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【健康法?の話】「血液クレンジング」が、遂に国会へ

先日、血液クレンジングなる健康法らしきものについて、記事を書かせて頂きました。

tenamaka26.hatenablog.com

 

血液クレンジング」とは、自分の血液を少量抜き、医療用オゾンで処理した後、また体内に戻すというもの。これで健康になれるそうです。

実施している医療機関の中には、「ガン」「HIVエイズ)」「肝炎」「インフルエンザ」「心筋梗塞」「アトピー」「花粉症」等々、万病に効くというデカイ看板を掲げているところもあり。

それが本当だとすれば、凄いですね。ノーベル医学・生理学賞を100年連続で取れるくらいの快挙です。

本当だとすれば。

 

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血液クレンジングは、今年いきなり出てきたものではありません。かなり昔から存在するものです。

が、「今回起こった、騒ぎの発端」だけを見れば、ここ数年の話。

 

この手法、有名ブロガー「はあちゅう」氏が、かつて推していた健康法なんだとか。

本人さん曰く、「過去に記事を書いた覚えはあるが、ブログの引っ越しをやった時に、過去記事を削除し忘れて残っていた」とのこと。

 

はあちゅう氏以外にも、芸能人の方で血液クレンジングに言及する人がチラホラいて、注目されました。

が、注目されるということは、調査・分析されるということ。「この健康法、本当に効果あるのか?」という疑問の声が湧き、ちょっとした炎上騒ぎになりました。

 

そして昨日、血液クレンジングが国会で取り上げられる事態に。

www.j-cast.com(2019/11/6)

静脈から血液を抜いてオゾンや酸素を混ぜて体内に戻す、いわゆる「血液クレンジング」をめぐる問題が、2019年11月6日の衆院厚生労働委員会で取り上げられた。

 

血液クレンジングは、市川海老蔵さん(41)や仲里依紗さん(30)ら多数の芸能人が自身の体験をSNSで言及していたが、一方でその効果を疑問視する声が相次いでいた。

 

厚労省側は、その効果やリスクについて「現時点では確認できていない」とした上で、関係学会と連携しながら情報収集を進めたい考えだ。

 (https://www.j-cast.com/2019/11/06371949.html?p=allより。改行・強調等は筆者によるもの。以下同)

 

上記記事によれば、「厚生労働省が、情報収集中」とのこと。

血液クレンジングは、保険が効かない自由診療扱いのものなので、厚労省側にも十分な情報が無かったのでしょう。

 

f:id:tenamaka26:20191107231117j:plain

(イメージ画像 https://www.pakutaso.com/20141021302post-4769.html

 

血液クレンジングが原因で、人がバタバタ死んだ!」という話も聞きませんし、厚労省側も注目してなかった。ネットで騒ぎになって、ようやく腰を上げた。そういう流れですね。

 

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現在、ネットで「血液クレンジング」と検索すると、血液クレンジングを実施する医療機関の広告記事がヒットします。

しかし、血液クレンジングの効果を否定する記事も、やたら目に付きます。

ここ1週間ばかりに出た記事だけでも、以下の様なものがあります。

 

大炎上した「血液クレンジング」について医者が真剣に考えてみた(美馬 達哉) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)

「血液クレンジングはニセ医学!」医師が論文と照合し検証 | 女性自身

見城徹と秋元康が問題の「血液クレンジング」PRをこっそり削除していた! 幻冬舎メディアで“2人で一緒にやってる”と宣伝 |LITERA/リテラ

血液クレンジングに健康食品。飛びつく前に確かめたいこれだけの情報 | BUSINESS INSIDER JAPAN

大炎上の「血液クレンジング療法」を日本の医療界は笑えるか? 現役内科医が明かす“衝撃の事実” | 文春オンライン

「血液クレンジング」厚労省が実態調査 「有効性・安全性を確認され薬事承認された製品はない」(BuzzFeed)

血液クレンジングに京都盛り上げツイート、ステマ騒動に学ぶSNSの自己防衛 (1/3) - ITmedia NEWS

 

上記記事は、どれも血液クレンジングを疑問視する立場の記事。

ここまで「効果があるか疑わしい」という記事が出ているのでは…医療素人は、下手に手を出さない方が賢明なのかも知れません。

少なくとも、筆者はしばらく様子を見ます。

 

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血液クレンジングの効果については、これから詳しく調査されるでしょう。

他方、広告については、既にNGの臭いがあります。

先ほどの「J-Cast記事」から、該当部分を引用させて頂くと…

尾辻氏は広告の問題にも言及。

血液クレンジングを行っている、ある病院のウェブサイトでは、「治療効果の期待できる疾患」として「ガン、悪性腫瘍、白血病」などとうたっていることについて「これは誇大広告にはあたらないのか」と指摘。

 

厚労省の吉田氏は、

「例えば標準治療があるにもかかわらず、がんに対する療法と称して、その治療法が唯一であるかのように示す広告は、患者の適切な治療機会を奪うような広告になると考えられるので、ネットパトロールなど必要な手続きを踏んだ上で、自治体と連携し、行政指導等の必要があれば対応を行ってまいりたい」

と答弁した。

 (https://www.j-cast.com/2019/11/06371949.html?p=allより)

 

厚労省の担当者は、「全てが誇大広告」とまでは言っていませんが、行政指導の対象になると明言しています。

広告に対する取り締まりは、厳しくなることはあっても、甘くなることはないでしょうね。

 

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ここまで意見の分かれる「血液クレンジング」。

本当に効果があるならば、サッサと臨床試験なり何なりして、保険適用を目指せばよいのに、なぜかやらない。

その姿勢が、さらに議論を呼ぶのでしょう。

 

筆者は医療素人ですが…

血液クレンジングは、自由診療とはいえ、既に巷で実施されている手法です。そうなると、治療データも存在しているハズ。

「健康になった」と断言できるのであれば、その根拠となる蓄積されたデータが存在していないとおかしい。データが無ければ、ただの思い込みです。

 

血液クレンジング推進派は、それを厚労省に出せばいいだけの話なのに、出したという話は聞かない。そこが最大の謎です。

「出せない理由があるからだ」と、世間に思われても仕方ありませんね。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

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