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【時事ネタ】「ヨシモト」と「ハリモト」の共通点

吉本興業」に関する、一連の騒ぎ。

岡本社長のグダグダ会見の前後が、最も騒がしかったのでしょうが…現在は沈静化に向かっている模様です。

 

いや、沈静化というか…

パワハラ・脅迫・ボッタクリ等の裏話を始め、余りにも酷いボロが出まくったので、「またですか?」程度の受け取り方をされているのかも知れません。

悪い意味で、飽きられているのでしょう。

 

直近では、「若手育成の合宿に参加する条件として、怪我しても・死んでも・吉本興業の責任を問わない旨の書類を書かされた」という話が追加されました。

 

news.mynavi.jp(2019/8/4)

 

吉本側は「担当者の引継ぎミス」という理由を挙げていますが、信じる人はいるのか?

…いたとしても、かなり少数派でしょうね。

吉本興業という組織は、全く信用されない状況になっています。

 

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他方、吉本興業とは別の問題で、騒がれている人がいます。

その方は、TBSの番組「サンデーモーニング」に出演中のご老体、張本勲(はりもと・いさお)」氏です。

張本氏は、1960~80年代に、日本のプロ野球界で活躍された元選手。その経歴から、スポーツコメンテーターとして活動しています。

 

張本氏の論評は、常日頃から「上から目線」として騒がれる事が多い。

今回の騒ぎも、その論調で語った事が問題視されています。

主張内容は、高校野球選手は、故障の事を考えずに、とにかく根性でプレイしろ」というもの。

 

この言葉に対し、一般視聴者だけでなく、現役の野球選手からも反対意見が出ました。

 

www.nikkansports.com(2019/8/4)

 

張本勲氏が4日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演。

カブスダルビッシュ有投手から前回7月28日放送時の発言が“喝”を入れられたことについてコメントしなかった。

 

張本氏は前回放送で岩手大会の決勝戦を登板回避した大船渡・佐々木朗希投手の問題について

「最近のスポーツ界で一番残念。絶対、投げさすべきなんですよ。楽させちゃダメですよ、スポーツ選手は」

などとコメントした。

 

これに対しダルビッシュツイッター

「シェンロンが一つ願いごとを叶えてあげるって言ってきたら迷いなくこのコーナーを消してくださいと言う。」(全文まま)

とツイート。

人気アニメ「ドラゴンボール」で7つのドラゴンボールを集めると出現し願いを叶えてくれるという神龍(シェンロン)を使って、張本氏の意見にやんわりと“喝”を入れた。

 

今回の放送では甲子園の出場校が出そろったことについては触れたが、佐々木投手の話題はまったく出なかった。

 (https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/201908040000154.htmlより。改行・朱入れ等は筆者によるもの。以下同)

 

張本氏は、自らの発言に批判が殺到している事に対し、ダンマリで通す模様です。

元スポーツ選手の評論家であれば、スポーツマンシップに則り、キッチリと理論立てて・正々堂々と反論して欲しいところですが…。

 

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上記で述べた、2つの騒動。

「吉本」と「張本」、「お笑い」と「スポーツ」。

 一見すると、共通点が無さそうですが…。

 

実は、騒動の根っこには、同じものがあると考えます。

それは、

「昔の成功体験を、今でも通用するとしてゴリ押した結果、反発を喰らって失敗」

というもの。

 

 

吉本興業は、「若手を放置し、育ってきた連中をピックアップする」「契約書は無い」「ギャラ配分は教えない」という、昔ながらのやり方を通そうとしました。

しかし、「反社会勢力や労働問題に関する、世の中の考え」が変わっているのに、そのリスク管理を芸人任せにし、報酬形態を放置していた。

世の中の情勢に合わせて変えるべき所と・昔ながらのやり方を守った方が良い所を、履き違えたのです。

 

張本氏は、「根性があれば何とかなる」という古い考えのまま発言し、若者の未来を食い潰すの?という批判を受けました。

高校野球は教育の場であり、根性というのはその一面に過ぎません。スポーツ医学の発達や、野球ルールの改定等も多い。張本氏が18歳だった60年前とは、何もかもが違います。

張本氏は、”ウサギ跳び”に代表される「身体に悪い練習方法」や、「練習中に水を飲む奴は根性なし」とした感覚を捨てきれていないのでしょう。

張本氏も、吉本興業と同じく、世の中の情勢に合わせて変えるべき所と・昔ながらのやり方を守った方が良い所を、履き違えたのです。

 

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上層部や指導者が変化せず、「自分達が上手くいったのだから、同じ事をやれば後輩も上手くいく」という思考を押し付ける。

これが諸悪の根源です。

 

昔ながらのやり方で、上手くいく事も多いでしょう。

その場合、「なぜ昔ながらのやり方が、今も通用するのか」という点を、ちゃんと説明できなければダメ。

「昔は、上手くいったから」という事だけでは、十分な理由になりません。世の中は変わるのに、上手い方法は変わらない…という事ばかりではありません。

ちゃんとした理由も無く、「それまでは、たまたま上手くいっていただけ」であれば、ボロ・不合理・不満がちょっとでも出たら、一気に噴出して収拾がつかなくなります。

最近のスポーツ界では、そんな話が多い。

 

toyokeizai.net(2019/7/31)

張本氏の発言は時代錯誤に映る。

そして彼が選手に「苦難」を強要する、昭和的な運動部体質の持ち主であることが改めてクローズアップされた。

 

昨年の日大アメフト部における〝タックル強要〟の問題。

ボクシング協会会長による〝私物化〟問題。

女子レスリングの代表監督、日本体操協会の女子強化本部長による〝パワハラ問題〟。

少し前には大相撲での〝体罰〟事件。

 

これらはすべて旧態依然とした昭和的な運動部・体育会的な体質から引き起こされて、大きな非難を浴びてきた。

これらの事件・問題と今回の張本氏の発言は、根本的に質が同じだと言わざるをえない。

https://toyokeizai.net/articles/-/295227?page=3

 

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この「成功体験を捨てきれず、不合理な方法を強要し、大失敗して大炎上」という話。

同じ事は、「お笑い業界」や「スポーツ業界」以外の業界にも言えます。

 

「○×の常識は、世間の非常識」という言葉は、アチコチの業界に存在するもの。

しかし、その非常識を放置し、世間にバレて批判を喰らえば、どんな大組織であってもダメージを受けます。

長年放置し、隠蔽すればするほど、反動もデカイ。

 

組織の運営に関わる者は、常に自問自答し、「今までのやり方が今後も通用するのか?」を考え続けなければなりません。

シンドイ仕事ですが、その仕事をやって貰う為に高い能力を求められ、対価も高いハズ。

自問自答をやらない者が、「権力に胡坐をかく無能」と評され、問題発生時にボコボコにされる世の中です。油断できないのに…。

 

 

SNS等が発達し、個人の力が増した現代では、狭い組織や業界の理屈が通用しにくくなっています。

それを「仕事における新要素」と捉え、上手に管理・運営する者が、次の成功者になる事でしょう。

 

 

-----------(記事了)-----------

 

 

【参考書籍】

『成功体験はいらない しがらみを捨てると世界の変化が見える』

 

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