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【昭和特撮の話】第四惑星の悪夢(その2 ディープ考察編:前半)

先日、特撮作品ウルトラセブンについて、記事を書かせて頂きました。

 

tenamaka26.hatenablog.com

 

ウルトラセブン』は、一応は子ども向け番組なのですが、大人向きの「深くて渋い話」が多く、未だにファンが絶えない作品として有名です。

そんな深いエピソードの中から、「第四惑星の悪夢」という話について紹介したのが、上記リンク先の記事。

当記事は、その続きになります。

 

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「第四惑星の悪夢」で描かれたテーマを、ひとことで表現すれば…

「機械に頼りすぎると、恐ろしい結末が生じる」

というもの。

SF作品によくある、「AI(人工知能)による、人類の奴隷化」について描いた話になります。

 

しかし、話の内容をよくよく観察してみると、矛盾が多い。

この矛盾を、テーマに沿って好意的に解釈すれば、更に深い話が見えてきます。いわゆる「物語の裏側を読む考察」というヤツですね。

これも、楽しみ方のイチ形態です。

(『新世紀エヴァンゲリオン』等の作品で、盛んに行われています)

 

今回記事と次回記事の2回に渡り、筆者なりの考察を紹介し、「第四惑星の悪夢」のよりディープな楽しみ方・鑑賞方法を提案します。

ややマニアックな記事になりますが、お口に合えば幸いです。

 

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なお、この手の記事に関して、毎度の事ながら注意を。

 

本記事は「第四惑星の悪夢」に関し、かなりのネタバレ要素を含む記事になります。

従って、このエピソードを一度もご覧になっていない方が本文を読むのは…あまりオススメしません。

 

「既に作品を観賞し、オチを知っている」「その上で、更なる別解釈を楽しみたい」という方に向けた記事になります。どうかご了承ください。

 

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では、当記事の本編に入ります。

ネタバレが嫌いな方は、ここで引き返してください。

 

以下には、「下向きの矢印」が、20個表記されています。

矢印の羅列が終わった所から、ネタバレを含む記述が始まります。

 

↓5

↓10

↓15

↓20

 

では、先ず「第四惑星の悪夢」の内容を再確認しましょう。

 

 

▼宇宙ロケット「スコーピオン号」が完成。テストパイロットに、「モロボシ・ダンウルトラセブンの仮の姿)」と、「ソガ(普通の地球人)」が選ばれる。

スコーピオン号の特徴は、
コールドスリープ(長期冷凍睡眠)機能が存在」
「目的地を入力すれば、眠っている間にAIが自動操縦する」
というもの。

 

▼打ち上げは成功。予定コースに乗った後、モロボシとソガは約1ヶ月のコールドスリープに入る。

▼2人が眠りについた後、地上管制が異常を検知。原因不明だが、宇宙船が予定コースから外れている。

▼地上からの操作は不可能で、乗組員のモロボシとソガはコールドスリープ状態。セットした期間が終わるまでは、眠り続ける。地上管制は見守る事しかできない。

 

▼予定時間が経過し、コールドスリープから目覚めるモロボシとソガ。

スコーピオン号は、地上に着陸していた。予定とは違うが、どうやら地球に戻ってきたらしい。

▼外へ出て、周囲を探索する2人。人通りが極端に少ない等、妙な雰囲気ではあるが、どう見ても日本である。

 

▼すると、2人の目の前で、トラックと人間との交通事故が発生。事故を目撃したモロボシは、100%トラックが悪いと判断。

▼間もなく、事故現場に”軍警察らしい姿”をした連中がやってくる。彼らに向かって証言するモロボシであったが、軍警察は「トラックは悪くない。人間が悪い」と断定。

▼「それはおかしい」と食い下がるモロボシであったが、なぜかモロボシ達が逮捕されてしまう。とある施設へ連行される2人。

▼2人が連行された施設は、「総合センター」と呼ばれるビル。そのセンター長官である初老の男性が、モロボシとソガに面会。驚愕の事実を話し始める。

 

▼ここは地球ではなく、遠く離れた「第四惑星」という星。
ここの司法・行政・立法を担っているのは、ロボットでありコンピュータ。長官もロボットである。
スコーピオン号を遠隔操作し、コースから外して第四惑星に着陸させたのも、長官である。

▼元々、第四惑星は人間が支配していた。が、約2000年前にロボットが製造され、様々な仕事をロボットに任せた結果、人間とロボットの地位が逆転。現在の人間は、ロボットの奴隷である。

▼マザーAIの計算によれば、第四惑星の人間は滅亡が確定している。
しかし、人間が滅亡すると奴隷もいなくなる。
それはロボットにとって不都合。奴隷不足を補う為に地球へ侵攻して、人間狩りをする…と告げる長官。

▼長官の話を聞いたモロボシとソガは、最初は半信半疑であった。が、人間が死刑になりまくる光景を目の当たりにし、長官の話を信じ始める。同時に、自らに命の危険が迫っている事も感じ始めた。

▼警備兵の隙を突き、逃げる2人。そこに、長官の秘書である「人間の女性」が現れ、逃走を援助。モロボシとソガは、センターからの脱出に成功。

▼しかし、第四惑星の主はロボットである。あっと言う間に「長官の秘書が逃走を援助した」とバレてしまい、秘書へ死刑判決が出る。

▼秘書を助ける為、刑場に現れたモロボシとソガ。ロボットと銃撃戦になり、ソガは負傷。追い詰められたモロボシは、ウルトラセブンに変身し、ロボットの軍勢を撃退。

 

(提供:ホビーサーチ)

 

▼その後、モロボシとソガは地球へ帰還。しかし、誰も「第四惑星」の話を信じてくれない。
同僚から「夢でも見たんじゃない?」と軽くあしらわれ、上司からは「疲れているだろうから、休暇をやる」と言われた。

 

「あれは夢なのか? いや、決して夢じゃなかったハズだ」

奇妙な感覚に陥ったモロボシとソガであったが、命令に従い休暇を取り、共に散歩に出かけた。

ロボットだらけの第四惑星を思い出したのだろうか。ソガは、遠くに見える山を眺めながら「地球の自然も減ってるな…」と呟き、エピソードは終了。

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「第四惑星の悪夢」は、「ロボット・AI社会に対する警告」を含んだエピソードです。これは確実に言えること。

しかし、話の随所に矛盾があり、それらをよくよく考えてみると…。

ちょっと変わった形の解釈が可能になります。

 

多くの方が思うのは、

「ロボット・AI社会に対する警告」の象徴は、第四惑星を支配しているロボット軍団と、それに従わざるを得ない人間

という構図でしょう。

 

 

しかし、筆者の解釈は違います。それは、

「ロボット・AI社会に対する警告」の象徴は、モロボシとソガが乗り込んだスコーピオン号」である

というもの。

 

そして、

「第四惑星は存在せず、2人が同時に見た夢だった」

というもの。

 

 

なぜ、そういう解釈が成り立つのか?

続きは、次回の「後半」記事にて。

 

 

------------------(記事了)------------------

 

 

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