makaran宝箱

時事ネタ・法律・エンタメなどなど、様々な話題を分かりやすく&面白く味付けしてお届け!

【政治の話】1日もたなかった「適材適所」

先日、内閣改造自民党人事に関するニュースが流れました。

 

www.nikkei.com(2019/9/11)

jp.reuters.com(2019/9/11)

 

先ず目に付くのは、「政権運営の土台」を、今回もシッカリ残したこと。

安倍首相、麻生財務相、菅官房長官、二階自民党幹事長。この四名を中心に、引き続き運営を行っていく布陣です

 

他方、初入閣者が多数。つまり「大臣未経験者が、初めて大臣になった」という話が多い内閣となりました。

その中でも、マスコミが揃って「小泉進次郎環境相」の話ばっかりやっていますね。

まあ、若くてテレビ映りも悪くないし、結婚というメデタイ話があったばかりの方なので、話題として取り上げ易い。

起用した方も、「良い意味で騒がれる」ということを狙っていたのでしょう。

 

--------------------------------

 

しかし、これだけ新顔を入れるという事は、不安要素も増えるということ。

「リスキーな内閣」であるとも言えます。

その予想通り、早くも怪しいニュースが。

 

nlab.itmedia.co.jp(2019/9/12)

 

新内閣発足のニュースが流れたのは、2019年9月11日。

上記ニュースが流れたのは、翌日の9月12日。

1日もたずに、早くも野党が攻撃材料を手にした模様です。困りましたね。

 

上記ニュースの内容を、簡単に説明すると、以下の様なものになります。

一言で表現すれば、

「自分はIT担当大臣の適任者だ。なぜなら、スマホが使えるから」と、ドヤ顔で言った

…こんな感じですね。

 

 

◆今回名前が出たのは、初入閣した竹本直一(たけもと・なおかず)氏。78歳。

◆竹本氏の担当は、科学技術やIT(情報技術)である。つまり、インターネット関連政策のトップに位置する方。

 

◆しかし、竹本氏のホームーページが閲覧不可であると判明。竹本氏側の発表によると、「数ヶ月前からこの状況だった」とのこと。なぜそうなったか、詳細は不明。

◆「IT担当大臣」なのに、閲覧不可状況のページをアチコチにリンクさせていたり、その状況を外部から指摘されるまで放置したり…と、何やらおかしなことに。国民の間に、「この人で大丈夫?」との不安の声が。

◆そこにきて、竹本氏のコメントが追加。

SNSへの投稿を、自らのスマートフォンで行えるスキルがあるので、IT関連政策については、問題なく扱える」

 

…何だか、凄い話ですね。

個人ブログの運営者程度なら、「ホームページを放置していて、見れなくなりました」と言っても、そんなに騒ぎになるとは思えません。

しかし、「ネット政策のボス」であるIT担当大臣がソレでは…。

 

追加コメントも、なかなか強烈。

ツイッターを、自分のスマホから更新しているので、問題ない」

いや…それを「国民の不安を払拭させる為」に発言したのであれば、かえって大問題。

 

スマホからツイッターを更新する事は、子どもさんでもやっています。難しい作業ではありません。それを大臣がコメントにするというのは、なかなかシュールです。

別の話に例えると、外務大臣が、”自分は英検5級を持っているから、英語での交渉は問題ない”」と発言する様なもの。

(ちなみに、英検5級の問題レベルは「中学初級程度」。問題文の漢字にフリガナが打ってあるので、小学生でも受け易い)

 

--------------------------------

 

これで終わっていれば、まだ良かったのかもしれません。

「竹本氏のホームページが見れない」に続いて、こんな話が追加されました。

 

www.itmedia.co.jp(2019/9/13)

竹本氏は、公式WebサイトTwitterFacebookYouTubeなどネットメディアを通じて情報発信しているが、公式サイトは9月13日現在、閲覧できない状態だ。

さらに、公式YouTubeでは、アニメ海賊版など不適切な動画を含むリストを、「高く評価した動画」として公開していたことも分かった

 

竹本氏の事務所は、「本人はこんな動画は見ないと思う」とコメント。

YouTubeアカウントを管理するスタッフのミスで、不適切な動画を含むリストが誤って公開された可能性があるという。

また、竹本氏の公式YouTube「TakemotoTV」では、13日午前まで、「高く評価した動画」(アカウント所有者が「いいね!」した動画)のリストが公開されており、アニメの海賊版や、安倍晋三金正恩は親戚!!! 安倍晋三は『在日』です」などと題する動画など、不適切な内容の動画も含まれていた。

 (https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1909/13/news080.htmlより。改行・強調等は筆者によるもの)

 

何か、いろいろおかしいですね。

ハッキングを受けたのであれば、多少は同情しますが…。未だ、そんな話は出ていません。

 

f:id:tenamaka26:20190914213626j:plain

(イメージ画像 https://www.pakutaso.com/20190721211post-22367.html

 

「IT担当大臣だから、ITに関してはプロ並みの知識を持て」とまでは申しませんが、一般人よりも少し上の知識は持っていて欲しいところです。

 

更に言えば、「超一流のプロを使いこなす、組織運営力」は、大臣にとって絶対条件です。

上記の記事によると、「スタッフが間違えた」という理由を述べていますが、その時点で強烈にアウト。「そんな人物を雇う人が、いきなりIT担当大臣になって何ができるのか?」と問われたら、どう答えるのでしょうか。

 

ここまでITに怪しい状況だと…。

ネットのフェイクニュースに引っかかって、トンデモな発言をしそうで怖い。

 

--------------------------------

 

この一連の流れ。

かつて「桜田義孝(さくらだ・よしたか)」氏が、失言で大臣辞職した時にソックリです。

 

www.bbc.com(2019/4/11)

www.sankei.com(2019/4/11)

 

桜田氏は、IT担当や五輪担当で入閣した経験のある政治家。

同時に、不祥事クラスの失言を連発し、事実上クビになった人です。

 

この方、言い間違いや失言を連発する方として有名。人の名前や地名を間違えるのはオードブルみたいなもの。自分の担当内容を質問され、泡吹く場面がしばしば。

 

最も目が点になったのは、「サイバーセキュリティ」についての発言。

桜田氏は、サイバーセキュリティに関する質疑応答の場で、「私は、パソコンを使った事が無い」と発言。海外メディアに「ある意味、最強のセキュリティだ」と揶揄される羽目になりました。

その発言は、「車を運転したことは一度もありませんが、今日からF1ドライバーとして試合に出場し、すぐに世界大会で優勝してみせます」と言っている様なものですが…。

 

--------------------------------

 

 この手の不安は、国民の中だけでなく、政権に近いメディアからも出ています。

 

www.sankei.com(2019/9/13)

 

上記記事は、安倍政権擁護の論調が目立つ産経新聞の記事。

安倍政権を攻める「朝日新聞」の対極に位置することが多いメディアです。

その産経が、「辞任ドミノは怖いよ」という記事を、「竹本IT担当大臣の、変な話」が出たタイミングで書いた。

これは、一種の警告と見た方が無難。

 

何か不祥事がある度に「適材適所」と言い続けてきた現政権。

1度くらいならまだしも、似た様な話が何回あったことか。

上記産経記事には、その話がリスト化されて掲載されています。

 

味方から「かつての不祥事リスト」を突きつけられたに等しい、今の状況。

しかも、口火を切ったのは「IT担当大臣」です。

「キャッシュレス決済」や「電子政府」といった政策を担う、幹部にも等しい方。

直接的に指示を出さなくても、影響力は大きいはず。もし影響力ゼロならば、大臣の存在が不要です。「無駄なポストを作ってどうする」という批判が出てくる。

 

 

早くも、新内閣に受難が生じた模様です。

ここをどうするかが、優秀な政治家の頑張りどころ。

イチ国民として、期待しています。それ以上に、不安だらけですが。

 

 

-----------(記事了)-----------

 

 

【参考書籍】

『その情報、本当ですか? ネット時代のニュースの読み解き方』

【au Wowma!】

【e-hon】  

【Neowing】

 

【TSUTAYAオンライン】

【Yahoo! ショッピング】

【紀伊國屋書店】 

 

【総合書店 honto】

【楽天】