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【ウルトラシリーズの話】かなり気の毒な扱いを受けた、某ウルトラ超人

先日、2021年公開予定の映画『シン・ウルトラマンについて、記事を書かせて頂きました。

 

tenamaka26.hatenablog.com

 

『シン・ウルトラマン』の製作に深く関わるのは、『新世紀エヴァンゲリオン』等で有名なクリエイター「庵野秀明(あんの・ひであき)」氏。加えて「樋口真嗣(ひぐち・しんじ)」氏の参加も発表されました。

庵野・樋口タッグといえば、『シン・ゴジラ』を製作したタッグです。

『シン・ウルトラマン』も、『シン・ゴジラ』と同じくリアル路線を追及し、子どもから大人まで楽しめるエンタメ作品になる可能性・大。

期待に胸が膨らみます。

 

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『シン・ウルトラマン』の製作発表を受けて、各種メディアがウルトラマンの特集記事を掲載。

当ブログも同様に、複数のウルトラマン関連記事を書きました。

執筆に当たり、筆者がネットで資料を探していると…以下のサイトを偶然発見。

 

magmix.jp(2019/8/10)

 

上記リンク先では、初代ウルトラマンではなく、帰ってきたウルトラマンという別作品について特集を組んでいますが…。

 

実はこの『帰ってきたウルトラマン』、色々な意味で、同情を禁じ得ないウルトラマンなのです。

 

どれくらい気の毒なのか?

当記事ではその点に注目して、『帰ってきたウルトラマン』の紹介をさせて頂きます。

 

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帰ってきたウルトラマン』は、1971年に放送された作品。

初代『ウルトラマン』は1966年放送。続く『ウルトラセブン』が1967年放送。セブン終了後、年単位の間を空けて製作されたのが、『帰ってきたウルトラマン』です。

 

m-78.jp(2019/8/20閲覧)

 

(提供:YAMADAモール)

 

で、この『帰ってきたウルトラマン』ですが…

不憫な事に、固有の名前がありませんでした。

 

他のウルトラ超人には、「エース」「タロウ」「ティガ」「ガイア」「オーブ」「タイガ」等々、個々人に名前が付いています。

しかし、『帰ってきたウルトラマン』が製作された時に、製作側は「ウルトラシリーズが何十年も続き、ウルトラ超人が多数誕生する」とは思っていなかったのでしょう。

その為、「何が何でも、固有の名前をつける!」とはならなかった。劇中でも、登場人物の全員が「ウルトラマン」としか言っておらず、そこだけ聞けば初代との区別がつきません。

 

この後、次々と新シリーズが始まり、『帰ってきたウルトラマン』と『初代・ウルトラマン』の区別を付ける必要が出て来ました。

そこで、とりあえず初代を「ウルトラマン」とし、帰ってきたウルトラマン』を「新マン(新ウルトラマン)」と呼称する事態に。

 

円谷プロの公式サイト「円谷ステーション」でも、2019年8月1日に『シン・ウルトラマン』について触れています。

それによると「昭和41年(1966年)に放送された「ウルトラマン」を『シン・ウルトラマン』として映画化することが決定しました。」とあります。

 

これを読んで「えっ?」と思った方もいるのではないでしょうか。

 

以前からアナウンスされていた『シン・ウルトラマン』というタイトルから、てっきり『新ウルトラマン』=帰ってきたウルトラマンがリメイクされると思っていた人も、少数派ながらいると思われます

 

「新マン」「帰マン」の略称で知られる『帰ってきたウルトラマン』は、『ウルトラマン』『ウルトラセブン』に続くウルトラヒーローとして、3年間の空白を経て製作されたシリーズ第3作です。

 (https://magmix.jp/post/16331より。改行・強調等は筆者によるもの)

 

帰ってきたウルトラマン』が、子供雑誌等で紹介される時には、「新マン」や「帰マン」の名前が記述されていました。

しかし、ウルトラシリーズが次々と発表される中、「いつまでも”新マン”じゃあ格好悪いなあ」という意見が出たのか、ウルトラマンジャックという固有名詞が与えられることに。

 

個人名を貰うだけで、長い時間がかかったウルトラマン…何とも不憫です。

 

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不憫なのは、名前だけではありません。デザインも同様。

 

下記画像は、「初代・ウルトラマン」の画像です。

(提供:ホビーサーチ)

 

続いて、下記画像は「帰ってきたウルトラマンウルトラマンジャック)」の画像です。

(提供:ホビーサーチ)

 

 

両者を並べて見ると、かなりデザインが似ています。

胸や腹のラインが多いかどうか…くらいの差しかありません

 

(←初代ウルトラマン)(帰ってきたウルトラマン→)

 

これも、名前と同様に「当初は、両者に明確な差をつける気が無かった」という点から出た話。

 

まあ、種族は同じですから、ソックリさんがいたとしても不思議は無いのですが…。

二番手の影が薄くなってしまいます。

 

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更に、各種設定も不憫。

 

例えば、変身です。

ウルトラマンに巨大化変身する時は、「ベータカプセル」「ウルトラアイ」「タイガスパーク」等の道具を使って変身するのが普通。

しかし、「帰ってきたウルトラマン」の場合は、「命の危険が迫った時、本能的に変身のスイッチが入る」という、何とも難解な設定。

 

これは、怪獣に襲われ・殺されかけた時には「オートチェンジ機能」として重宝します。

しかし、逆に言えば「死にかけないと変身不可能」ということ。自由に変身できないので、何とも中途半端です。

 

例えば「遠くにいる怪獣を迎撃する」となった時、主人公は”怪獣から危害を受ける距離”にはいません。その為、殺されかける事も無い。

従って、変身する為には「自らを死に追いやる行動」を迫られます。具体的には「飛び降り自殺をする」等、なかなかショッキングな方法を強いられます。

変身の度に、人間としての寿命は縮まりそうですが…。

(さすがにマズイと思われたのか、後に「死にかけなくても、主人公の意思で変身可能」という設定に変わりました)

 

 

他にも、

▼敵が、「社会的地位」や「人間関係」を利用した精神攻撃を仕掛けてくる。

▼主要キャラが暗殺される。

▼大衆の狂気に巻き込まれ、何が正義か分からなくなる。

等々、気の毒な場面が多数。

 

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しかし、「設定の不憫さ」を裏側から見ると…

「設定の複雑さ」「物語の重厚さ」と捉える事が可能です。

 

実際、『帰ってきたウルトラマン』のエピソードの中には、「考えさせられる、重いテーマ」を扱ったものがチラホラ。

大人の鑑賞に十分耐え得る完成度であり、「子どもには理解できないのでは?」という高度な話もあります。

 

それはどんな話かといえば…

長くなってしまったので、当記事はここまで。

次回は、『帰ってきたウルトラマン』の傑作エピソードについて御紹介します。

 

 

----------(記事了)----------

 

 

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