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異世界との約束

本日は、とある漫画をご紹介。

作品の題名は約束のネバーランド

 

(提供:honto)

  (原作:白井カイウ 作画:出水ぽすか 集英社)

 

この作品は「週刊少年ジャンプ」誌上にて、現在も連載中。

コミックスは、2019年5月21日現在で、既刊13巻。

2019年初には、テレビアニメとして放送されました。その後、第二期の製作も決定。放送予定は2020年。

約束のネバーランド』は、今、最も勢いのある作品の一つです。

 

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この作品は、従来の「少年ジャンプ漫画」と比べ、色合いを異にしています。

 

後に詳しく述べますが、『約束のネバーランド』には、ミステリーサスペンスの要素が多め。ちょっとしたホラー要素もあります。

また、少年漫画にありがちな「プライドを賭けた熱いバトル」というものは殆ど無く、「どうやって生き残るか?」というサバイバル要素が強い。

敵と戦う場面もありますが、主人交達に「特殊な戦闘技術」や「超能力」があるわけでもなく、「情報戦」「心理戦」「頭脳戦」等が中心になります。

 

www.youtube.com(アニプレックス公式チャンネル 2019/5/21閲覧)

 

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約束のネバーランド』の冒頭をザックリ述べると、以下の様なものになります。

 

▼時は、西暦2045年

「GFハウス(グレイス=フィールド・ハウス)」という孤児院があった。そこでは、40人ほどの孤児達と、「ママ」と呼ばれる世話役の成人女性が共に暮らしていた。

▼孤児達の人種・性別などはバラバラ。年齢は1~11歳くらいまで。年長者は、年下組のお兄ちゃん・お姉ちゃんの立ち位置で、楽しく生活していた。

▼ただ、少し奇妙な点があった。孤児達は、首に5桁の数字(認識番号)を刻印されていること。毎日「将来の為の勉強」と称したPCテストを課せられていること。施設を囲む柵や門には近付かない様に言われていること。そして、誰もハウスの敷地内から出ておらず、「外の世界」を見た経験が無いこと。

 

▼ハウス内にいながら「外の世界」の情報を知るには、ハウス内にある書籍や資料を読むしか方法が無かった。幸い、ハウスには整備された図書室があり、情報量は豊富。しかし、なぜかテレビやラジオの類は無い。PCは学習専用で、ネット閲覧機能は無い。電話やスマホを持っている者もいない。

▼「外の世界」を知るのには、もう一つの方法がある。それは「里親が見つかって、ハウスから出て行く」というもの。ハウスでは「12歳までには里親が見つかり、引き取られていく」という慣例があったのだ。

▼何人かの仲間が、里親と生活する為にハウスから去っていった。が、誰も連絡を寄越さない。「きっと、ハウスの事なんて忘れちゃうくらい、楽しい生活を送ってるのよ!」と思う孤児達。外の世界への期待は、膨らむ一方だった。

 

▼主人公の「エマ」は、11歳の女の子。ハウス生活10年目の孤児で、現在の最年長者のひとり。「孤児達のお姉さん」的な立ち位置であり、PCテストの成績は常にトップクラスで、運動神経も抜群。皆から愛される女の子だ。

▼そんなエマだが、最近は少し寂しい想いをしていた。「ハウスには、12歳までしかいられない…という慣例があるから、自分はもうすぐ出て行く事になる」と感じていたからだ。

▼そんな想いを胸に秘め、今日もまた仲間を見送るエマ。ハウスの日常風景だ。しかし、この日は少し違った。出て行ったばかりの仲間が、命の次に大事にしてたヌイグルミを、ハウスに置きっ放しにしている事が分かったからだ。

▼ヌイグルミを見つけ、仰天するエマ。どうしよう…と考えている所に、他の孤児がこう言う。「さっき、門の所に明かりが灯っていた。仲間の付き添いで外出したママも、まだ戻っていない。ひょっとして、門の近くにまだいるのかも知れない」

▼ハウスから門までは、そんなに距離はない。「門に近付いてはダメだと言われているが、今ならまだヌイグルミを届けられるかも知れない」と思ったエマ。後でママに怒られることを覚悟の上で、同じ年齢の仲間1人と共に、彼女はハウスを抜け出す。

 

▼門に着いたエマ達。いつもは閉まっている鉄格子が開き、そこにはトラックが停まっていた。「うわ、本物の車なんて、初めて見る」と驚くエマ。

▼近くに、人の気配は無い。「トラックの荷台にヌイグルミを乗せておけば、気付いてくれるかな?」と思ったエマは、荷台を覗き込んだ。

 

▼トラックの荷台には、ありえないものが。そこに転がっていたのは、心臓を貫かれて絶命している、見送ったばかりの孤児仲間の死体だった。

 

▼死体を見て、固まるエマ。そこに近寄ってくる話し声。エマ達は慌てて身を隠し、様子を伺った。

▼話しながらトラックに近寄ってきたのは、2人。いや「2匹」と呼ぶべきか。そこにいたのは、人間とは似ても似つかぬ怪物。3~4mはある身長、1mくらいの長い指、大きな牙と爪、そして頭には大きな角。そこにいたのは、文字通り「鬼」であった

▼鬼は、姿こそ異形であったが、エマ達にも分かる言語で喋っていた。彼女達の存在に気付かない2匹の鬼は、孤児仲間の死体をトラックからつまみ出して、こんな事を言った。

「旨そうな人間だ。食うなら人間に限る」

「やめとけ。この農園で獲れる商品は、金持ち向けの高級肉だ。俺達は食えないぞ」

 

▼「農園」「獲れる」「高級肉」などの言葉を聞いて、エマは悟る。

「私達は、食べられる為に飼育されていたんだ。ハウスから出て行った仲間は、里親が見つかったから出て行ったんじゃない。食料として収穫されたんだ。

今までの話は、全部嘘だったんだ」

▼息を殺して、鬼達の話を聞くエマ達。そこに、また別の影が加わる。どうやら、より位の高い鬼らしい。命令口調で指示している。

「最近、並肉の出荷ばかりだ。が、そろそろ上物が収穫できそうだな。次は”フルスコア”の連中を出すから、準備しておけ」

 

▼「”フルスコア”とは、毎日やっているPCテストの満点獲得者のことだ。それ、私も含まれているよね…」エマは恐怖する。

▼そんなエマに、更に絶望する光景が突きつけられる。鬼からの出荷指示を受け、「かしこまりました」と返事をする者がいた。その者は、先に来た2匹の鬼ではなく、エマ達と同じ人間。それも「ハウスのママ」だった。

ママは、母親役の大人ではない。収穫動物の飼育者だったのだ。

 

▼鬼やママに気付かれない様に、門から離れるエマ達。何が何だか分からないが、さっき見た光景は幻覚なんかじゃない。ここにいれば、近いうちに殺される。自分だけじゃなく、他の孤児達も同じだ。

▼自分が食われるのも嫌。仲間の孤児を殺されるのも嫌。ここの大人は「ママ1人だけ」だが、そのママも鬼側の立場だ。誰も頼れない。

▼ハウスにいるのは子どもだけ。最年長でも11歳。この絶望的な状況から、どうやって脱出するか?

 

幸い、毎日PCテストを強要されているので、エマ達の知識量や思考能力は並外れている。

運動神経が良い者もいる。

ハウスの図書室にある資料を読みまくり、大人を出し抜く戦略思考を備えるに至った者もいる。

皆の力を合わせれば、生き残れるかも知れない。

ここから、エマ達の生存を賭けた戦いが始まった。

 

www.youtube.com(アニプレックス公式チャンネル 2019/5/21閲覧)

 

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約束のネバーランド』の見所は、「謎解き」「ハラハラする展開」にあります。

 

上記の粗筋にもありますが、エマを始めとする「GFハウスの子どもたち」が置かれた状況は、いろいろ謎だらけ。

外の世界の事は「本で知るのみ」であり、鬼の存在は想像を超えたもの。

大人は「ママ1人」で、しかも敵側。ネット・電話・スマホなどの「外部との通信手段」が無く、出来る事が限られています。

 

この閉鎖空間で、ひとつひとつ情報を集め・吟味し・取れる行動を考え・ママの監視を潜り抜け…等々、息の詰まる展開が多数。

映画で言えば、トム・クルーズ主演の『ミッション:インポッシブル』シリーズ。ゲームで言えば、ソリッド・スネークが活躍する『メタルギア』シリーズ。それらに近いものがあります。

 

そもそも、題名が『約束のネバーランド』。この「約束」って何?…という辺りからして謎。

謎がひとつひとつ解かれ、次の行動への道筋が見え、エマ達が進んでいく。困難な道に挑む彼女達の姿は、読者を引き込む魅力を備えています。

 

作品は連載中であり、全ての謎が解かれたわけではありませんが…。

着々と結末に向けて話が進んでいます。読み応えタップリ。

興味のある方は、是非読んでみて下さいませ。

 

 

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