makaran宝箱

時事ネタ・法律・エンタメなどなど、様々な話題を分かりやすく&面白く味付けしてお届け!

a diversity of ghost

まだ5月ですが…各地で真夏日(最高気温30℃以上の日)の報告が相次いでいます。

この調子だと、今年の夏も危険な暑さに…?

出来れば、勘弁して頂きたいところです。

 

「暑い夏につきもの」といえば、カキ氷やアイスクリームなどの冷たい物。ヒンヤリして美味しい。

そして、ヒンヤリといえば「怪談」ですね。昭和末期頃には、テレビ番組で怪談特集が乱発されていたそうですが、最近は怪談を扱うテレビが激減。その代わりに、ネットや映像ソフトに情報が集中しています。

 

そんな「ネットで見る事ができる怪談」の中で、興味深いものがありました。

題名は『何やってんすか 霊子さん』

作者は、三上(@nezimakiatama)さん。

twitter.com(2019/5/20閲覧)

 

人気に火がつき、各種ネットメディアから取材を受けるほど。
nlab.itmedia.co.jp(2019/5/15)

 

作品の詳しい内容については、上記リンク先をご覧くださいませ。

リンク先の見出しにもありますが、「ホッコリ幽霊の話」です。生粋のホラーではない為、苦手な方でも安心して読めます。

 

--------------------------

 

『何やってんすか 霊子さん』は、「新しい幽霊像」を描いた作品。

こういう作風は、幽霊話の王道ではありませんが、チラホラ存在しています。

例えば、『GS美神』『境界のRINNE』『ゆらぎ荘の幽奈さん』等。どれも幽霊に深い関わりがある作品ですが、ホラーと言うよりコメディ。「幽霊は怖い・恐ろしいもの」という視点から離れた作品です。

こういった作品を見ていると、「幽霊って、別に怖いものじゃないのでは?」という考えが湧いて来ます。

 

まあ、そもそも「幽霊の存在」が怪しいのですが…。

「絶対に存在しない」という確たる証拠が出てこない限りは、否定するべきではありませんね。

ただ、存在したとしても、「これが幽霊だ!」というど真ん中ストライクの幽霊像(幽霊あるある)は、通用しないでしょう。

 

--------------------------

 

 日本の「幽霊あるある」のトップ3は、恐らく…

・長い黒髪の、若い女

・兵隊さん

・落武者

…これではないかと推察します。怪談特集で、ほぼ必ず出てくる幽霊像。

 

f:id:tenamaka26:20190520220239j:plain

(イメージ画像 https://www.pakutaso.com/20171046285post-13647.html

 

これ、「かなり酷い偏見が混じったイメージ」に見えて仕方ありません。

そういう幽霊を目撃したのではなく、「幽霊はこういうものだ」という前提があり、その姿に合わせて話ができているという感じ。

 

ショトーカットの女性は大勢いますし、髪を伸ばした男性もいます。金や茶に髪を染めた幽霊もいて当然ですし、黒ギャルメイクの若い女性幽霊がいてもいい。昔懐かしい「ヤマンバメイク」の幽霊だって存在していいハズ。

何故に「黒髪ロングの若い女性」ばかりが化けて出るのか?

 

「兵隊」や「落武者」は、共に戦争の犠牲者。「不本意なまま、理不尽に亡くなった人々」という事で、幽霊化させやすいのでしょう。

しかし、兵隊と言えば第二次大戦の姿ばかりだし、落武者といえば安土桃山・戦国末期のものが殆ど。そこに集中している事が奇妙です。

 

「兵隊の死者」といっても、日清・日露・第一次大戦でも戦死者は大勢出ています。時代や地域によって装備が全く違うのに、兵隊とひとくくりにできるものか?

 

「落武者」といっても、武士が亡くなったのは安土桃山時代だけではありません。鎌倉・室町・江戸でも戦いはあり、亡くなった方は大勢います。

また、武士というカテゴライズが成される前は、貴族が武器を持って戦っていたわけです。

それぞれの時代で、武器や鎧の姿は全然違います。時代ごとの兵士が化けて出てきてもいい筈なのに、そんな話は出てこないですね。不思議だ。

 

出てくるべき幽霊が、予め決まっているみたい…ですね。おかしい…。

 

--------------------------

 

「ホラー作品」や「エンタメ怪談」に出てくる幽霊は、「視聴者を楽しませる為に考えられた幽霊」です。あくまで製作された・つくりもの。

世の中には、色々な人がいます。その人々が死んで幽霊になる筈ですから、幽霊にも色々な者がいて当然。「幽霊あるある」ばかりの方が不自然です。

気のいい幽霊、料理好きの幽霊、ガンプラ作るの好きな幽霊、モンハン好きの幽霊…等々、あるあるからハミ出た幽霊さんがいて当たり前。

「幽霊は100%存在し、ホラーに出てくる様な怖いものばかりだ」と思い込むのは、いかがなものかと。

 

必要以上に怖がる必要もありませんし、幽霊探しを目的として「廃墟など、現実的危険のある地域」に行く必要もありません。

ああいうのは、あくまでエンタメ世界の産物。適度に楽しみましょう。

楽しみ方は、人それぞれ。

 

--------------------------

 

本当に幽霊がいるとすれば、是非一度会って、酒を片手に霊界の事をいろいろ取材してみたいものです。

幽霊が存在すれば、自分もそのうち幽霊になってしまうわけです。予習をしておきたい。

 

ただ、私はまだ「幽霊に会った!」と断言できる状況になった事がありません。

死体と一晩過ごした事も何度かありますが、全く何も無かった。

まあ、死体と過ごしたといっても、「御通夜で、肉親の亡骸を見守った」というだけですが。

 

肉親が幽霊になって出現できるならば、是非会ってみたいですねぇ。