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【医療情報の話】お金が一番、正確性は二の次…ではNG

当ブログでは、様々なネタを扱っています。

よく扱う話題としては、「時事ネタ」「アニメ・映画・特撮」「マンガ・一般書籍」等があります。

好意的に見れば「好奇心旺盛」「好き嫌いが無い」と言え、批判的に見れば「扱う範囲が広すぎる」と言えます。

 

しかし、当ブログの様な守備範囲の広いメディアでも、「なるべく扱わないでおこう」と考えるジャンルがあります。

それは「健康情報」「ヘルスケア記事」です。

 

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当ブログでも、至極たまに「伝染病の話」を記事にすることはありますが、それらは半ば時事ネタです。ここでいう「健康情報」「ヘルスケア記事」は、

 

「○×をすれば、健康になれる!」

「病気になりたくない人は、このサプリだけ飲めばいい!」

「こういう症状は、恐ろしい病気の兆候だ!」

 

という、「日常生活の中における、健康関連情報」を扱う記事のこと。

この手の話は、ネットに溢れかえっています。

 

 

 

なぜ、当ブログでは健康情報・ヘルスケア記事を書かないのか?

 

その理由は沢山ありますが、やはり「正確性を担保できない」というものが大きい。

間違った内容の健康関連記事を流せば、記事内容を信用した読者様が病気になったり、悪くすれば死ぬ場合もあり得ます。

取り扱い要注意の、非常に恐ろしいジャンル。

 

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しかし、健康に関する話を記事にしたがるメディアは、かなり多数あります。

同時に、問題のある記事を流すメディアも絶えません。

そんな話が、またひとつ追加されました。問題視されたのは、出産・育児情報サイトの「ベビカム」です。

 

www.j-cast.com(2019/8/22)

出産・育児情報サイト大手の「ベビカム」で、不正確な医療関連記事を配信していたとして、運営会社は「読者のみなさまに深くお詫びする」と謝罪した。

妊娠や出産、育児にまつわる記事を中心に配信しているが、「お役立ち健康ニュース」との枠で健康・医療関連の情報も伝えている。

 

しかし、19年6月に公開された記事「夏、男の子に多い急性出血性膀胱炎。女の子に多い膀胱炎との違いは?」をめぐり、五本木クリニック(泌尿器科・内科)院長の桑満おさむ氏が、不正確な記述が多数あるとブログで指摘した。

記事に筆者名や専門家の監修の有無などは書かれておらず、「尿管と尿道の違いすらよくわかっていないような記述もあり、誰がチェックしているのか不明瞭なのも問題かと思います」

 

桑満氏がブログで指摘後、記事ページを開くと「『お役立ち健康ニュース』は内容を確認中のため、現在、配信を停止しています」と表示され、すべての記事が非公開となった。

ベビカム社に7月30日、具体的な確認内容や編集体制、信頼性の担保方法などを書面で尋ねると、その後「お役立ち健康ニュース」の枠自体が消えた。

https://www.j-cast.com/2019/08/22365569.html?p=allより。改行・強調等は筆者によるもの)

 

ベビカム側が謝罪し、該当情報を削除しているので、「医師からの指摘が正しいと認めた」ということになります。

とりあえず、誤解する人を増やさない方向に行ったのは良かったのですが…。

「なぜ誤った記事を出したのか?」「チェック体制はどうなのか?」等の原因追及と報告が無い。

 

www.babycome.ne.jp(2019/8/2公開 2019/8/24閲覧

 

育児大手のサイトで、大手出版社・小学館との提携もある有力組織ですら、この手のミスを犯します。

医療関連記事は、簡単なものではありません。

 

f:id:tenamaka26:20190824050640j:plain

(イメージ画像 http://www.ashinari.com/2011/07/10-348325.php

 

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ところで。

 

ここまで難しく、失敗したら恐ろしい事態を引き起こしかねない「医療系記事」を好んで書きたがり、問題記事を掲載して炎上するメディアが多いのは…なぜでしょうか?

 

その理由は簡単です。「儲かるから」です。

 

健康情報に興味を持つ人は、とても多い。

その為、健康情報を紹介した記事は、多くの人に読まれます。

閲覧数が増えれば、サイトに掲載する広告からの収益が増えます。

また、健康関連の通信販売リンクを貼る事も有効。健康情報の記事に・健康食品の広告を掲載すれば、相乗効果で売り上げアップ。

 

儲けを重視すればするほど、記事の過剰生産が起こり易くなります。

過剰生産になれば、記事の品質が粗悪になります。

記事の品質とは、正確性のこと。正確性を犠牲にして収益を追及し、後に粗悪記事が原因で大炎上する…という光景は、あまり珍しいものではなくなりました。

 

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医療記事の、粗悪量産現象。

この典型例である炎上事件が、3年前に発生しています。

球団を持つレベルの大企業・DeNAが起こしたWELQ騒動」です。

 

tenamaka26.hatenablog.com

 

WELQ」は、当時の医療系サイトでは最大級の規模を誇るものでした。

幅広いジャンルの内容で、多数の記事が掲載されていましたが…。

 

その内容が粗悪すぎて、大問題に発展。

酷いものになると、「肩こりの原因は、幽霊」との記事も。

 

なぜそんな事になったのか?

その理由は、「激安価格で外部ライターに記事を発注したり、時給で雇ったアルバイト学生をコキ使ったりして、記事の量産を最優先・正確性を二の次にした」という裏事情があったから。

 

問題発覚後、DeNAは真摯に対応し、何とか炎上は鎮まりましたが…。

この騒動が残した教訓は大きく、ネット史に残る話になりました。

なお、「インチキ記事の量産手法を考え出した、騒動の首謀者」と思しき人物は海外に飛んで、未だに姿を見せていません。このまま闇でしょうか。

 

 

WELQ騒動から、そんなに時間は経過していません。

それでもなお、教訓が活かされていないと思われる事件が起こります。

「騒動から何も学んでいない」と言われても、言い返せませんね。

 

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多くの医療系サイトには、こんな感じの注意書きがあります。

「サイト内の情報を鵜呑みにして、何らかの健康被害が出ても、サイト側は一切の責任を負いません」

 

それはそうです。

医療というものは、基本的にオーダーメイド。各個人の体質や病歴等は千差万別。それぞれに合った治療法を選択するのが基本です。

それが出来るのは、免許を持った医師・医療関係者だけ。

 

話のタネに医療サイトを見物するのはOKとしても、その情報を解決手段と決め付けるのは危険です。

良いサイトを探す前に、良い医師を探す方が先。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

【参考書籍】

『健康を食い物にするメディアたち ネット時代の医療情報との付き合い方』

【au Wowma!】

【Book Live!】(試し読みアリ)

【BOOK☆WALKER】(試し読みアリ)

 

【ebook-japan】 (試し読みアリ)

【e-hon】

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