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【炎上の話】学ばない業界

先日、ネットニュースを見ていると、以下の記事を発見しました。

www.asahi.com(2019/11/16)

TBS系列のテレビ山口(tys、山口市)が今月放送した情報番組で、性的マイノリティーの人を「珍 女性のような男性」と取り上げた問題で、テレビ山口は16日午前の同じ番組で「ご迷惑をおかけしたご本人さま、不快な思いをされた皆さま、関係者の皆さまに心よりおわびを申し上げます」と、1分30秒余りにわたって謝罪した。

 

番組は山口県内向けに放送している「週末ちぐまや家族」。この日の放送の冒頭、全画面に「先週の『週末ちぐまや家族』内において不適切な内容がありました。会社として深く反省し、関係者の皆さまにご迷惑をおかけしました事をおわび申し上げます」との字幕を約15秒間表示し、読み上げた。

https://www.asahi.com/articles/ASMCJ3FDPMCJTIPE004.htmlより。改行・強調等は筆者。以下同)

 

筆者は関西人で、テレビ山口の放送を受信できる環境にありません。従って、上記ニュースを自分の目で確かめたワケではありません。

本当の話なのかな?…と考え、テレビ山口のHPを検索しました。そこには、以下の文章が掲載されていました。

tys.co.jp

「週末ちぐまや家族」での放送についてのお詫び

 

2019年11月15日

 

2019年11月9日放送「週末ちぐまや家族」の番組内で、不適切な放送をしてしまいました。

今回の件は、番組制作者が諸事情への配慮に欠け、取材対象者に対する確認を怠ったことが原因で、会社として深く反省しております。ご本人ならびに関係者の方々にお詫び申し上げます。

 

会社としても今回の放送に至った経緯、原因を検証し再発の防止に努めるとともに、有識者の方を講師に招いて研修会等を行う予定です。

https://tys.co.jp/ordinary/お知らせ/

 

 どうやら、ネットニュースの内容は本当だったみたいです。

 

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上記の朝日記事以外に、同じニュースを扱った記事をいくつか見つけました

それらを総合し・筆者なりにまとめると、テレビ山口が謝罪に追い込まれた経緯は以下の様なものになります。

 

◆問題になったのは、テレビ山口で放送されている地元紹介番組「週末ちぐまや家族」のワンシーン。

◆2019年11月9日放送分にて、「とある女性が、作業着姿で、車のオイル交換をやっているところ」に遭遇し、その模様を収録して放送。

 

f:id:tenamaka26:20191119003252p:plain
(車のイメージ画像 http://www.ashinari.com/2009/04/28-018334.php?category=57

 

◆番組スタッフは、「女の人が、一人でオイル交換なんて…変わったことしている」という視点で取材をしていた。が、その女性の家族に話を聞いたところ、見た目は女性だが・実は男性だという事が判明。

テレビ山口側は、この光景を「珍光景」として、面白おかしく放送した。

 

◆この放送に対し、炎上騒ぎが発生。「性的マイノリティを笑いものにした放送」との批判が殺到する。

◆この批判を受け、テレビ山口側は謝罪文を掲載。同番組内でも謝罪コメントを発表。取材対象となった方にも謝罪するとした。

www.nikkei.com(2019/11/15)

 

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今回発生した騒ぎは、「テレビ山口だけ」の問題ではありません。他のメディアでも、同様の炎上騒ぎが発生しています。

 

例えば、今年の5月に、関西のテレビ局「よみうりテレビ日本テレビ系列)」でも、似た様な事件が発生し、問題になりました。

tenamaka26.hatenablog.com

 

今年5月、よみうりテレビの番組「かんさい情報ネットten.(てん)」の中で、問題視されるVTRが放送されました。

その内容は、「見た目が女性っぽい常連客がいるが、本当に女性なのか調べてほしい」という視聴者からの依頼に応じるもの。よみうりテレビ側が、その常連客本人に取材をしたところ、男性だと判明。

よみうりテレビは、このVTRを生番組の中で放送しました。と、視聴者から批判が殺到する前に・出演していたコメンテーターが激怒する放送事故になり、大きな話題に。

その後、間を置かずにネット炎上が発生し、放送した局側が謝罪。今はBPO案件として審議されています。

 

テレビ山口は、半年前にテレビ業界で起こった問題を、他人事として見ていたんでしょうね。

 

また、テレビ山口の場合は、よみうりテレビよりも酷い面が報じられています。

よみうりテレビの場合は、一応本人に確認を取り、同意を得て放送していました。騒ぎの後で、別の放送局が本人さんに取材したところ、「特に騒ぎ立てる話でもない」との答えが。

怒りというより、困惑した状況でした。

 

一方のテレビ山口は、本人の同意を得ないまま、「珍光景」と脚色して取材VTRを放送。事情を知った本人さんは、強烈な不快感を示しています。

TBS系列のテレビ山口山口市、tys)が今月放送した情報番組で、街頭で取材した性的マイノリティーの人を「珍 女性のような男性」として取り上げていたことがわかった。

 

取材を受けた本人は「事前に何の説明もなく、こういう形で性別をさらされるとは思わなかった。偏見に満ちた放送でショックだ」と話している。

取材を受けた人は、出生時の性と自認する性が一致しないトランスジェンダーテレビ山口に対して、放送に至った経緯の説明を求めている。

https://www.asahi.com/articles/ASMCG5S30MCGTZNB015.html

 

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テレビ山口における今回の騒動は、「LGBT関連という微妙な話題を、面白おかしく取り上げた」というだけでなく、「本人に無断で放送した」というダブルパンチの失態となっています。

加えて、「今年5月に、他局で同じ問題が発生したけど、観てなかったの?」という、過去の教訓を活かせていないとの批判もアリ。ダブルどころかトリプルパンチ。

 

そもそも、「女性が車のオイル交換やっている? これ、珍しい光景として放送できるのではないか」と考える時点で、いろいろ疑問です。

オイル交換できる技術がある方ならば、男女関係なくやればいい。ただそれだけのこと。

制作サイドの感覚が、いろいろズレている様子です。

 

今後、テレビ山口側は「本格的な謝罪と検証作業」に入るのでしょうが、どういう結果が返ってくるかは不明。

5月のよみうりテレビ騒動を活かせなかった辺りからして…不安です。

 

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マスコミ業界において、この手の炎上不祥事が絶えません。

芸能事務所や大手企業など、マスコミと深く関わる業界・企業においても、似た様な炎上騒ぎが発生し続けています。

 

筆者は、「この手の炎上騒動が起こる背景には、いくつかの共通点がある」と考えます。

その共通点とは…長くなるので、本記事はここまで。

後日、別記事にて、筆者の考えを述べることに致しましょう。

 

 

----------------(記事了)----------------

 

 

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