大人気マンガ『だがしかし』。
それに触発されて書く、駄菓子記事の第7弾です。
今回取り上げるのは、古くから存在する有名商品「チョコバット」です。
(提供:au Wowma!)
チョコバットは、1964年(昭和39年)に発売され、今なお店頭に並ぶロングセラー商品です。
野球のバットを連想させる「スティック状に形成されたパン生地」の表面に、チョコをコーティングした駄菓子で、なかなかに食い応えのある品。
このチョコバットは、『だがしかし』の2巻に登場しています。
チョコバットを製造しているのは、静岡を拠点に活動している「三立製菓」さん。
その創業年は1921年(大正10年)。ボチボチ創業100周年を迎えようか…という、老舗食品メーカーさんです。
chocobat.jp(2019/10/22閲覧)
三立製菓さんは、駄菓子の他にも、有名な食品を数多く製造されています。
その中で最も知られたものは、保存食として知られる「カンパン」と、蟹の形をしたパン「かにぱん」でしょう。
かにぱんは、チョコバットより10年ほど後の発売になっていますが、チョコバットに負けず劣らず、名が通った食品ですね。
今でも、近所のスーパーやコンビニに行けば、普通に置いてあります。
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で、このチョコバットですが…。
実は、夏場の店頭では、あまり見かけません。夏が明ける頃(10月初旬)から、春が終わるくらいまでの間には、店頭でよく見かけます。
ある意味、季節限定の商品なのです。
なぜそんな事になるのか?
別に「材料が無くなるから」でもなく、「職人さんが長い夏休みを取るから」でもありません。
理由は簡単。「夏場は暑くて、表面にコーティングしたチョコが溶け易いから」です。
美味しく仕上げたチョコバットも、表面がドロドロになってしまっては…美味しさ大幅ダウン。食べる側の手や口も汚れます。
そういう事態を避ける為、夏場の出荷を減らしているとのこと。
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そんな事情のある、季節の駄菓子・チョコバット。
今が、「解禁時期」でもありますね。
このタイミングで、新パッケージが発表されました。
その内容は、あの有名野球選手「松井秀喜」氏とのコラボパッケージです。
(提供:Yahoo! ショッピング)
チョコバットの発売開始は、1964年。
今年・2019年で、発売から55周年になります。
一方、松井秀喜氏の現役時背番号は「55」。
チョコ「バット」と、「55」という数字にちなんで、元野球選手の松井氏に話が行ったとのこと。
この限定パッケージ発表に併せて、55周年記念キャンペーンが実施されています。
対象商品に付いた応募券を送ると、抽選で「松井氏のサイン入りボール」等が当たるそうです。
詳細は、以下のページから御確認くださいませ。
チョコバット発売55周年キャンペーン|新着情報|三立製菓株式会社
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チョコバットが世に出てから、もう55年。
今から55年前に小学生だった方も、今では70歳の手前です。
お孫さんがいらっしゃる方も多いでしょう。中には、曾孫までいらっしゃる方がいても不思議ではありません。
そんな孫・曾孫世代にも好まれる「チョコバット」。
自分が子どもの頃に食べた駄菓子が、今の子にも食べられている。
世代を超えた共通の味。なかなかに感慨深いものがありますね。
チョコバットの味は、美味いながらも派手さは無く、とても素朴なもの。
その素朴さ故に、半世紀を経てもなお愛される駄菓子として、今でも店頭に並んでいるのでしょう。
シンプル・イズ・ベスト。
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