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「プロ中のプロ」が描く、シスターと根性ナシ

有名漫画家「高橋留美子(たかはし るみこ)」さん。

うる星やつら』を始め、数々の人気作品を発表してきた、一流の御方。

高橋留美子?誰?名前を知らない」という人の方が少ないであろう、有名作家さんです。

 

高橋氏の特徴として、「何をテーマに選んでもヒットし、かなり長続きする」という点が挙げられます。

 

多くの場合、漫画家さんには得意分野があって、そこから外れると長続きしない人が大半。

例えば、「リングで戦う格闘漫画」が大ヒットした作家さんがいたとしましょう。この方が「別ジャンルの新連載」を始めた場合、どの切り口から攻めたとしても、最終的にはリングに戻ってしまいます。

主人公がロボットだろうが、妖怪だろうが、最後はリングで戦うという展開に。

 

そもそも、ヒット作品を1作だけでも出せる事が凄い。それに加えて、ジャンルを変えて2作目のヒットを出すとなれば、もっと凄い。漫画業界とは、厳しい世界です。

その厳しい世界で、3作以上のヒットを出す作家さんといえば、ほんの一握り。高橋氏の名前が、その一握りの中に加わる事は間違いないでしょう。

 

「高橋氏のヒット作」といえば、ちょっと考えただけでも…

・『うる星やつら』(宇宙人のドタバタコメディ)

・『らんま1/2』(拳法や格闘の新解釈)

・『めぞん一刻』(恋愛話の王道)

・『犬夜叉』(戦国妖怪絵巻)

・『境界のRINNE』(オカルトコメディ)

…これくらいは、すぐ思いつきます。

どの作品も、コミックスのヒットだけではなく、アニメやゲームでもヒットした作品ばかり。作品のジャンルも様々。

改めて、高橋氏の凄さが実感できます。

 

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高橋氏は、上記作品の他にも、多数の作品を発表されています。

単発読み切りから、単行本数冊程度の中編漫画まで様々。

その作品群の中からひとつ、本記事でご紹介します。

作品名は1ポンドの福音

 

(提供:honto)

 (著:高橋留美子 小学館)

 

この作品は、単行本で全4巻。長い話ではありません。

しかし、不定期連載だった為、執筆開始から完結までに20年が経過しています。

それほど長い期間に渡った作品なのに、内容の質が殆ど変わっていない事に驚きます。

高橋氏の「執筆モチベーション維持能力」が…半端無いですね。

 

1ポンドの福音』の粗筋をザックリ述べると、以下の様なものになります。

 

 

▼主人公の「畑中耕作(はたなか こうさく)」は、若きプロボクサー。ジムの会長に才能を見込まれ、17歳で難関のB級プロテストに一発合格し、初試合で1ラウンドKO勝利…という輝かしいデビューの道を辿った、期待の戦士。

▼しかし、耕作にはボクサーとしては致命的な弱点があった。それは「異様に食い意地が張っている」「減量に耐える根性がない」ということ。そのせいで、デビュー戦以降は減量に失敗&試合に負け続ける…という、情けない成績に甘んじていた。

 

▼今日もまた、会長の目を盗んで買い食いに走る耕作。そんな耕作にも、多少の罪悪感があるらしい。「今日も買い食いしてしまいました。すいません」と、教会で懺悔する日々を送る耕作。

▼そんな耕作の懺悔を聞くのは、見習いシスターのアンジェラ(日本人)。「神は、買い食いの罪をお許しになります」との言葉をアンジェラから得て元気を取り戻し、また練習に励む耕作。

▼しかし、耕作の目的は「好きなアンジェラに会うこと」であり、減量云々は口実に過ぎなかった。その為、懺悔直後に買い食いに走る…という光景が多数。

 

▼ある日のこと。いくらやっても減量が成功しない耕作を見て、会長が絶望する。昼間からヤケクソで飲んだくれている会長。その姿を偶然見たアンジェラが、耕作に説教&平手打ちをかまし、こう叫ぶ。

「この根性なし!」

 

▼平手打ちを喰らった耕作は、覚醒する。「勝つ!勝ちゃいいんだろ!」

さて、試合の結果は? アンジェラとの恋の行方は?

 

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1ポンドの福音』は、純粋な「ボクシング&ラブストーリー」作品です。宇宙人やオカルト的なものは出てきません。

しかし、随所に「高橋留美子氏の味」が出ていて、ちょっと変わったボクシング漫画になっています。

主に描かれるのは、「減量苦に簡単に負け、ドカ食いする耕作」の姿。それを何とかして改善させようとするアンジェラ。この二人の掛け合いが面白い。

 

「るーみっくボクシング」に興味のある方、ぜひ原作漫画を御一読くださいませ。

 

 

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