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【NHKの話】お客の逃げ足が韋駄天

2020年の東京オリンピック

開催まで、残り1年を切りました。

各方面で、準備・支援の動きが盛んです。

 

そんな動きの中に、とあるテレビドラマの存在があります。

NHK大河ドラマ『いだてん』です。

 

www.nhk.or.jp(2019/8/13閲覧)

 

『いだてん』は、1964年に開催された、前回の東京オリンピックに絡んだ話。

NHK大河ドラマには珍しい、近~現代劇になっています。

 

大河ドラマといえば、大半は「明治初期よりも前の人物」を中心に描く展開だったはず。過去には、近~現代劇を放送した事もありますが、大河ドラマ全体から見れば「1割以下の少数派」です。

50年振りの「五輪・日本開催」とはいえ、NHKの首脳陣は、思い切った事をしましたね。

 

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で、その結果は…大方の予想通り、厳しいものになっています

(注意:ここまで読んで頂いた方にはお分かりだと思いますが、当記事は、NHKに対して辛口の内容になっております。気分を害される恐れのある方は、当記事の続きをお読みにならず、右記の「各種カテゴリ」「最新記事」等の中から、お好きな記事をチョイスして読んで頂ければ…有り難いと存じます)

 

www.nikkansports.com(2019/8/13)

 

NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」(日曜午後8時)の第30回が、11日に放送され、関東地区の平均視聴率が、大河ドラマ史上最低となる5・9%(関西地区5・2%)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 

同作は第22回で6・7%(関西地区6・0%)と、当時の大河ドラマ史上最低の数字を記録したが、これを更新してしまった。

関東地区では初めての5%台。

 

これで第6回から第30回まで25話連続で1桁の数字となった。

https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201908050000709.htmlより。改行等は筆者によるもの)

 

NHKは、受信料の強制徴収で成り立っている放送局です。他の放送局の様に、広告収入や入会金で運営されるものではありません。

その為、視聴率の上下が、直近の利益に影響を与え難いのですが…それでも、ちょっと厳しいですね。

 

例えNHKといえども、中~長期的に見れば、視聴率の低下は不安材料でしかありません。「視聴率が低い? 誰も見てないという事じゃん!」と言われたら、規模縮小に向かうしかないからです。

NHKは独自の視聴率調査を実施しており、ビデオリサーチ等の民間調査機関とは別口です。とはいえ、調査結果に大差は無いと思われます。(もしあれば、NHKか民間調査のどちらかがインチキ・デタラメという事になってしまうので)

 

大河ドラマ」は、数あるNHKオリジナル番組の中でも、看板タイトルのひとつ。

その大河が、史上最低数値を更新し続けるというのは、何とも寂しい感がありますね。

 

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この苦境は、『いだてん』の製作発表時から、多くの人が予想していました。

 

大河ドラマキラーコンテンツ(人気の出る題材)は、主に3つ。

織田信長を筆頭に、数々の武将が活躍する「戦国時代」

赤穂浪士の討ち入りで御馴染み「忠臣蔵

◆維新志士と幕府側で激しく争った「幕末・明治初期」

これらから離れれば離れるほど、視聴率的には苦戦しています。

 

特に、近~現代劇を描くとすれば、大河よりも「NHK連続テレビ小説」の方が適していたハズ。

「時代劇は、大河で」「近~現代劇は、連続テレビ小説で」という棲み分け・役割分担があったと思われますが、あえて破った結果、今の状態に。

チャレンジ精神は素晴らしいのですが…。

 

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大河苦戦の雰囲気は、ネット空間からも感じ取る事が出来ます。

 

例えば、2016年に放送された『真田丸』は、視聴率的にも大健闘しましたが、ツイッター等のSNSでも盛り上がりました。ドラマを視聴しながら呟く「リアルタイム実況」がよく見られ、トレンドに関連ワードが出る事もしばしば。

ニコニコ超会議・2016」では、真田丸のコーナーが設けられています。ゲストとして、ドラマ内にて真田昌幸を演じた「草刈正雄」氏が登場した時には、会場は大いに盛り上がり、人気の高さを窺わせました。

 

『いだてん』には、こういった景気の良い話が、少ないと思われます。

近年のドラマは、「SNSを上手に巻き込んで盛況」となる作品が多い。上手に巻き込めないとなれば、苦戦必至。

 

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幸いといいますか、『いだてん』の放送は続きます。これからの展開次第では、人気が爆発する可能性も…全く無いとは言えない。

残された時間は少ないものの、テコ入れも不可能ではありません。

 

また、今は不人気でも、後年になって評価が変わる事もあります。

機動戦士ガンダム』は、その典型例。

ガンダムは、初回放送では打ち切りを喰らい、話を短縮したアニメでした。しかし、後になって人気が爆発。打ち切りを喰らった初作品が「ファーストガンダム」として再評価されています。

 

『いだてん』でも、同じ事が起きないとは限らない。

そうなるまでには、長い時間がかかるかも知れませんが。

 

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近年、周辺環境が厳しくなる一方のNHK

遂には、国会内に「NHKスクランブル化」を公約にした政党が出現。慌てたNHKは、受信料の正当性をアピールする番組を流す事態に。

そこへ来て、看板番組「大河ドラマ」の苦戦です。これはキツイ。

 

2020年の大河は、戦国武将「明智光秀」を主人公に据えた『麒麟がくる(きりんがくる)』だと発表されています。

大河キラーコンテンツの「戦国モノ」になる様子ですね。セオリー的には、手堅い展開だと言えます。

 

ただ、「今年の苦戦が、来年に影響を及ぼすかどうか?」までは読めません。

と言うのも、「大河ドラマを見ない」という習慣が視聴者についてしまえば、何を流しても視聴率が上がらない恐れが出てくる為です。

 

今年の視聴者数は、来年の潜在顧客みたいなもの。

その潜在顧客が、どうやら減少している様子。

影響が出なければいいのですが…どうなる事やら?

 

 

---------------(記事了)---------------

 

 

【参考書籍】『NHKが危ない! 』

【au Wowma!】

【e-hon】

【Neowing】 

【総合書店 honto】

【紀伊國屋書店】