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【時事ネタ】京アニ放火事件に絡み、大阪で炎上

京都アニメーション京アニ)放火殺人事件から、早くも1週間。

犯人は意識不明の状態が続いており、聴取は難しい様子。犯人宅の捜索も行われていますが、まだまだ分からない事だらけ。

亡くなった方の遺族や怪我した方々を始め、何らかの形で事件に関わった方々の苦悩は、未だ消えません。

 

 

犯人への聴取が不十分な状況なので、ハッキリとした事は言えませんが、理不尽な事件であるのは明白。

「平日の昼間に、見ず知らずの男がやってきて、いきなりガソリン撒いて放火」という事態を想定しろ…という方が無理です。

関係者を責める方がおかしい。

 

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ところが、突然こんな話が湧いて出て来ました。

騒動の主は、ウェブメディア「インサイトナウ」と、大阪芸術大学教授の「純丘曜彰(すみおか・てるあき)」氏。

 

www.j-cast.com(2019/7/25)

多数の死傷者が出たアニメ制作会社「京都アニメーション」放火事件を受けて大学教授がウェブメディア「インサイトナウ」に寄せたコラム記事をめぐり、同サイトを運営する南青山インサイト(本社・東京都港区)がトップページに謝罪文を掲載した。

 

同記事では京アニを「麻薬の売人以下」同社作品の一部ファンを「個人の人生が空っぽな者」などとそれぞれ記述し、インターネット上で物議を醸していた。

 

記事は一度削除され、その後大幅に内容を短縮した上で再公開されたが、その記事も削除されるに至っている。

https://www.j-cast.com/2019/07/25363546.html?p=allより。改行・朱入れ等は筆者によるもの。以下同)

 

批判対象となった元記事は削除され、掲載されていたサイト「インサイトナウ」には”テンプレお詫び文”が小さく載っているだけ。

大阪芸術大学のページには、それらしい言及はゼロ。広報部のツイッターが荒れていますが、大学側の反応は無し。

論文の著者である純丘氏のツイアカは、批判コメントが増加しているだけ。

 

以上の理由から、上記J-Cast記事を始め、各種ネット媒体の内容を信用するしかありません。

これ、ネット炎上案件における最悪パターンです。

批判一色になってしまえば、逆転は至難の業。

 

f:id:tenamaka26:20190726224032j:plain

(イメージ画像 https://www.pakutaso.com/20120614156post-1545.html

 

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上記記事には、純丘曜彰氏の論文について、更に詳しい内容が書かれています。

記事では、京アニ作品に多い「学園物」ジャンルがヒットしたのは、中学・高校生活が大半の人にとっての「共通体験」だからだと指摘。

 

ただその上で、

「学園物は、この中高の共通体験以上の自分の個人の人生が空っぽな者、いや、イジメや引きこもりで中高の一般的な共通体験さえも持つことができなかった者が、精神的に中高時代に留まり続けるよすがとなってしまっていた」

などと作品ファンの心理をネガティブに推測している。

 

さらに

「終わりの無い学園物のアニメにうつつを抜かしている間に、同級生は進学し、就職し、結婚し、子供を作り、人生を前に進めていく」

「こういう連中に残された最後の希望は、自分も永遠の夢の学園祭の準備の中に飛び込んで、その仲間になることだけ」

として、

 

「人生がうまくいかなかった連中は、その一発逆転を狙う。だが、彼らはあまりに長く、ありもしないふわふわした夢を見させられ過ぎた。だから、一発逆転も、また別の夢。かならず失敗する。そして、最後には逆恨み、逆切れ、周囲を道連れにした自殺テロ」

京アニ作品ファンと放火事件を独自の論理で結びつけた。

https://www.j-cast.com/2019/07/25363546.html?p=all

 

純丘氏は、犯人をよく知っている様子?

犯人は意識不明の状態が続いており、聴取も不可能だというのに、この詳細な分析。親しい間柄でないと、断言するのは難しいと思いますが…?

知り合いでないのなら、なぜそう断言できるのか? 論拠となるデータが皆無ですね。

インサイトナウ」の元記事にはデータが載っていたのかも知れませんが、元記事そのものが削除されてしまったので、今から見返す事は不可能。

 

「世界中に存在する、京アニファン全員の素性調査」といったデータでもあれば、説得力が増すのでしょうが…そんなものは無さそう。

 

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大阪芸術大学教授「純丘曜彰(すみおか・てるあき)」氏から発せられた批判の論調は、被害者である京アニそのものへも向けられます。

京アニについて

「いくらファンが付き、いくら経営が安定するとしても、偽の夢を売って弱者や敗者を精神的に搾取し続け、自分たち自身もまたその夢の中毒に染まるなどというのは、麻薬の売人以下だ」

と中傷。

 

「まずは業界全体、作り手たち自身がいいかげん夢から覚め、ガキの学園祭の前日のような粗製濫造、間に合わせの自転車操業と決別し、しっかりと現実にツメを立てて、夢の終わりの大人の物語を示すこそが、同じ悲劇を繰り返さず、すべてを供養することになると思う」

と一方的に方向転換を促して締めくくった。

https://www.j-cast.com/2019/07/25363546.html?p=all

 

筆者は、「アニメも、立派な表現方法のひとつであり、芸術のイチ分野」だと考えます。

芸術は、現実に即した作品もあれば、夢を描いた作品もある。それが普通でしょう。

しかし、純丘氏の考えは、どうも違う様子。

 

純丘氏は、「業界全体が乱雑な自転車操業」と断じていらっしゃいますね。

そういった側面がある事は否めませんが、京アニは「丁寧な仕事で、高画質の作品を生み出す企業」「社員への待遇は、業界内でも稀に見るホワイト企業の部類」だったと聞いています。

あの情報、嘘だったんでしょうか。

嘘であれば、ちゃんと告発記事を書いて欲しいもの。根拠無く断言されても、ハテナマークしか出てきません。

 

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この騒動、明らかに炎上案件。放置してよいのでしょうか?

特に、大阪芸術大学の関係者には、アニメに関わっている方も多いハズ。どう考えても、無言はNG。「日本大学の悪質タックル事件」や「吉本興業の岡本社長によるグダグダ会見」と同じ状況になりそうな…そんな臭いがプンプンします。

 

ネット上で騒がれている内容が誤解であれば、早めに釈明しないといけません。

そうでないと、卒業生は恥ずかしい思いをするでしょうし、受験希望者が減って大学も困窮する可能性が高い。

実際、「悪質タックル問題」で騒がれた日本大学では、受験者が減る傾向にあります。大学の財政に、直接的打撃を与え続けるループへ。

www.sankei.com(2019/7/18)

リクルートは17日、関東、東海、関西の3地域の高校に通う3年生に、志願したい大学(志願度)を尋ねた調査結果を公表した。

私立大の定員管理厳格化の影響で入試が難化し、上位大を避けて中堅大を狙う傾向が浮かんだ。

 

前回の調査後、アメリカンフットボール部の悪質反則問題などで注目された日本大は順位を落とした。

https://www.sankei.com/life/news/190718/lif1907180003-n1.html

 

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ネット炎上は、放置すればするほど燃え広がり、被害が大きくなります。早期の対応が最重要。

また、「ネットを鎮火させる事だけを目的に、とりあえず世論に迎合する」というのもマズイ。更なるツッコミを喰らい、火に油。

 

今回の問題で名前が挙がっている「純丘曜彰(すみおか・てるあき)」氏は、大阪芸術大学の教授です。学者さんですね。

学者であれば、自分の発言に自信を持っていいし、他者から批判されても正面から受け止め、ちゃんと反論すればいい。

その内容が、他者を説得して世間に受け入れられるかどうかは、全く別問題ですが。

 

学者・専門家・言論人等にとっての最大NG行為は、「批判されたので謝罪し、釈明や分析も無いまま記事を削除し、忘れ去られるのを待つ」というネガティブな姿勢です。

謝罪や削除も結構ですが、「なぜ謝るのか」「なぜ削除したのか」についての説明が重要。

 

学者さんであれば、その辺の手本を見せて欲しいものです。

 

 

----------------(記事了)----------------

 

 

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