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【観光の話】京都の風情が蝕まれ…

京都。世界有数の観光都市。

秋の行楽シーズンを迎え、街中は賑わっています。

 

筆者は関西人です。京都市内に住んではいませんが、遊びに行くことは多い。

有名な観光地は勿論、ややマイナーな所も回って楽しんでいます。

 

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(イメージ画像「京都・鴨川沿い」https://www.pakutaso.com/20190928256post-23281.html

 

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しかし、「最近の京都が荒れている」という話が多いのも、よく知られたところ。

その原因は、観光客が一気に来過ぎたことです。いわゆる「オーバーツーリズム」という状態になっています。

京都どころか、日本に不慣れな外国人観光客がドバッと押し寄せ、地元住民とイザコザを起こす。悲しいかな、聞き慣れた内容になってしまいました。

筆者も、「ちょっとそれは…」と苦い顔をしてしまう光景を見た経験があります。

 

そんな京都で、「オーバーツーリズムに対し、新たな対策が始まった」とのニュースが報じられました。

その内容は、「勝手に画像・動画撮影したら、罰金1万円」というものです。

 

www.kyoto-np.co.jp(2019/10/25)

 

「許可なき撮影は1万円」。

国内外の観光客が集中し迷惑行為が問題になっている京都市東山区祇園町南側地区で、地元の協議会が私道での無断撮影の禁止を決めた。

法的拘束力はないが、守らなかった時に金銭を徴収すると初めて明示した高札の設置を25日から始めた。

 

高札は高さ約2メートル。カメラやスマホの絵文字に赤い斜線を引き、使用を控えるよう訴えている。

併せて日本語、英語、中国語で「私道での撮影禁止」、無断撮影には「1万円申し受けます」と記した。

 

祇園町南側地区協議会は2016年から、お茶屋などが立ち並ぶ地区内に写真撮影や芸舞妓への接触禁止を絵文字で記した高札を設置した。

しかしトラブルは後を絶たず、金銭の徴収を含めた厳しい内容に改めることにした。

 (https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/53547より。改行・強調等は筆者によるもの)

 

話題の地域は、京都の祇園

京都有数の歓楽街であり、古都の風情が濃厚に残る町並み。現役の舞妓さん・芸子さんが多数いらっしゃる地域です。

 

京都に不慣れな観光客の目から見れば、「祇園全体が、時代劇テーマパークに見える」という状態でしょう。

その為、どこが公共の場で・どこが私有地か、判断が困難になる模様。

 

だからといって、私有地にズカズカ入られ、そこで記念撮影でもされた日には、地域住民の方々はたまりません。言ってみれば「不法侵入」と「盗撮」を繰り返されているのです。酷い場合は、「器物破損」「業務妨害」にまで発展することも。

 

「観光客は、その土地に不慣れな方が多い」というのはその通りだとしても、何でも許されるわけではありません。

しかし、警察が取り締まるのにも限界があります。その為、「罰金1万円」という札が出てきたのです。

 

観光客にお世話になっている人からすれば、こういう警告看板を立てるのは…嫌でしょうね。

それでも立てなければならない状態に、「追い詰められた」ワケです。

心中をお察しします。

 

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ただ…先述の京都新聞記事で気になる部分が。

 

>「日本語・英語・中国語で、”私道での撮影禁止”、無断撮影には”1万円申し受けます”」と記した。

 

英語と中国語は、外国人向けの警告。

ここに日本語も加わっています。

まあ、京都にいる人間は日本人が大多数のハズですから、日本語表記があっても全く不思議ではありません。

しかし、「日本人にも、警告・注意している」という意味も、確実にありますね。

 

実際、外国人観光客だけが悪さを働くワケではありません。日本の生活に慣れている日本人でも、悪さを働いて怒られることは多々アリ。

特に、「自撮り目的で”立入り禁止地区”に侵入し、そこで撮影した画像をネットに上げ、自ら罪を晒して炎上」という話がチラホラあります。

決して、外国人を笑えません。

 

外国人観光客の皆さんに警告を出す前に、日本人観光客がキッチリと見本を見せないと、説得力がありません。

日本の古都・京都の風情を守るには、日本人の態度から見直さないとダメ。

 

特に、先述の「自撮り画像アップで炎上」は、誰でもやりかねない話ですし、悪影響もデカイ。なぜならば、その炎上画像を見た外国人さんが、「いいね。自分も同じ事をやろう」と思う可能性が高いから。

お気軽に記念撮影する前に、撮影の可否を少し考えるだけでも、結果は大きく違ってきます。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

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