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「伏線回収の見本」といえる名作(2)スピンオフの可能性は∞

うしおととら』の紹介記事、第二弾です。

前回記事はこちら

tenamaka26.hatenablog.com

 

前回は、冒頭部分の紹介で終わってしまいました。『うしおととら』に馴染みの無い、初心者向け記事になっています。

今回は、『うしおととら』を読んだ事のある方・経験者向けの記事になります。『うしおととら』の魅力について、やや深く語っていきます。

 

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ここで、ちょっとひとこと。

 

当記事の様な「小説やマンガの紹介」で、中級者向けの内容を書くとなると、少なからずネタバレ要素に気を遣います。

「話の内容が分かってしまった。読む気がしない」と思われるのは…本意ではありません。場合によっては、作者や出版社から怒られるかも。記事を書く側としては、ビビリながら書きます。

 

特に『うしおととら』は、「伏線の使い方が上手い」との呼び声が高い作品。

作中で描かれる設定、登場キャラクター、重要アイテム…等々。それらの多くが絶妙に絡み合い、物語の結末へと繋がっていきます。

中には、エキストラ的な扱いを受けるキャラもいますが、「ほんのチョイ役でしょ」と思われたキャラが、後に「絶妙のタイミング」で再登場する事だらけ。良い意味で先が読めません。

そんな作品について語る時は、いつもの数倍ビビリながら書きます。名作であればあるほど、ビビリ度が上昇します。

作品の魅力を損なわないように、なおかつ魅力を伝えるように記事を書く。難しいですが、楽しい。自分の言葉で、素晴しい作品を紹介できる…というのは、モノカキの醍醐味でもあります。

 

そういった考えを踏まえて、作品の興醒めになりそうな記述は避けたつもりです。が、人によってはネタバレになる内容かも?

「ネタバレは嫌だ」と思わない方のみ、続きをお楽しみ下さい。

 

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さて、本題に。

 

うしおととら』に登場する多くのキャラが、結末への伏線になっている…という事は、先に述べた通りです。

これは、言葉を換えれば「どのキャラも魅力的」。つまり「スピンオフ作品が出せるキャラばかり」ということ。

ひとつの作品に、これだけの魅力を詰め込むとは…何とも贅沢。

 

 主人公の蒼月潮(あおつき うしお)と、相棒の大妖怪とらの魅力は、最早言うまでもありません。

そこに加え、「本編のレギュラーキャラではないのだが、別の連載作品で主役ができそうな魅力を持つキャラ」が何人もいます。筆者の独断と偏見で列挙すると…

 

・鏢(ひょう)

・日崎御角(ひざき みかど)

・秋葉流(あきば ながれ)

・引狭霧雄(いなさ きりお)

・凶羅(きょうら)

・HAMMR(ハマー)の面々

・厚沢恭治(あつざわ きょうじ)

・設楽水乃緒(しだら みのお)

・東の長

・かがり

・垂(しずり)

 

 …他にもたくさん存在しますが、ザッと挙げただけでも、この数。

外伝的作品で、主役を張ったキャラも混じっています。

 

この中で、筆者イチオシのキャラは、やはり「鏢(ひょう)」です。

 

(著:藤田和日郎 小学館

 

鏢は、既にスピンオフ作品の主役として描かれています。本編でも「潮やとらが出ない外伝的場面」では、頻繁に主役扱いされる重要キャラ。

彼は、中国出身の人間。職業は「符咒士(ふじゅし)」と呼ばれる術者で、妖怪退治を生業としています。登場人物の中で最高レベルの戦闘能力を持ち、とらを圧倒した事もある実力者。

その強さの背景には、深い悲しみと怒りがあります。「こういう境遇なら、そりゃあ反動で強くなるよ」と納得してしまうレベルです。

 

この方、物語の最後まで自分の考え・哲学を貫き通し、決して信念を曲げなかったツワモノです。

作者の「藤田和日郎(ふじた かずひろ)」先生をして、「鏢を裏切れなかった」「鏢を描ききれて良かった」と言わしめるキャラ。

 

読者によっては、主人公以上に好きなキャラかもしれません。

  

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著名な作家さんが、自分の有名作品を語る時に、よく使う言葉があります。

 

「私は、このキャラを思いついて作ったのではなく、出会うべくして出会ってしまったんだ…と思います」

「この作品は良くなる!と確信する瞬間があります。それは、キャラが勝手に動き出した時です。作者である私が悩まなくても、キャラがひとりでに動き・話し出す事があります。そういう時に、”キャラに出会ったんだ”と感じます」

 

鏢も、そんな印象を受けるキャラです。

先述した藤田先生の言葉「鏢を裏切れなかった」

最早キャラではなく、古い友人として見ていらっしゃる感じがします。

 

そんな鏢ですら、『うしおととら』では準主役。脇役のひとりであり、物語を盛り上げる伏線の一部です。

脇がこのレベルですから、物語全体で見たら…どれだけ凄いのか?

もう、「ぜひ読んでください」としか言えません。他に思いつく言葉が無い。それくらい素晴しい作品です。

 

鏢がどういう結末を迎えるのか、気になりませんか?

 

 

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