makaran宝箱

時事ネタ・法律・エンタメなどなど、様々な話題を分かりやすく&面白く味付けしてお届け!

まさかの鳥兜

春です。草木が活発に活動を始める時期。

気候も温暖になり、外出し易くなる時期でもあります。

 

賑やかなテーマパークに出かけるのもよいですが、静かな山に行くのもオツなもの。特にこの時期は、美味しい山菜が採れます。タラの芽、山ウド、ゼンマイ…他多数。

ちょっとした運動がてら山菜を採り、家に持ち帰って料理する。春ならではの楽しみと言えます。

 

しかし、用心を欠かしてはいけません。毎年の様に「勘違いによる食中毒」が発生しています。「食べられる山菜だと思ったら、実は毒草でした」という笑えない話が多い。

今年も、そんな食中毒の話が出ています。

 

www.sankei.com(2019/4/20)

群馬県は20日、誤って有毒植物のイヌサフランを食べた渋川市の70代の夫婦が、食中毒で救急搬送されたと発表した。妻は軽症だが夫は意識不明の重体。

 

県によると、夫婦は17日に知人宅に自生していたイヌサフランギョウジャニンニクと思って自宅で炒め物にして食べたところ、同日の夕方ごろにおう吐、下痢、呼吸困難などを訴え、渋川市内の病院に救急搬送された。

https://www.sankei.com/life/news/190420/lif1904200040-n1.html 2019/4/20)

 

ギョウジャニンニク(行者葫)」は、別名「アイヌネギ」とも呼ばれる山菜。その名の通り、ニンニクに似た臭いを持つ野草で、葉や茎を食用にします。

 

この「ギョウジャニンニク」によく似た外見を持つ「イヌサフラン」という草があります。イヌサフランは猛毒。花が綺麗なので、園芸用に植えられる事がありますが、食用ではありません。

www.tokyo-eiken.go.jp(2019/4/21閲覧)

 

両者は、パッと見た程度では間違えそうな外見。慣れない方が見れば尚更。臭いで判別可能とのことですが…。不安な方は、野生種に手を出さない方が賢明でしょう。

 

--------------------

 

「山菜と毒草を間違えて食べた」という話は、ギョウジャニンニクに限った事ではありません。他にも沢山。

特に目立つのは、「ニラ」と「スイセン」の間違いでしょうか。これも毎年の様に聞く話です。

 

f:id:tenamaka26:20190421102349j:plain

http://www.ashinari.com/2015/02/02-392468.php

www.sankei.com(2019/4/20)

 

スイセンは、あちこちで見る花。特に珍しい草ではありません。ただ、あくまで園芸用であり、食用ではありません。食中毒を起こす毒草として有名。

見た目がニラに似ているので、間違える人がとても多い。

厄介なのは、「家庭菜園で、ニラとスイセンを至近に植えてしまい、収穫時に間違えた」という例もあること。無用心ですね…怖い。

 

 

こういう「毒草の誤認による食中毒」は、これだけネットが発達した現代においても、無くなっていません。

その為、各関係機関が常に警告を発しています。国の機関である「厚生労働省」も、そのひとつ。

 

www.mhlw.go.jp厚生労働省HP 2019/4/21閲覧)

 

上記リンク先データによれば、2008~2017年に発生した食中毒事例は188件、中毒患者818人、死者10人。

中には、あの超有名毒草「トリカブト(鳥兜)」を食べた事例もあります。死者3名。恐ろしい。

 

f:id:tenamaka26:20190421152740j:plain

 

間違って毒草を食べない様にするには、「確信が持てない事はやらない」が大前提。

「明らかに食用の山菜である」と断言できるもの以外は、採取しない方が無難。売ったり、他人にあげたりするのはもっとダメ。

一番いいのは、プロが採取したものを買う事です。素人が採取するものに比べて、遥かに安全。

 

「山菜を使った美味しい食事」のはずが、「悲惨な事故を引き起こす毒食」になっては目も当てられません。油断大敵。気をつけましょう。

 

 

--------------------

 

【参考書籍】『毒草・薬草事典 命にかかわる毒草から和漢・西洋薬、園芸植物として使われているものまで』

(著: 船山信次 サイエンス・アイ新書)

↓↓↓↓↓書店リンク↓↓↓↓↓

【ebook-japan】(試し読みアリ)

【NTTぷらら/光テレビブック】

【漫画全巻ドットコム】

【e-hon】

【TSUTAYAオンライン】

【総合書店 honto】