makaran宝箱

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「ゲームみたいだな」と思ったら、本当にゲームだった

私、ツイッターをやっています。

気になったニュースや世間話、自分が書いた記事の更新情報まで、雑多に呟いております。フォロワーの皆様、お世話になっております。

勿論、自分が発信するだけではありません。皆さんからのツイートを拝見し、楽しく読ませて頂いております。

 

しかし、楽しいツイートばかりなら良いのですが…。

迷惑なツイートやアカウントも多数存在。酷いものになれば、「明らかに違法なもの」や「名誉毀損の過激発言」など、警察沙汰になる発言が散見されます。

(そして、本当に警察沙汰になる例が多数)

 

その中でも(悪い意味で)目に付くのは、「儲け話系」のもの。

「1日15分の作業で、日給3万円!」

「毎日が給料日!」

スマホ1台で自由な生活を手に入れた!」

こんな話が、そこらじゅうに転がっています。

 

そんな旨い話が本当に存在するのであれば、確実に「ノーベル経済学賞」を受賞しますし、世界各国の財政赤字は1年以内に解決します。間違いありません。

しかし、実際の姿は違いますね。なぜなら「怪しい儲け話アカウントが語る話は、真っ赤な嘘だから」です。

 

昨日も、そんな詐欺のニュースが、またひとつ。

www.asahi.com(2019/5/17)

「ゲーム感覚で毎日3万円稼げる」などと虚偽の広告で顧客を勧誘し、アプリ入手のために金銭を支払わせていたとして、消費者庁は17日、消費者安全法に基づいて「CCS」(東京都中央区)の社名を公表し、消費者に注意を促した。

 

同庁によると、CCSは「1年後1080万円完全保証」といった広告をSNSなどに掲載。勧誘された顧客に無料アプリで仮想通貨の取引を疑似体験させ、有料会員が使えるアプリなら確実に稼げるとうたっていたが、実際はそのような仕組みにはなっていなかった。また、インターネット上で、月収90万円や150万円だと紹介した人物は、いずれも演者で、動画に登場した「南栄作」は、同社代表の30代男性が演じた架空の人物だった。

https://www.asahi.com/articles/ASM5K5J62M5KUTIL034.html より。朱入れ等は筆者によるもの)

 

この騒動の概要は、以下の通り。

 

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■今回名指しされたのは、東京都の「株式会社CCS」という業者。(同名の業者が日本各地にあり、業種も様々。ネット検索程度では正体が掴めない。詐欺会社やブラック企業にありがち)

■CCSは、「Tech Frontier Project」という別組織名で、「暗号通貨の取引アプリ・体験版」を宣伝していた。

■この業者は、SNSなどで「アプリを使い、ゲーム感覚で毎日3万円の報酬」「1年後に1080万円完全保証」との謳い文句をバラ撒いていた。

 

■話に乗ってきた人に対し、業者は「Tech Box 無料アプリ」というアプリをダウンロードさせる。このアプリが出す指示通りの行動をすれば、儲けが出るという触れ込み。

■実際に使ってみると、確かに利益が出た…という感じに見えた。

■しかし、全てはアプリ内での架空取引で、実際に取引が出来ているわけではない。「ゲーム感覚の取引」ではなく、「ただのゲーム」だったのだ。ただのゲームなので、最初から「利益が出た」という結果しか出さない設定で作られている。

 

■本当は「ゲームの中での出来事」なのに、「実際の取引で利益が出る」と勘違いした人が多数。業者がその人達に向け、「無料アプリは体験版なので、本当に稼ぎたいのであれば有料の会員登録が必要」という話を振る。

■その話に乗って金を支払うも、最初からインチキ仕様であり、利益が出ない。


■アプリの使用方法について、使用者が業者に問合せをする。その問合せに対し、業者は「もっと凄いアプリがある」として、更に高額の金銭を払えと要求。勿論、そのアプリもインチキ。

■酷い場合は、アプリ代金の支払い名目でクレジットカード番号を聞き出され、業者の要求額の5倍もの金をムシられた人も。

■現在、問題の会社は廃業状態。

 

f:id:tenamaka26:20190518212722j:plain

(イメージ画像)

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絵に描いた様な、典型的な悪質業者ですね。

更に詳しく知りたい方は、以下のページを覗いてみてください。

消費者庁:「ゲーム感覚で毎日3万円稼げる」などとうたい、多額の金銭を支払わせる事業者に関する注意喚起

 

 

そもそも、世の中に「絶対に儲かる」というモノはありません。

一寸先は闇。「儲かる可能性が高い」とは言えるでしょうが、絶対とは言えない。投資の世界では、その傾向が顕著です。

 

それが「仮想通貨」「暗号通貨」なら尚更です。以下の様な話もあるくらいです。

 

www.jiji.com(2019/4/23)

 

あのカリスマ経営者である「ソフトバンクグループの、孫正義氏(会長兼社長)」ですら、簡単に・100億円単位で・損失を出す世界。それが仮想通貨。

「素人が手を出して、簡単に成功するモンじゃない」と思って当然でしょう。

 

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先に紹介した「消費者庁HP」には、以下の注意書きが掲載されています。

インターネット上には、「誰でも簡単に稼げる」、「空いた時間で一日●万円以上確実に稼げる」といった内容のウェブサイトや動画であふれています。

虚偽の体験談を掲載する業者も存在します。

こうした広告を見ても、まずは疑い、甘い言葉に決してだまされないでください。

 

取引に関して不審な点があった場合は、お金を支払う前に、各地の消費生活センター等や警察に相談しましょう。

 

投資の世界で、儲け方を見ず知らずの他人に教える事は、まずありません。

なぜなら、「自分の儲けが減るから」です。

「やる前から、絶対に当たるパチンコ台が分かっているのに、自分が座らず・見ず知らずの他人に教える」のと同じ。

 

「儲かりますよ~」という囁きがあり、少しでも「おかしいな?」と思ったら、消費者庁や警察に相談しましょう。

消費者ホットラインは、局番なしの「188」。警察相談専用電話は「#9110」です。

自分ひとりで抱え込んでも、解決しない問題はあります。相談する事は、恥ずかしい事ではありません。妙だと思えば、相談しましょう。

 

特に「金銭に絡む詐欺」では、被害金額が戻らない場合が目立ちます。「後で取り返す」という考えは、捨てた方がいいでしょう。

それよりも、「騙される前に、いかに食い止めるか」を考えた方がいい。

 

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人間は、誰でも騙されます。「絶対に騙されない人」は、存在しません。

年齢・体調・心理状況・社会的状況…等の変化により、詐欺への防御力が弱まる時期というものがあります。

弱っている時を狙って、詐欺師が近付いてくると思った方がいい。

 

「他人事では無い」「明日は我が身」と思って行動する事が、騙されない為の第一歩です。