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【健康法の話】血液を、ゴシゴシ洗うイメージ?

先日、ツイッター上に「血液クレンジング」なるトレンドワードが浮上しました。

どうやら、健康法の一種…だそうです。

 

この手の健康関連話には、非常に疎い筆者。

 ”クレンジング”という名前からイメージするに、血液を濾過するというソフトイメージよりも、血液に磨き粉つけてゴシゴシ洗う…という強烈な像が脳裏に浮かんできます。

が、実際は「自分の血を少量抜き、医療用オゾンで消毒処理みたいなことした後、点滴で体内に戻す」というものだそうです。

 

ちょっと怖いですね。

 

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(イメージ画像 https://www.pakutaso.com/20170955250post-13145.html

 

この「血液クレンジング」。

ネットで宣伝しているクリニックが、少なくありません。

 

そのアピールの勢いもいろいろ。

医師免許を持った方が「健康にいい」として勧める”やんわりレベル”もあれば、「ガン・HIV脳梗塞など、万病の治療ができる」という”エリクサーレベル”の強気アピールまで、千差万別です。

 

「健康にいい」くらいならまだしも、「万病に効く」という文言は…怪しさを感じる表現ですね。

また、血液クレンジングは、基本的に「保険が効かない自費診療」扱いのもの。事情を知らない筆者の様な者から見れば、怪しさ大盛りに見えます。

 

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驚異の健康法とされている「血液クレンジング」ですが…

筆者と同じく「怪しいんじゃないの?」と考える方は、かなり多い模様。疑いの視点から書かれた特集記事も、チラホラ見ました。

その中のひとつを、以下に御紹介します。

 

芸能人が拡散する「血液クレンジング」に批判殺到~「ニセ医学」「誇大宣伝」指摘も

(2019/10/19 BuzzFeed

https://www.buzzfeed.com/jp/ryosukekamba/cleansing

 

上記リンク先記事は、ネットメディアの「バズフィード」からのものです。

バズフィードの記事には、疑問符の付く記事もありますが、面白い記事も多い。特に「ネット上の医療情報」に関する記事には興味深いものが多く、目を引きます。

 

かつて、大手企業DeNAが運営していたインチキ医療サイト「WELQ」の批判に大きく関わったのも、このバズフィード。怪しい医療関係の話には、食いつき抜群のメディアです。

その流れで、今回の「血液クレンジング」にも目を向けた模様。

 

上記リンク先記事の導入部分を引用させて頂くと…

 

市川海老蔵、元AKB48 高橋みなみ仲里依紗田中律子、GENKING、DA PUMP ISSA、城咲仁はあちゅう…。

多くの著名人がSNSやブログで拡散する「血液クレンジング」に疑問の声があがっている。

『新装版「ニセ医学」に騙されないために』の著者で、医師の名取宏さんは「ニセ医学」「誇大宣伝」と指摘する。


「ドロドロの血液を体外に取り出し、オゾンで洗浄してサラサラの血液に」

「究極のアンチエイジング

疲労回復・スタミナ増強」

「がんやHIV脳梗塞アトピーアルツハイマーなどにも効果がある」

こんな効果をうたう「血液クレンジング」なる治療法を、著名な芸能人らがSNSでこぞって拡散している。

ネット上では「トンデモ医療」「危険なのでは?」と批判や疑問の声が殺到。一時は「血液クレンジング」がTwitterのトレンドにも入った。

 

各地の消費生活センターにも、契約トラブルや「効果がない」と訴える声が寄せられており、専門家は「十分なエビデンスがあるとは言い難く、誇大宣伝だと考えます」と指摘している。

 (https://www.buzzfeed.com/jp/ryosukekamba/cleansingより。改行・強調等は筆者によるもの。以下同)

 

 医師免許を持った人が勧める「血液クレンジング」ですが、同じ医者から「効果がない」「誇大広告」と指摘されている…という話。

 

また、血液クレンジングは昨日今日に出てきた新参者ではなく、かなり以前から存在するもので、ご存知の医師は多い。

同時に、効果がないと斬って捨てる医師も多い様子。

有名どころだと、高須クリニック高須克弥先生が「意味なし」「おまじないレベル」と断言されています。

 

news.biglobe.ne.jp(2019/10/17)

 

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血液クレンジングにより、重篤な副作用が頻発する」と書いてある記事は、筆者の見る限り存在しません。実施しても、それが元で即死するなんてことは無い様子。

しかし、効き目に関しては、専門家の間でも意見が真っ二つ。こうなると、一般市民は安易に手を出さない方がいいでしょう。

 

先に引用したバズフィード記事の中には、こう書いてあります。

健康な人がより健康になりたい、病気を予防したいと願うのは当然です。ただ、お金を払えば手軽に健康が得られるような方法はまず存在しません。

 

効果がはっきりした健康法は、適正体重の維持、適度な運動、バランスのよい食事、禁煙といった当たり前でつまらないものです

効果が不明確な健康法にお金をつぎ込む前に、これらの当たり前の健康法を行うほうがお得だと思います。

 

病気の人は、まず、標準医療を受けてください。日本には国民皆保険制度があり、保険の範囲内でよい治療が受けられます。

医療は高価だからより価値があるとは限らず、むしろ効果が証明された医療は保険適用になりますので自己負担額は安くなります。

 

血液クレンジング」といった自費診療の医療を受けるのは無理には止めませんが、ほとんどは効果があるかどうかすら不明確であることを承知の上で受けてください。

私なら血液クレンジングは無料でも受けません。

https://www.buzzfeed.com/jp/ryosukekamba/cleansing

 

専門家の意見を聞くに、「気休め」や「おまじない」レベルにしておいた方が良さそうです。

捨てるほどにお金が余っている方が、趣味の範囲でやる分にはいいのでは?

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

【参考書籍】

『健康を食い物にするメディアたち ネット時代の医療情報との付き合い方』

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(余談)

ひとつ気になるのは、上記記事で名前が出てくる医師の「名取宏」さん。これ、ペンネームなんですね。

WELQを叩いたバズフィードが取材するくらいなので、「医師である」という裏は取れているんでしょうが、できれば本名で書いて欲しい。

高須克弥氏も、名取氏と同系統の事を仰っているので、恐らくは大丈夫だと考えますが…。

 

医療系記事は特にそうですが、「肯定も否定も、どっちも疑いの目で見なければならない」という但し書きが付きます。

ペンネームでは、説得力がどうしても下がる。