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【生物の話】勝手に飼育したら、刑務所行きになるかも

8月に入りました。

この時期は、川・山・海へ行く方も多く、自然を感じる場面が増える時期でもあります。

 

特に、子供さんのいらっしゃる家庭では、その傾向が顕著。

お子さんの「夏休みの宿題」「自由研究」に付き合って、屋外にて自然観察をされる方も多い事でしょう。

出かけた先で小魚を捕獲し、家の水槽で飼育して、観察日記をつける…といった光景も、特に珍しいものではありません。

 

しかし、そういった行動は、場合によっては懲役や罰金の対象になるかも知れません。注意が必要です。

ポイントは、「どんな生物を捕まえたか」という事。

 

www.kobe-np.co.jp(2019/8/1)

 家族で行楽地の水辺で遊んでいたら、小さな淡水魚を見つけた。「メダカかな。子どもも喜ぶだろうし、ペットにしよう」。軽い気持ちで持ち帰り、水槽で飼い始めた-。

 

ありがちな夏休みの一こまだが、その魚、実はメダカによく似たカダヤシかもしれない

兵庫県内など各地に生息し、許可なく飼育すると罰せられる特定外来生物だ。(小川 晶)

 https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201908/0012569155.shtmlより。改行・朱入れ等は筆者によるもの。以下同)

 

「メダカ」だと思ったら、外見がよく似た別種の「カダヤシ」だった…という話。

上記記事は、両者の比較画像が掲載されていますが、予備知識の無い状態で、パッと見ただけでは…恐らく、分かりません。

 

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神戸新聞の記事は、こう続けています。

「メダカのひれは角張っているのに対し、カダヤシは丸い。体つきも全体的に丸みを帯びています」。姫路市立水族館のスタッフ三木徹さんが解説する。

同館では、在来種のミナミメダカ(クロメダカ)とともに、許可を得てカダヤシを展示する

 

違いを分かった上で見比べれば別種と判断できるが、自然環境では分かりづらいという。

「色や大きさ、泳ぎ方はほぼ同じ。カダヤシを知らなければ、メダカと勘違いしてしまうでしょうね」

 

実際に、取り違えの事例は多い。

県内のメダカの研究者が「三田市内のため池に生息している」と聞いて数カ所を調べたところ、全てカダヤシと判明

小学校から「メダカだと思って育てていたら違った」との相談が関係機関に寄せられたこともある。

 https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201908/0012569155.shtml

 

「メダカがいる」との情報を受け、調べてみたら全部「カダヤシ」だったそうで。

 

水槽の中と違い、自然環境下では見分けが付きにくいもの。

相手は小さい生き物で、動きまくります。

その状態で完全に判別しろ!…となれば、至難の技。

 

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カダヤシは、特定外来生物です。

特定外来生物」とは、海外から日本に持ち込まれる外来種の中で、日本の生態系や環境に深刻な被害を与え得るもの。

上記記事では、環境省からの注意が紹介されています。

同省は2006年、攻撃性の強いカダヤシが、在来種のメダカを駆逐するなど生態系を破壊する恐れがあるとして、特定外来生物とした。

 

外来種被害防止法は、許可なくペットとして飼育した個人に対し、1年以下の懲役または100万円以下の罰金を科すと定めている。

 https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201908/0012569155.shtml

 

特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律


第四条

特定外来生物は、飼養等をしてはならない。ただし、次に掲げる場合は、この限りでない。

一 次条第一項の許可を受けてその許可に係る飼養等をする場合

二 次章の規定による防除に係る捕獲等その他主務省令で定めるやむを得ない事由がある場合

https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=416AC0000000078#21 2019/8/1閲覧)

第三十三条

次の各号のいずれかに該当する者は、一年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する


一 第四条又は第八条の規定に違反した者

https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=416AC0000000078#175 2019/8/1閲覧)

 

研究等を目的として、担当官庁から飼育許可を貰えば、特定外来生物の飼育は可能。

そういう手続きを踏まず、勝手に飼育すれば、最悪の場合「懲役」です。

 

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特定外来生物は、個別・具体的にリストアップされています。

詳細は、以下のリンク先にて。

www.env.go.jp(2019/8/1閲覧)

 

有名どころでは、「アライグマ」「カミツキガメ」「ガー(魚類)」「ヒアリ」等の名前が記載されています。

 

勝手に飼育は勿論ダメですが、万が一野外で発見した場合は、役所に相談するのが無難。

霞ヶ関まで行かずとも、市役所レベルで対応してくれます。担当窓口は「農林課」や「環境課」等が多い。不明な場合は、総合案内で教えてくれるハズです。

 

特定外来生物の中には、毒や病原体を持っていたり、人に怪我させるパワーがあったり、「近付くな危険」の部類に入るものが多い。

素人判断よりも、専門家に情報を回し・対処して貰う事をオススメします。

 

もし可能なら、画像を撮影しておけば話が早いかも知れません。

ただし、危険な状況は避ける事。「画像を撮影しようとしたら、気を取られて怪我した」では本末転倒です。

安全第一。注意しましょう。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

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