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【宗教の話】ウルトラマン、巻き添えで怒られる

先日、以下の記事をネットで見かけました。

どうやら、海の向こうで、ウルトラマンがトラブルに巻き込まれた模様です。

 

www.newsweekjapan.jp(2019/9/13)

仏教国タイでウルトラマン騒動が起きている。

法衣の代わりにウルトラマンスーツを着用したブッダが描かれた絵が公共の場に展示されたところ、「不謹慎だ」「仏教徒を侮辱している」と非難が殺到掲示物が撤去されるとともに作者の女子大生が仏教界の高僧に謝罪する事態に追い込まれているのだ。

 

一部の批判者は女子大生や作品を支持した芸術家などに対して法的手段に訴えるという強硬な動きをみせている。

その一方で、仏教界からは「女子大生に仏教やブッダを侮辱する意図はなかった」として事態を沈静化しようとする動きも出ており、「微笑みの国タイ」の寛容性が問われようとしている。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/09/post-12990.phpより。改行・強調等は筆者によるもの。以下同)

 

筆者は、仏教徒は、寛容の精神を重視する人ばかり」と考えていましたが、どうやらそうでもない様子。

そもそもタイと日本では、お国柄も・仏教に対する想いも違うでしょう。筆者の考えがストレートに通用しなくても不思議では無い。

 

まあ、宗教は「人間のやること」ですから、どこかに摩擦が起きるのは仕方ないことなのかも知れません。

日本でも、仏教関係者が問題を起こし、ニュースになることもあります。

ついこの間、「僧侶が、煽り運転やった」という話も出てました。

大阪府警北堺署は、乗用車で急ブレーキを繰り返すあおり運転をしたとして、暴行容疑で同府松原市の男性僧侶(61)を書類送検した。21日付。

「パッシングされ、注意してやろうと思ってブレーキを踏んだ」と容疑を認めている。

https://www.sankei.com/affairs/news/190822/afr1908220022-n1.html 2019/8/22)

 

「仏教関係者だから、何があっても争いにはならない」というのは…違いますね。

悟りは遠いものです。

 

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ところで、冒頭に挙げた「ウルトラマンブッダ」ですが…。

筆者の目から見れば、「ごく自然な解釈」にしか見えません。

ウルトラマンブッダを製作した女子大生の感覚は、特におかしいものではない。

 

と申しますのも、ウルトラマンのデザインには、仏像と同じ要素があるからです。

その為、ウルトラマンを仏に見立てるのは、不自然でも何でもありません。

 

 

では、実際の画像を見比べて、ウルトラマンと仏像との共通点を見ていきましょう。

先ずは、ウルトラマンの画像。

(提供:ホビーサーチ)

 

 そして、ウルトラマンと同じ要素のある、仏像の画像。

(提供:イSム)

 

この仏像は、弥勒菩薩(みろくぼさつ)」の像です。

弥勒は、現在のブッダ(悟りを得た者)である「お釈迦様(ゴータマ・シッダールタ)」の次にブッダとなる菩薩(修行者)です。

ゴータマの入滅後・56億7千万年後に現われ、悟りを開き、多くの人々を救うとされる存在。

 

この像と、ウルトラマンの顔の感じは、何となく似ています。

特に似ているのは口元。この微笑のことを「アルカイック・スマイル」といいます。

 

アルカイック・スマイルは、古代ギリシア時代から存在しているもので、「控えめな微笑」のことを指します。

この表情は、飛鳥時代の仏像によく見られます。

 

ウルトラマンと仏像の外見には、共通点がある」

これは、ウルトラマンをデザインした成田亨(なりた・とおる)氏の意図によるもの。

デザインを担当した成田は、武蔵野美術学校を経て個展を開くなど彫刻家として活躍する傍ら、円谷英二のもとで特撮美術に手を染めた。

昭和44年に開かれた万国博覧会では、岡本太郎による「太陽の塔」の内部「生命の樹」をデザインした。

 

一方、成田のデザインを実際の着ぐるみの形でリアルに造形化した高山は、画家として前衛美術の世界で活躍。

34年頃から特撮セットなども手掛けた。本来は彫刻家の成田がデザイン、画家の高山が立体造形を担当する“逆転関係”が面白い。

 

成田は「怪獣とウルトラマン」の関係を「カオス(混沌)とコスモス(秩序)」と位置づけ、ウルトラマン自体の造形には「現代の神仏」をイメージ、広隆寺弥勒菩薩ギリシャ彫刻に見られるアルカイック・スマイル(古代の微笑み)を湛えたマスクを作った。

身体のデザインは、イタリアの巨匠ペリクレ・ファッチーニの彫刻「ダイナミックな動きの表現」を参考にした、という。

http://www.sankei.co.jp/enak/2006/nov/kiji/15lifeultraman.html 2006/9/13)

 

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更に言うと、ウルトラマンのデザインには、A・B・Cの3タイプがあり、最も古いAタイプが、かなり仏像に近い外見をしています。

撮影を続けていると、どうしてもキグルミが痛んでくるので、修理と同時にデザインも変えてきた…とのこと。

ちなみに、その3タイプの画像は以下。

 

<Aタイプ>

 (提供:ホビーサーチ)

 

 <Bタイプ>

 (提供:ホビーサーチ)

 

 <Cタイプ>

 (提供:ホビーサーチ)

 

 

最も古くて・仏像に近い「Aタイプのウルトラマン」と、先ほど紹介した弥勒菩薩を並べると、こんな感じ。

 

成田亨氏が言っている通り、雰囲気がよく似ています。

A・B・Cを並べて見ても、Aが最も仏像に近い外見をしています。

 

 

 

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ウルトラマンと仏像」にちなんだ話をすれば、思い出されるのが「ウルトラ十二神将というフィギュアシリーズです。

これは、「ウルトラマンを、より仏像っぽくしたフィギュア」であり、鎌倉時代以降のデザインを意識したと思われる、力強い外見の像です。

 

 (提供:ホビーサーチ)

 

ウルトラマンのイメージからは離れていますが、仏像としての完成度は高い。

先述の通り、ウルトラマンの造形には、元々仏像のデザインを取り入れています。その為、親和性が高く、違和感が少ないのでしょう。

 

こういった品は、別に「仏を馬鹿にする」という意味で作られたものではなく、仏の良いイメージ・力強いイメージを表現した結果、誕生したもの。

多くの日本人の感覚からすれば、「あやかるもの」「賞賛するもの」に分類されるハズですが…。

ウルトラマンブッダに批判的な人は、こういうのも駄目なのかもしれませんね。

 

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宗教の問題は、根深くて難しいもの。

宗教が原因で、戦争が起こったという話も多い。扱い方を間違えると、危険なものです。

 

ただ、どの宗教も「人の心の安寧」を目指しているのは同じでしょう。

安寧を得る為には、寛容の心が重要。

違う考えを認め・他人を許し・共に生きる為には、寛容の精神が必要です。

 

今回の「ウルトラマンブッダ」問題に限った事ではありませんが…

揶揄する目的でなければ、多少のことは大目に見るというのも、人々の心の安寧に繋がると考えます。揉め事は最小限にして頂けると有り難い。

 

きっと、仏様もウルトラマンも、人々が喧嘩する姿を好まないハズ。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

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