makaran宝箱

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朝日に遠慮しない朝日

筆者は、関西在住です。

その為、関西発信・関西ローカルの番組を、よく見聞きします。

 

ここ最近、よく見ているのは『正義のミカタ』というテレビ番組。

いわゆる、ニュースバラエティ系の番組です。基本的には生放送。

(たまに事前収録と思われる回もあり。その時には「生放送でお送りしております」とは言わないので、直ぐに分かります)

 

放送開始から5年が経過。国際政治から阪神タイガースに至るまで、話題のテーマを分かりやすく説明する内容になっていて、毎週楽しく拝見しています。

 

www.asahi.co.jp(2019/6/2閲覧)

 

司会は、お笑い芸人「東野幸治」氏。番組の回し方が上手で、安定しています。

レギュラーコメンテーターには、同じくお笑い芸人の「ほんこん」氏が参加。笑いを交えた怒りっぷりが名物で、放送日のツイッター上では「ほんこん」のハッシュタグが急上昇する事も。

週代わりのゲストさんや、ニュースを解説する専門家の方々も沢山。賑やかな番組になっています。

 

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この番組は、(恐らく)他の地方ではあまり見られない、「関西ならではの特徴」と呼べるものが、少なくとも4つあります。

 

【特徴1】朝日系列局なのに、朝日新聞の批判を流す

『正義のミカタ』を放送している曲は、大阪のテレビ局「朝日放送」。「ABCテレビ」という名前でも知られています。

この局は、その名の通り「テレビ朝日系列局」です。平日には『報道ステーション』を流す局。勿論、朝日新聞とも繋がりが強いハズ。

しかし、普通に朝日新聞批判」の内容を流すことがあります。

ゲスト解説者に、朝日新聞の天敵と言われている産経新聞の関係者」を呼ぶ事もあります。

仲間の不祥事をスルーしたり、手心を加える感じが少ない構成になっています。他番組では、あまり見ない特徴と言えるでしょう。

 

 

【特徴2】『正義のミカタ』は、正義の「見方」

番組名は『正義のミカタ』です。”ミカタ”が片仮名表記になっていますね。これは意図的なもので、”味方”という意味ではなく、”見方”の意味合いが強い。

同じ事柄でも、人によって見方は違うもの。『正義のミカタ』では、「番組としての結論」を作り、それを視聴者に押し付ける事は、ほぼありません

テーマ毎にメインの解説者がいるのですが、その方の意見に対し、別のコメンテーターが「私は別の見方を持っていて…」と反論する事もしばしば。

ただ、激しい口論に発展する事は稀です。仮に発展したとしても、早期に落ち着きます。司会者の東野氏が、上手に治めますので。

『正義のミカタ』は、「色々な見方があってOK」という考えを持つ、ある意味「優しい番組」です。

 

 

【特徴3】基本は「お笑い」

お笑いとニュースを融合させた番組といえば、ダウンタウンの「松本人志」氏が出演する『ワイドナショー』が思い浮かびます。が、『正義のミカタ』は『ワイドナショー』よりも、お笑い要素が強い。

先ほど「口論に発展する事は稀。発展したとしても、早期に落ち着く」と書きましたが、落ち着く要因・手法は「お笑い」です。言い合いになりそうな場合は、ほんこん氏か東野氏の自虐ネタ」で収束するのがテンプレ。

スタジオ内の誰かを、大勢でボコボコにして終わる…という事は。ほぼありません。

 

 

【特徴4】台本を、しばしば無視

『正義のミカタ』内で、こんな言葉が出る場面があります。

 

ほんこん「○×について、もっと話し合うべきなんや!」

東野「ほんこんさん。それ、次のコーナーで話す予定です」

ほんこん「え?そやった?すんません(汗)」

 

テレビ番組なので、生放送とはいえ台本があります。しかし、出演者がエキサイトしてくると、しばしば段取りを飛ばして話題の先食いをしてしまう事があります。それが『正義のミカタ』名物になっています。

先食いをした出演者は、顔真っ赤で苦笑い。「あ、やってもた」との感じが。

悪意なく話題に夢中になり、つい台本無視で先食いしてしまった…そういうウッカリな所があるからこそ、親近感を持って見る事が出来るのでしょう。

 

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『正義のミカタ』には、上記の様な特徴があります。

 その影響からなのか、こう言われる事が多々あります。

 

「関東地方でも放送してくれ」

 

…どういう事なのでしょうか?

 

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(イメージ画像 https://www.pakutaso.com/20190527148post-21046.html

 

『正義のミカタ』には、週代わり出演のゲストコメンテーター枠が、1人分用意されています。

ここ最近のゲスト陣は、以下(敬称略)。

 

武井壮(タレント。元アスリート)
オール巨人(漫才師。オール阪神・巨人
田山涼成(俳優。刑事ドラマ等によく出演)
加藤雅也(俳優。映画『キングダム』にも出演)
假屋崎省吾華道家。長い金髪と眼鏡が特徴)
羽田圭介芥川賞作家。代表作『スクラップ・アンド・ビルド』)

 

この面々の中で、東京を中心に活動されている方から、「こういう番組、関東にはない」「ここで聞いた話を、関東のテレビでもやって欲しい」との声が。

同じ意見が、”テーマについて意見を述べる専門家”の側からも出る事があります。

ツイッター等でも、「こういう番組は、全国で視聴できる様にすればいい」との声が多数。

どうやら、東京地方は「何に遠慮しているのか分からないが、ハッキリものを言わない番組が多い」「番組の意見が一方に偏り過ぎていて、反論が伝えられない」という状態らしいですね。

 

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『正義のミカタ』は、有名なテレビ動画アプリ「TVer」でも配信されていない様子。

他の動画サイトにアップされていたりもしますが、公式チャンネルではなく、違法性の高そうなものばかり。

朝日放送さんに頑張って貰って、何とか公式ネット配信して頂きたいところ。

 

その際、東京で製作する必要は無いでしょう。大阪製作のままでOK。

出演者や視聴者の意見を聞くに、「東京に行って製作すれば、恐らく今の持ち味を消されてしまう」という可能性が高い。

今の持ち味を活かし、関西以外の地域へ広く届けるには、ネット配信が一番です。

今後に期待したいところです。