WELQ騒動の記憶を語るコラムの、5回目になります。
前回までは、私なりに騒動の流れをまとめてみました。
今回は、あの騒動に巻き込まれた、私自身の話をします。
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とはいっても、直接巻き込まれたワケじゃありません。
WELQに記事を出した事もありませんし、騒動が起こるまでWELQの存在を知らなかった…というイイカゲンさ。
しかし、WELQ騒動は、ネット史どころかメディア史に刻み込まれるレベルの大騒動・大炎上です。何らかの形で「もの書き」をやっていれば、否応なしに影響を受けるでしょう。
私は、そんな大勢の中の一人でした。
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当時の私はWELQとは違うサイトで、記事を書いていました。
連載・単発を含め、全部で5つ程度のサイトにお世話になっていたでしょうか。
依頼されて書く場合もあり、こちらから提案する事もあり、採用試験を通って長期契約で連載する時期もあり…形態は様々でした。
編集部の方針も、サイトにより様々。厳しい突っ込みをする所もあれば、優しくアドバイスしてくれる所もあり。
どの編集にも共通するのは、書き手を応援してくれた事です。沢山の助言を頂いたり、役立つツールを提供してくれました。
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で、「そこそこ軌道にのってきたかな~?」と思った時期に、WELQ騒動が浮上。私が所属するサイトも、念の為にチェック作業に入りました。
私は、パクリやデタラメが嫌いだったので、怪しい記事は皆無。他記事から引用を行う時には、著作権法をシッカリ守って引用。
WELQ騒動は「全くの他人事」として捉えていたのですが…。
お世話になっていたサイトの中に、WELQほどでは無いにしろ、疑いのある記事を書いていた方が混じっていて騒ぎに。
「即日サイト閉鎖」なんて事にはなりませんでしたが、記事の審査が相当厳しくなり、サイト掲載までの時間が長くなりました。
記事の内容チェックは非常に重要ですが、そこに気を取られすぎると、サイトの更新頻度が鈍くなります。更新が減れば、「目新しい記事が無い」となって、読者も減ります。サイトが弱るスパイラルです。
その結果、他メディアと合併することに。新サイトは、私の興味をそそる内容からは離れてしまい、同時に契約期間も切れ、そこでの連載は終了。
間の悪いことに、「上記サイトとは別のサイトに掲載された私の記事が、全部丸パクリされる」という事件も発生。
当該サイト(私の記事を掲載していたサイト。パクラれた側)を管理する編集部に報告しましたが、どうも対応がハッキリしない。その流れで、編集とは疎遠に。
そんな事を繰り返しているうちに、「ちょっと面倒だな」となり、長期休暇に入ってしまいました。
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ただ、書く事を止めたワケではなかったので、ツイッターの活動は細々と継続。これは、現在も続いています。
また、「時期が来たら書こう」と思い続け、ふと心の中に浮かんだネタを、ネタ帳に貯め込む作業も続けてました。
で、「そろそろ時期が来たかな?」と思い始めたので、手始めに当ブログから…ということで。
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かつて連載されていた、私の記事を読んでくださった方。また読んで頂いてありがとうございます。懲りずに書いてますので、これからも宜しくお願いします。
当ブログで、始めて私を知った方。これも何かの縁。何卒、宜しくお願いします。
ツイッターで絡んで下さっている方。ツイッターの短文では収まりきらないボリュームのある記事をお届けしようと思っていますので、どうか宜しくお願いします。
--------------(記事了)--------------
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