嫌がらせ」というもの。

その流れから、日本に対する仕返しで「GSOMIA破棄」という主張をしたのです。

斜め上の反応に見えるのは、気のせい?

 

 

 

…と、長くなるので本記事はここまで。続きは後編にて。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

【参考書籍】

池上彰が聞く 韓国のホンネ』

【Amazon】

【Amazon Kindle】

【Yahoo! ショッピング】

【PayPayモール】

【楽天市場】

【楽天ブックス/楽天kobo】

 

【7net ショッピング】

【au Wowma!】

【Book Live!】(試し読みアリ)

【BOOK☆WALKER】(試し読みアリ)

【ebook-japan】 (試し読みアリ)

【e-hon】

【Neowing】

 

【TSUTAYAオンライン】

【紀伊國屋書店】

【コミックシーモア】

【総合書店 honto】

【タワーレコード】

【ひかりTVブック】

【漫画全巻ドットコム】