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いい感じで、邪悪

本日は、とある歴史漫画の紹介を。

歴史漫画…とは言っても、かなりファンタジー要素の強い作品ですが。

 

その題名はドリフターズです。

 

(著: 平野耕太 少年画報社

 

2019年4月28日現在、コミックスは6巻まで発行されています。

 

先程、「歴史漫画」と書きましたが、厳密に言えば「歴史を基にしたファンタジー作品」とでも申しましょうか。

歴史上の人物が多数出演しますが、物語の舞台は「異世界」になります。

 

ファンをして「スーパー偉人大戦」と呼ばれる事もあります。

有名ゲーム「スーパーロボット大戦」になぞらえた呼称ですね。

 

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この作品の冒頭部分を、ザックリ説明すると…

 

・時は西暦1600年。場所は関ヶ原。天下分け目の合戦は、東軍・徳川勢力の勝利で終わろうとしていた。

 

・西軍に参加した薩摩の武将島津豊久(しまづ とよひさ)」は、島津軍撤退の時間稼ぎの為、徳川勢の前に立ちふさがる。

相手は、徳川方最強の誉れ高い「井伊直政(いい なおまさ)」の軍。相手にとって不足なし。

 

・単騎で井伊軍と激突し、直政に銃弾を打ち込む豊久。急所は外れたが、鬼神の如き豊久の勢いに押され、井伊軍は一時退却する。

しかし、豊久も瀕死の重傷を負ってしまった。「ふざけるなよ直政! 首おいてけ!」血を流して叫ぶ豊久の前から、必死で逃げる井伊軍。

 

・意識が朦朧とする中、豊久は戦場を彷徨っていた。すると、自分がいつの間にか奇妙な所に入り込んでいる事に気付いた。

果ての見えない長い廊下に、無数の扉がある真っ白な空間。廊下の真ん中には机が置かれ、一人の男が座って新聞を読んでいた。

机の上には魔法瓶とコーヒーカップ。順番待ちの整理券発行機や、「昼休み中です」と書かれた札まで…。まるで「現代の役所窓口」の様な風景。

そんなものを見た事が無い豊久は、呆然としてしまう。

 

豊久は、目の前の男に問いかける。「ここはどこだ?」「お前は誰だ?」

男は問いかけに反応せず、手元にある書類を眺め、ペンで書類に何かを書き込んだ。

その瞬間、無数にあった扉の一つが開いた。豊久は、その中に吸い込まれる。

 

・吸い込まれた先にあったのは、見慣れない草原であった。血を流しすぎて動けなくなった豊久。そこに現地の住民らしき2人が通りかかった。

その姿は、明らかに日本人とは違った。小柄で耳が尖がっており、豊久には分からない異国の言葉を話している。

「人ではないな。鬼か?…とすれば、ここは地獄か」そう言った後、豊久は意識を失った。

 

・どれぐらい気を失っていたのであろうか? 草原で意識を失った豊久が目覚めた時、自分が別の場所にいる事に気付いた。どうやら、石造りの建物の中にいる様子だ。

よく見ると、傷口が縫われ、血が拭かれ、布が巻いてある。

 

・目覚めた豊久に向かって、誰かが声をかけた。「目覚めたか。頑丈なやつだ。しかし手当てしたばかりだから、あまり動くと死ぬぞ」

豊久の前には、火縄銃を持った男が。見た目は中年で、長髪の隻眼。豊久の知らない顔だ。豊久は傍にあった刀を抜き、男に刃先を向けて問いかける。「お前は誰だ?」

男は答える。織田信長だ」

 

・驚く豊久。「嘘つけ。信長公は18年前に本能寺で死んだ。お前は偽者だ。ひょっとして、地獄の鬼が化けてるのか?」

信長と名乗る男に、刀で斬りかかる豊久。それを避ける男。その二人に向かって矢が飛んできて、壁に突き刺さる。

 

・そこには、弓を持った若者が。その者は言う「争いは止めさなれ。たかが10年やそこらの話で揉めて、争うのは馬鹿馬鹿しい」

刀を止めた豊久が、若者に向かって言う。「あんたは何者だ?」

若者は答える。「私の名は、那須与一(なすの よいち)でございます」

 

・さらに混乱する豊久那須与一といえば、豊久の時代から400年前の人物。弓の名手であり、屋島で扇を射抜いた逸話が有名な人物。

18年前に死んだ人物と、400年前の人物が目の前にいる? 納得のいかない豊久。

 

しかし、この奇妙な出会いは、これから始まる大戦の入り口に過ぎないのであった。

 

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当記事の冒頭で、「ドリフターズは、スーパー偉人大戦と呼ばれている」と述べましたが…。

物語のスタート時から、信長と与一が出てきましたね。

しかし、これは序の口。様々な時代・地域の有名人が、次々に出てきます。古代ローマの武人から、第二次世界大戦の将校まで。

その登場人物達が、敵と味方に分かれて、激しい死闘を繰り広げます。

 

その中でも、強烈な魅力を放つキャラは、やはり織田信長です。

 

(著: 平野耕太 少年画報社

 

ドリフターズ』以外にも、信長が出演する作品は数多くあります。が、信長の人物像が「実は優しい」とか「それほど短気ではない」など、ソフトな雰囲気で描かれる事が多い。

しかし『ドリフターズ』では、「適度に邪悪な信長」が活躍します。

 

物語の主人公は、島津豊久です。信長は、豊久をサポートする軍師のポジション。

その立場で考案する作戦が、なかなか情容赦無いものばかり。

他作品とは、一味も二味も違う「濃い信長」の姿を見る事ができます。

 

興味のある方は、是非読んでみて下さいませ。

 

 

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