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【ネットデマの話】市議会議員、裁判の場に引きずり出される

今年の夏、強烈なインパクトを世間に与えたニュースがありました。

その内容は、「茨城県守谷市常磐自動車道で起きた、煽り運転&暴行事件の犯人が、大阪で逮捕された」というもの。

 

宮崎文夫容疑者(43)が、高速道路上で他の車を強制停車させ、相手運転手を激しく殴ったという事件。

犯行の様子は、被害者側のドライブレコーダーにしっかり記録されており、その映像が連日報道されて大きな話題になりました。

 

その後、宮崎容疑者は、潜伏先の大阪で逮捕。

犯行の様子を携帯電話で撮影していた同乗者の女性(喜本奈津子氏)に向かって「キモトさ~ん!」と叫びまくり、「逃げも隠れもしませんから!」と言いながら最後まで執拗に抵抗していた姿が印象的でした。

 

現在、検察が宮崎容疑者に対し、刑事責任を問えるかどうかを調べる「鑑定留置」を実施中とのこと。調査は2019年末までかかる予定です。裁判開始は、早くても来年になる見込み。

www.sankei.com(2019/9/25)

 

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他方、犯行の様子を携帯で撮影し、「ガラケー女」というあだ名を付けられた喜本奈津子氏は、「犯人隠避の疑い」で逮捕されるも・略式起訴後に釈放された…という話が出たきりで、その後の行方は報じられていません。

常磐道あおり運転、強要容疑で男を再逮捕~悪質性を重視:朝日新聞デジタル

 

この喜本奈津子氏に絡み、多大な迷惑を被った方がいらっしゃいます。

その方は、

喜本氏や宮崎容疑者とは全く面識が無いにも関わらず、

「服装が似ている」「宮崎容疑者に、SNSでフォローされている」というだけで、

赤の他人なのに「この女が宮崎容疑者の相方だ!」というデマがネットで流れ、

悪評と共に、本名や勤務先を晒された

…という、東京の会社経営者さん。

 

この方が、ネットでデマ拡散に加わった人間を特定し、裁判を始めたというニュースが報じられました。

被告人は、愛知県豊田氏の市議というから驚きです。

www.asahi.com(2019/10/27)

 

茨城県常磐自動車道で今年8月、会社員男性があおり運転を受け殴られた事件をめぐり、加害者の男の車に同乗していた「ガラケー女」とのデマをネット上で流され名誉を傷つけられたとして、東京の会社経営の女性が愛知県豊田市の原田隆司市議(57)に慰謝料100万円を求める訴訟を東京簡裁に起こした。提訴は21日付。

 

訴状によると、原田市議は自らのフェイスブックに、事件とは無関係だったこの女性と男の写真を容疑者として掲載。「早く逮捕されるよう拡散お願いします」などと書き込んだ。

「公的な立場で積極的な拡散を試みた行為は悪質」と訴えている。

 

原田市議は取材に対し

「犯人が早く捕まってほしいと思い、『拡散希望』と書かれた投稿をシェアしてしまった。おとしめるつもりはなかった」

と釈明。

知人から女性は無関係と指摘されて数時間後に削除したという。

 

女性側からの慰謝料を求める通知には謝罪の手紙を送ったが、訴訟については「弁護士を通じて対応する」としている。

https://www.asahi.com/articles/ASMBT6TP9MBTUTIL04T.htmlより。改行・強調等は筆者によるもの)

 

訴えられた原田市議は、デマとは思わずに情報を拡散したことは認めており、被害者女性に謝罪しています。冤罪ではないですね。

 

ただ、「事実かどうかを確かめずに、実名制のフェイスブックにて情報拡散」というのは、迂闊この上ない話。

警察発表や新聞記事などの情報源があるならまだしも、誰が言い始めたのかも分からない個人情報を・裏取りもなく拡散すれば、それだけでも加害者になります。

 

今回のデマ拡散行為を、裁判所がどう判断するのか?

提訴されたばかりなので、結果はこれから。注目したいところです。

 

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大きな事件や災害など、世間を賑わせる話が出た時には、かなりの高確率でデマが流れます。

情報の真偽が確認できない段階で、見たものをそのまま流すことは避けるべきです。公的機関や報道各社が情報を出すまで、静観した方が無難。

目にした情報がデタラメだった場合、「デタラメの拡散に加わった」という責めを受けるのは、拡散した人です。「私が言い出したことじゃない」と弁明しても、聞き入れて貰えないと思った方がいい。

場合によっては、今回の原田市議の様に、100万円単位の賠償を求められることもあり得ます。情報の拡散は慎重に。

 

デマの源を作った者になれば、もはや犯罪者。

例えば、2016年・熊本地震の時に「ライオン逃亡デマ」を作成した男は、警察に逮捕されています。

デマ作成は、絶対にやってはダメ。

(参考:https://www.jiji.com/jc/article?k=2019041300152&g=soc

 

f:id:tenamaka26:20191027221442p:plain

(イメージ画像 http://www.ashinari.com/2008/10/01-008914.php?category=57

 

デマ拡散に加わらないコツは、「情報を拡散する前に、内容が本当かどうか考えてみる」ということ。

 

デマの拡散は、FBやツイッターで行われることが多いですが…

大事なのは、内容の真偽。RT数や「イイネ!」の数ではありません。

多くの人が拡散に加わっていることが、そのまま信用度になるワケではありません。

拡散数だけ見て、真偽を確かめないままで拡散の輪に加わると、後で酷い目に遭うかも知れませんよ。

 

「デマ拡散」は、油断すれば誰でもやる行為です。筆者も同様。常に気を付けなければなりません。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

【参考書籍】

『ネット検索が怖い ネット被害に遭わないために

 

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