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作品自体も有名ですが、都市伝説の方がもっと有名?

本日は、ちょっと変わった作品をご紹介します。

色々な意味で、実に興味深い作品です。

特に「都市伝説が好き」という方には、打って付けのエピソードを持つ作品。

 

作品の題名は『バロム・1(ばろむ・わん)』

 

(著: さいとう・たかを リイド社

 

この作品は、1970年に「ぼくらマガジン」という少年向け雑誌で連載されていました。現在でもコミックスを入手できます。愛蔵版だと上下巻。文庫版で全3巻。

 

この作品、後に『超人バロム・1』と名を変え、実写化されました。1972年のことです。

ダウンタウンの「松本人志」氏も、『超人バロム1』が好きと仰っています。子供の頃によく見ていて、特に主題歌が好きなんだとか。

(提供:ホビーサーチ)

上画像が、実写版『超人バロム・1』の主人公です。「青白いカミキリムシ」みたいな顔ですね。

原作漫画の『バロム・1』とは、かなり違う顔をしています。

(更に30年ほど経過した2002年には、アニメ化されています。文章量的に、当記事では詳しく触れません。また別の機会に)

 

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漫画の『バロム・1』も、実写の『超人バロム・1』も、話のあらすじは大体同じです。当時の子供をターゲットにした、勧善懲悪モノ。

内容をザックリ書くと…

 

▼主人公は、白鳥健太郎(しらとり けんたろう)と、木戸猛(きど たけし)の2人。どちらも少年であり、親しい友人同士。健太郎は勉強ができ、猛は体力に自信がある。

▼ある日、二人の所に「コプー」と名乗る者が現れる。コプーは全宇宙の正義を司る存在で、遥かな昔から悪の象徴「ドルゲ」と戦ってきた。

そのドルゲが、地球に巣を作り、新たな悪事を働こうとしている。

 

▼コプーは、地球上に直接的な干渉ができない。その為、地球のドルゲを征伐するには、コプーの力を宿した代理人(エージェント)を作り出し、その者に戦って貰うという形をとる。

その代理人としてコプーが選んだのは、健太郎と猛。二人の才能・純真さ・友情をもってすれば、ドルゲを倒せると見込まれたのだ。

 

健太郎と猛の友情が燃え上がると、二人は強力なパワーを持つ「バロム・1」に合体変身する。その力を使ってドルゲを打ち負かす為、健太郎と猛は今日も戦うのだ。

 

…こんな感じ。「コテコテの昭和ヒーロー」です。

 

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この『バロム・1』シリーズですが…。

当記事の冒頭に「色々な意味で、実に興味深い作品」と述べました。

そう言えるのは、なぜか?

 

それは、他のヒーローものと比較して、以下の3点が異質だからです。

 

 

(1)漫画を描いた作者が、『ゴルゴ13』と同じ

先に掲載した「コミックスの表紙」を見てお分かり頂けるでしょうが、作者が「さいとう・たかを」氏です。あの超有名漫画ゴルゴ13を作った方です。

(著: さいとう・たかを 小学館

冒頭に掲載した、漫画『バロム・1』の表紙画像を見ると、「変わった髪形をしたゴルゴ13」に見えなくも無いですね。

ゴルゴ13』は、『バロム・1』を描く2年前くらいから連載されていました。ゴルゴが軌道に乗った後に、『バロム・1』の連載が始まった形になります。

さいとう・たかを氏といえば、主にシリアスな作品を描く方。コテコテの少年向け作品は、それほど発表されていません。その為、『バロム・1』は珍しい部類と言えます。

 

 

(2)原作と実写の設定が、大きく違う。

原作発表と実写化のタイムラグは、約2年ほど。

そんなに間が空いていませんが、随所に設定の変更があります。「少年向けの特撮実写ドラマなので、子供にウケそうな設定を取り入れよう」という製作側の苦労が伝わってきます。

 

特に、キャラの外見が大きく違います。

原作のままだと、主人公が「変わった髪型の成人男性」になってしまい、特撮ヒーローとしてはイマイチ。その為、実写版ではヒーローっぽく変えられています。

 

主役だけではなく、悪役の外見も変わっています。しかし、製作側の気合が入りすぎたのか、「悪役の外見が怖すぎる」との評価が根強い。

 

『バロム・1』シリーズの悪役は、「ドルゲ」です。これは先述の通り。

このドルゲ。漫画版よりも実写版の方が醜悪な姿をしています。フナムシとクワガタを足して2で割った様な、何とも恐ろしい外見。子供を怖がらせるのには十分です。

このドルゲが、次々と「ドルゲ魔人」を送り込んできます。この辺は『仮面ライダー』の怪人と同じですね。

このドルゲ魔人。見た目が、ドルゲよりも更に怖い。子供ならトラウマ確実というレベルです。その為、ドルゲ側の嫌われっぷりが凄かった模様。

(提供:ホビーサーチ)

上画像は、ドルゲ魔人の一人「ミイラルゲ」です。

こんなのが画面に出てきたら…小さい子供さんには刺激が強すぎますね。

これでもまだ可愛い方です。興味のある方は、「ノウゲルゲ」「ヒャクメルゲ」で画像検索してみて下さい。

見る人によっては、かなりキツイ画像が出てきます。ご注意を。

 

 

(3)都市伝説「ドルゲ君事件」

『バロム・1』で最も有名な話は、恐らくコレなのでは?…というくらい、未だに語り継がれる話です。

原作ではなく、実写版『超人バロム・1』に関する、都市伝説の話。その内容は、以下の通り。

 

 

・『バロム・1』シリーズの悪役は「ドルゲ」。当時の日本人で、こんな名前の人はいない。しかし、日本在住の外国人に「ドルゲ」という名の子供がいた。

・このドルゲ君、日本在住のドイツ人少年。名前のせいで、いじめを受けた。

・その事を知ったドルゲ君の親が、『超人バロム・1』製作サイドに状況を伝えた。話を聞いた製作サイドは、映像にテロップ(字幕)を入れた。

・それが、「この物語は架空のもので、実際の人物や団体とは関係ありません」という字幕。未だにアチコチで見るもの。その元祖が、『超人バロム・1』である。

 

 

この話は、未だに各方面で語られています。しかし、真偽の程が定かでは無い。それゆえ、都市伝説化しています。

 

当時の朝日新聞に、「ドルゲ君」の特集記事が載ったという話があり、ネット上に画像もあります。が、個人のブログやツイッターのレベルで止まっており、信頼度があまり高くありません。

タレントの「伊集院光」氏も、この都市伝説について語っており、「テレビの企画で、ドルゲ君を探そうとしたが、そんな人は存在しなかった」という話を披露されています。

ドルゲ君のシチュエーションも千差万別。居住地が「神戸」や「八王子」等々、バラバラです。ドルゲ君の親の職業も、「音楽教師」だったり「医者」だったり。

何が本当か、分かりません。

 

また、「架空のものです」というテロップは、『超人バロム・1』が元祖じゃない…という意見もあります。

『超人バロム・1』が放送されたのは1972年。それより前の1964年に放送された実写ドラマ『第7の男』で、既に同様のテロップが使われている…という見解。

www.fami-geki.com(2019/5/4 閲覧)

このドラマのDVDでも手に入れば確認できるのですが、Googleで探せないというレアモノ。映像ソフトとして出ているのかどうかも分かりません。

 

真実は、藪の中。

 

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上記の様に、様々な面を持つ作品『バロム・1』シリーズ。

ダウンタウン・松本氏と同じ年代(1960年代生まれ、現在50代)の方なら、ど真ん中ストライクで見ていた作品でしょう。

今見れば、何とも懐かしい気分になれる事請け合い。

 

1960年代生まれでは無い方にとっても、この作品のインパクトは強烈。現代では味わえない感覚を得られるかもしれません。

 

興味の湧いた方は、ぜひ手にとってみて下さい。

 

(※豆情報 実写版の方に、『ルパン三世』シリーズの次元大介役でお馴染み、声優の「小林清志(こばやし きよし)」氏が出演されています。声の出演ではなく、俳優として。主人公の少年・猛の父親役で、レギュラー出演されてます)

 

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