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【ネット炎上の話】クビで済めば、まだ軽症

「バカッター」なる言葉が世に生まれて幾星霜。いつまで経っても絶滅しない。

 

ご存じない方の為に説明すると…

「バカッター」とは、「馬鹿」と「ツイッター」を合成した造語。

ツイッター等の各種SNSや、YouTube等の動画投稿サイトに、非常識・不適切な行為の告白文を掲載したり、不適切行為の様子を撮影・投稿して世間を騒がせる事を意味します。

場合によっては、犯罪の証拠レベルの物が投稿され、それが元で本当に逮捕される事例も数多あり。

 

この造語、出てきたのは何時からだろう?…と考えてみると、覚えているのは

「某飲食チェーンの厨房で、メガ盛りに対抗して”テラ盛り”やってみたとして、汚い盛り付けの料理作成動画をネットに投稿し、問題になった」

というあたりですかね。2007年の出来事です。もう10年以上前ですか。

ちょうど、スマホが世に出た時期と重なります。どこでも撮影・投稿できる気軽さが、常識のハードルを下げ、変な自己顕示欲を後押しするんでしょう。

 

「自分は、こんな事が出来るぞぉ! ドヤァ!」という感じ?

黒歴史確定だと思うんですが…。

 

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その「バカッター」ですが、今日も新規でひとつ加わった様子です。

www.sanspo.com

 

内容を簡単に説明すると…

 

・2019年1月21日近辺の話。

・牛丼チェーン店「すき家」の関東地方店舗で、営業時間内に、アルバイト店員が「店内で氷を投げる」「調理器具を股間に当てる」といったオフザケ動画を撮影した。

・その動画を、有名SNSInstagram(インスタグラム)」に投稿。

・インスタには、「投稿から24時間経過すれば、自動的に閲覧不可になる」という機能がある。オフザケ動画の投稿者は、その仕組みを使っていた。証拠は残らないと思っていたのだろう。

・しかし、問題の動画は、(恐らく)投稿を見た他ユーザーの手で「インスタから消える前に、ツイッターに転載されて拡散」という流れに。

・もちろん、大炎上。

・「すき家」を運営する株式会社ゼンショーホールディングスは、公式サイトで謝罪。やらかした従業員は既に特定済みで、関与した者は社内規定で処分するとのこと。

 

こんな感じです。

 

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動画には、音声や字幕も入ってましたが、「くびかくご」つまり「解雇上等」という文言がチラホラ。

まあ、それくらいの覚悟が無いと、オフザケ動画を投稿するなんて…不可能ですわね。

 

が、投稿者は「クビで済めば、まだ軽い方だ」という事を分かってない感じです。

辞めりゃ済む話じゃありません。場合によっては、巨額の借金を背負う羽目になるかも。

 

要は、「会社(ゼンショー)から、損害賠償を請求されるかも知れない」という話なんです。

 

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 アルバイトであろうと正社員であろうと、「組織の命令で働く労働者」です。

ミスをせず、組織の命令にシッカリ従い、結果として損害が出ても、それは「そもそも命令が変なんでしょ?」という事になります。

命じられた行動をしている従業員に、命令した会社が「賠償金を払え」とか言っても、ただただ酷なだけ。それは「トカゲのシッポ切り」と言われるヤツです。

 

しかし、命令に従わず・勝手な行動をし・その結果損害が出たならば、やらかした従業員が責任を問われる可能性アリ。(もちろん、詳しい調査は必要です。会社の言う事を鵜呑みには出来ないので)

 

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今回の話が、「従業員に非がある」「会社は悪くない」となれば、結構な額の賠償を求められるでしょう。

股間に当てた調理器具は不潔で使えないから、新品の代金を払え」で済めば御の字。

普通は、「動画の火消しに費やされた費用」は、請求されるのでは?…と思います。この問題で残業する羽目になった広報の人件費とか、謝罪文を作成し配布するコストとか、そういうヤツです。

「あの不適切行為が無ければ、発生しなかったであろう費用」は、請求されちゃうでしょうね。

 

最悪の場合、「事件の前後で明らかに売り上げが減少し、それが動画投稿によるものだと認定された場合、得られるハズだった売り上げを請求される」という事もあり得る。

当該店舗は勿論、同じ看板を掲げた他チェーン店にも飛び火した場合、トンデモなレベルの額になるかも。

(ただ、因果関係が認められないと請求は難しいから、実際のハードルは高い)

 

払う・払わないで揉めた場合は、裁判に移行するでしょうけど、私の知りうる範囲では、従業員側がメチャメチャ不利。

「強盗に脅迫されてやった」「上司に命令された」とかいう証拠でも出ないと、話の流れは変わらないでしょう。

 

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「仲間内のオフザケ」のつもりが、組織を巻き込んだ大騒動になる。

誰でも情報を拡散できるネット社会では、最も用心しなければならない話です。

 

誰が見てるか分からない所に、誰が見ても怒られる物を出せばどうなるか?

「無事では済まない」と思った方がいいでしょう。最悪の場合、人生を棒に振ります。

油断すれば、いつでも・どこでも・誰にでも起きる話。

怖いですね…。

 

 

---------------(記事了)---------------

 


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