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冨樫作品の真骨頂「ダークギャグ」

有名漫画家「冨樫義博(とがし よしひろ)」氏。名前を聞いた事のある方、多いと思います。

過去には『幽☆遊☆白書(ゆうゆうはくしょ)』という大人気作品を執筆。現在は、「週刊少年ジャンプ」誌上にて、『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』を不定期連載中。

 

冨樫氏は「休みが多い作家」として知られており、連載再開や休載情報がネットニュースになるほどの方。

しかし、氏の作品は大人気であり、「連載が再開された時は、雑誌の売り上げが増加する」と言われるほど。

natalie.mu(2018年11月26日)

 

そんな冨樫氏の有名作品で、ちょっと毛色の違うものをご紹介します。

題名はレベルEです。

 

(著:冨樫義博 集英社

 

この作品は、『幽遊白書』が終わり、『HUNTER×HUNTER』の連載が始まるまでの間、1995年~1997年に連載されていた作品です。

連載当初から毎週連載を想定しておらず、月イチ程度の頻度で発表されていた作品。その為、連載期間は長いのですが、コミックスの分量は少なめ。ジャンプ・コミックスで全3巻、文庫版だと全2巻になります。

 

作品の分量は少ないのですが、世界観が独特であり、根強い人気を持つ作品。

 

その勢いは、年月を経ても衰えることがありません。連載終了から10年以上経ってアニメ化の話が出るという、異質の魅力を備えた作品です。

 

テレビ東京・あにてれ レベルE

www.nicovideo.jp

 

レベルEは、有名オカルトドラマ世にも奇妙な物語と似た所のある作品。

ただ、『世にも奇妙』に比べれば、ギャグ要素が強くなっています。主には「ブラックジョーク」に属するもので、少年誌連載作品には珍しい内容。

 

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レベルEは、話によって主人公が違います。高校球児だったり、小学生だったり。

その中心に位置する「影の主人公」と言うべき重要人物がいます。それが「ドグラ星の王子」です。

いきなり「ドグラ星」という星の名前が出てきましたが…。『レベルE』を読んだ事の無い方向けに、作品の設定を説明すると、以下の様なものになります。

 

・主な舞台は、連載当時(1990年代後半)の日本。

・『レベルE』世界では、多種多様な宇宙人が交流し、国連の様な会議まで設けられている。その反面、異星人による犯罪も根絶しておらず、完全な平和世界とは言い難い。

・地球にも、多くの異星人が住み着いている。だが、殆どの地球人は、その事に気付いていない。

・そんな折、日本の山形県に、ひとりの宇宙人がやって来る。見た目は地球人と何ら変わらないのだが、「強靭な肉体」「自己治癒能力」「高度な知能と文明」などを持つ異星人。しかし、この異星人の最も恐ろしい点は、「性格の悪さ」だった…。

 

日本の山形県にやってきた宇宙人。この人物こそが、レベルE世界を影で操る黒幕「ドグラ星の王子」です。本名は「バカ=キ=エル・ドグラ」で、通称「バカ王子」。

 

このバカ王子、その名に負けない厄介な人物で、

「頭の良さは宇宙一。しかし、性格の悪さも宇宙一」

「その頭脳を使って、”民衆の支持率を下げない嫌がらせ”を考えることが趣味」

こう評される要注意人物です。

 

王子の警護班から、「ドグラ星の王夫婦は、とても良い人。なぜこの様な悪魔(王子)が生まれてきたかと思うと、残念でならない」と言われる変人。

しかし、「宇宙一の頭脳を持つ」という事は間違いなく、難しい星間会議のまとめ役ができる、最重要キャラでもあります。

重要人物であるが故に、悪さをしても排除されないのですが…。

 

主に行う悪行は、「綿密な調査・緻密なプラン作成による、精神的な嫌がらせ」。

笑い声が「ケケケケケ」です。

ゲームをやれば、迷う事無く「勇者より魔王を選ぶ」という人物。

他キャラで例えると、パタリロに近いですね。「嫌がらせ」と言うよりは「おちょくり」。

 

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レベルE』は、ストーリー性のあるギャグ漫画です。

しかし、腹を抱えて笑う類の漫画ではありません。ブラック要素強めで、「ニヤリ」としてしまう場面が多数。

 

恐らく、こういうダークな作風が「冨樫氏の好み」なのでしょう。

先述の『幽遊白書』や『HUNTER×HUNTER』でも、そういうダークキャラが出演していますし。

例えば、『幽遊白書』の人気キャラ、「蔵馬(くらま)」や「飛影(ひえい)」「戸愚呂(とぐろ)」等もダークサイドのある人物。

HUNTER×HUNTER』では、「キルア」「ゾルディック家」「流星街(りゅうせいがい)の住民」等が、ダーク要素を持つキャラです。

闇を持つキャラを、魅力的に描く冨樫氏。それが冨樫作品の特徴。

 

 

なお、筆者が好きなエピソードは、最初期の「人喰い宇宙人」の話です。コミックス1巻に収録されています。

救いの無いダークストーリーかと思ったら、意外なオチが…。

 

 

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