makaran宝箱

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闇は、光を怖がる

「人手不足」とか「戦後最長の景気回復」とか、いろいろ言われてますが…。

それでも無くならないのが「ブラック企業」。

ブラックの定義はいろいろですが、「労基法などの法律違反をやった」という所は、間違いなくブラック認定されてしまうでしょうね。

 

そのブラック企業に対し、強烈なカウンターパンチを食らわせるサイトがあります。

ブラック企業マップ」というサイトです。

 

blackcorpmap.com

 

試しに、アクセスしてみました。

日本地図の上に、無数のドクロマークが…。

このドクロマーク、一種のピン(目印)です。

ブラック企業の所在地に、目印がつけてあるのです。

 

この「ブラック企業マップ」におけるブラック企業の根拠とは、厚生労働省が発表している、”労働基準関係法令違反に係る公表事案”に掲載されたかどうか」

要は、厚生労働省が、法律違反していると認めた企業・組織」を、地図の上に表示しているだけ…のこと。

(参考:労働基準関係法令違反に係る公表事案 https://www.mhlw.go.jp/content/000475438.pdf

 

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厚労省が出したデータを、地図化しているだけ」と書きましたが…。

それだけの事でも、威力は抜群です。

 

厚労省が出すデータは、企業名・住所・違反内容などの一覧表だけ。直感的に分かりにくいのは否めません。

そのデータを地図化する事で、簡単に把握できます。劇的に分かりやすくなるのです。

 

このサイトは、特に「就職活動をやっている方」にとって、かなり重宝する情報源になりますね。

 

ブラック企業の被害を避けるには、「入社しない事」が最も効果的。

多くのブラック企業は、年がら年中、求人を出してます。「職場環境の酷さ」や「仕事内容のキツさ」を理由に、退職者が続出するからです。

慢性的に人手不足なので、新入社員を入れないと組織維持が出来ません。

 

ブラック企業は、しょっちゅう求人広告を出しています。

その内容が、不自然なレベルで素晴らしい。(あくまで見た目だけ)

豪華なデザイン。美しいキャッチフレーズ、先輩社員の絶賛コメント…等が盛りだくさん。

 

しかし、「ブラック企業マップ」のドクロマークを見た途端、目が覚めます。

「あ、アテにならない情報だな。広告に騙されてはダメだ」と。

 

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ブラック企業の情報を、簡単に共有・拡散できるとなれば、ブラック企業への就職希望者が減ります。

人が減ると、組織を維持できなくなります。

 

そもそも、ブラック企業は「人がしょっちゅう入れ替わる事を前提に、ビジネスモデルを構築している」といった場合が多い。そこに人が入らないとなれば、商売そのものが危うくなります。

 

その事態を避けるために、ブラック企業は何を考えるのか?

ブラック思考にドップリ漬かった人なら、「ウチをブラック呼ばわりしている情報源を探して、潰せばいいじゃないか」となるでしょう。

しかし、ブラック企業マップ」の元ネタは、厚生労働省の発表です。そこにケチをつけるとなれば、膨大なコストがかかります。

冤罪となれば話は変わりますが、明確な証拠でも出さない限り、厚労省はおろか世論も同情してくれないでしょう。

よって、厚労省の判断そのものにケチをつけるのは、かなり難しい。

 

そうなれば、「店を畳む」か「ブラックを止める」かのどちらにするか、選択を迫られる方向に行きますね。

ブラックが減れば、不条理で泣く人も減ります。良い事です。

 

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ブラック企業の情報を、直感的に理解できる形にする事で、被害を減らす」

そんな可能性を持つサイト「ブラック企業マップ」ですが…。

本日付の記事で、「製作者の方へのインタビュー」が出ていました。

 

www.bengo4.com

人間を社畜扱いするブラック企業なんて、この世からなくなればいいと思いますよ。経営者に「ネットで晒されるかもしれない」という危機感をもってもらい、少しでもブラック企業に対する抑止力になればいいと思って、このサイトを作りました。

 

サイト製作者の方も、ブラック企業に関わってしまい、嫌な思いをしたそうです。

その経験が、原動力となっている様子。

 

作者さんが言うに、厚労省のリストは、まだまだ”氷山の一角”という感じ」とのこと。

私も、そう思います。

炎上騒ぎが起こり、大手マスコミが特集を組む様な「ブラック企業としか思えない組織」でも、厚労省のリストに入っていない事はザラ。

表に出てこない話になれば、更に増えるでしょうね。

 

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ブラック企業の根底にあるものは、「無茶を言っても、どうせ表に出る事はない…という慢心」でしょう。

それが”幻想”であると思い知らせる為には、「ブラック企業マップ」みたいなサイトが効果的です。

 

「無茶を言えば、外にバレる」

「命令を出す前に、無茶かどうか考える必要がある」

こういう思考回路が当たり前になれば、不幸な働き方を強いられにくくなるでしょう。

 

弱い者に無理を言うのは、人の心の闇が原因。

闇に光を当てれば、闇は逃げます。